学ぶ人を決める大切さ

「学ぶ人を決める」ことが、自分の成長にとってどれほど重要かを強く実感したのは、マッキンゼーで働いていた時期でした。
当時、業界トップクラスのクライアントと向き合いながら、周りには自分よりも遥かに優れた同僚がいました。最初は、自分のやり方を貫こうとしていたのですが、結果が伴わないことも多く、次第に自信を失いかけていました。そんな時、尊敬する先輩の姿勢やアプローチに目を向け、「この人から学びたい」と決意したことが、私にとっての大きな転機でした。

その先輩は、単に仕事ができるだけではなく、チームを引っ張り、クライアントとの信頼関係を築く力にも長けていました。
私はその人の働き方を観察し、アドバイスを求めるようになりました。自分のプライドを捨て、先輩のやり方を徹底的に真似ることで、次第に自分のスキルも磨かれ、プロジェクトで結果を出せるようになったのです。
この経験から、「学ぶべき人を決めて、その人から徹底的に学ぶこと」が成長の近道であると確信しました。

独立後に自分の事業を始める時も「学び続ける姿勢」が大事ということが気付きでした。独立した後こそ、同じように起業家として成功している人や、私の弱点を補える専門家から学ぶことが重要だと感じました。
自分が学ぶべき人の価値観・捉え方・行動・基準を意識して取り入れるようにした結果、うまく行き始めました。

「誰から学ぶか」を決めることで、自分の成長が加速することは間違いありません。
私にとって、この選択は成功の大きな要因となりました。今後も、学びの機会を意識して広げ続けたいと思っています。