お年玉

1月と言えば、年一度の大きな行事“お正月”がありますね。今年辺りから年末年始に休むお店が増えましたが、それでも昔に比べたら日常に近く正月の雰囲気が薄れてしまっています。
そんな中で、今も昔から変わらないのが“お年玉”。私も、子供の頃親や親戚に貰うお年玉は本当に楽しみにしていました。カラフルな色使いのキャラクターなどが描かれたポチ袋の中には、三つ折りにはされた真新しいお札が。頂いたこれをどうしようか、考えるのが楽しい時間でした。


私の家では、ゲーム機では遊んではいけないや駄菓子を買い食いしてはいけないなどの、いわゆる家庭の教育方針っていうのは特にありませんでしたが唯一あったと思うのが自分のお金は自分で管理するということ。貰ったお金は、ずっと自分で持っていました。おもちゃのプラスチックケースに溜め込んでいくのです。今、思えば何て言う子供だと思いますが、当時は本当に楽しかった。

このような環境で育ったので、よく聞く「お母さんにお年玉預けさせられた」はたまた「取り上げられた」という話、大人になるまで言っている人のネタだと思っていました。

自分でお金を持っておける安心感か、無駄遣いはほとんどせずに貯めたお金で大きなものを買うという堅実な子供時代を過ごせましたね。大人になり、今でこそ自分で好きなように使うようになりましたが、習慣は残っているので倹約出来るときは全然出来ると思います。わたしが、親に感謝していることの一つです。

大好きなおもちゃや本を買ったり、私みたいに溜め込んだり。お正月の文化が薄れていく昨今ですが、子供たちの楽しみである“お年玉”は永遠に続いて欲しいなと思います。

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