【NUS授業紹介】Semester 1編
こんにちは、もちです!
前回の記事から時間がだいぶ空いてしまい、気が付けば新年を迎えてしまいました…。こんな感じでのんびりやっていますが、今年もどうぞよろしくお願いします<(._. )>
今回の記事は、私がSemester 1にとった授業についてです。NUSでの授業は実際どんな感じなのか、少しでも皆さんにお伝えできればと思います!
Gender and Islam
教授:Dr Alicia Izharuddin
授業形式:20人弱のセミナー(3時間/週・オープニングディスカッション→事前リーディングについてのレクチャー→ディスカッション)
事前リーディング量:15~25ページほどの学術論文や本の章2つ
成績評価基準:出席 (5%)、積極性 (15%)、Webページをつくるグループプロジェクト(30%)、毎週の事前課題リーディングについてのResponse paper *500 words max(25%)、個人クリエイティブプロジェクト(25%)
内容:イスラーム世界、特にマレー・ムスリム世界においてジェンダーと宗教の関わりについて。また、社会構築された性が権利と関係してどのように社会の中で扱われ、変化しづづけてきたかについて。
特に面白かったトピック:State authority and modern gender relations、LGBTQ, sexualities, and Islam
こんな人にオススメ:ジェンダー学や、マレー・イスラム社会に興味のある人
Japan and the Asia-Pacific Region
教授:Dr. Konrad Kalicki
授業形式:20人程のセミナー(3時間/週・授業に関係する最近のニュース→事前リーディングについてのプレゼン→教授の補足レクチャー、ディスカッション)
事前リーディング量:週によってバラつきがあるものの概ね15~25ページの学術論文2~3つ。それにニュース記事が数本が加わるときも。
成績評価基準:ごめんなさい。この授業の成績配分だけ控えれてなくて、配分はわからないです😭
授業参加・積極性、割り当てられた事前リーディングについてのプレゼン、任意の2週分の事前リーディングについてのエッセイ*1000 words max、期末テスト*open-book essay exam、旧フォード工場見学グループエッセイ
内容:アジア太平洋地域の国々と日本との外交関係について。特に、異なる理論や学術界の主張・視点から見た、戦後日本の外交関係に関係する様々なトピックについて。
特に面白かったトピック:IR theories and their application to Japan、"Cool Japan" as a soft power in the region?
こんな人にオススメ:日本の外交政策を海外の視点から勉強したい人
Singapore Society
教授:Dr. Suen Johan Bin Mohd Zain
授業形式:大講義式レクチャー(2時間/週・録画有)と20人程のチュートリアル(2時間/隔週)
事前リーディング量:週によってバラつきがあるものの、総じて毎回40ページ以上。多いときで80ページくらいの本まるまま一冊が含まれる。
成績評価基準:グループプレゼン(5%)、中間エッセイ *1250 words max(20%)、期末エッセイ *2000 words max (35%)、授業参加・積極性(20%)、チュートリアル参加・積極性(20%)
内容:現在シンガポールが抱える問題を社会学の視点から分析・議論する授業。
特に面白かったトピック:“Race”/Ethnicity and Multiracialism、Migration
こんな人にオススメ:社会学に興味がある人、シンガポール社会を理論的に批判分析したい人
Global Issues
教授:Dr. Josh Watkins
授業形式:オンラインライブ式レクチャー(2時間/週・録画有)と20人程のチュートリアル(2時間/隔週)
事前リーディング量:
成績評価基準:授業参加・積極性(25%)、テスト① *選択肢式(20%)、テスト② *選択肢&記述(短い作文)式(25%)、テスト③ *選択肢&記述1(短い作文)式(30%)
内容:国レベル以外のアクターにも注目した、地球全体に関わる経済・文化・社会・政治・環境問題について。
特に面白かったトピック:Economic Globalisation and its Implications
こんな人にオススメ:国境を跨いだ地球全体での問題に関心がある人
NUSでの成績
さて、授業の構成や内容はこんな感じなのですが、やっぱり気になるのは最終的な成績ですよね。留学プログラムによっては、母校への単位変換に一定以上の成績が求められることがあると思います。
では、ここで少し、NUSでの成績の付けられ方についてお話したいと思います。
NUSでの成績の付け方は基本的に「相対評価」です。
個々のエッセイやテストは絶対評価で成績をもらえますが、それらをまとめた成績に、クラスの成績分布が正規分布に近くなるよう傾斜がかけられて、最終的な成績が決まります。
つまり、「自分がクラスメイトと比べてどれだけ出来たか」が評価されるシステムです。
競争にストレスを感じるかもしれませんが、相対評価は超良い成績が取りづらい分、逆によっぽどのことがない限り、パスできないような成績が付くこともありません。
また、NUSでは生徒に開示できる成績は50%までとされています。
例えば、Gender and Islamの授業では、毎週提出のエッセイの評価(25%分)は教えてもらえるけれど、他のプロジェクトはコメントの評価のみ受け取ることができました。
ちなみに参考になるかわかりませんが、私の今学期の成績は、
1回テストで大いにコケたGlobal Issues以外は全てA-、そのGlobal IssuesもBと落単はしませんでした。正直勉強は忙しかったですが、それでもお出掛けしたり、週1で部活に出たり、月1で旅に出たりする余裕はありました。
レベル3のセミナータイプの授業2つとレベル1のレクチャータイプの授業2つで、最初の学期には丁度いい重さで単位変換に支障もない成績をいただけた感じです。
やってよかったと思うこと
先にお話ししたようにどうやって成績がつけられたのかが明確でない以上、これをやれば成績がとれる!なんてことは言えないのですが、個人的にこの学期を乗り越えるためにやって良かったな~と思うのは下の3つです。
真面目に事前リーディングを読み込みすぎない。
事前課題は真剣に読もうと思うと、いくら時間があっても足りないです。(現地生もプレゼンだったりそれについての詳しいエッセイをかかなきゃいけない限り、ちゃんと読まないって言ってました。)読んで軽く内容を理解する程度の気持ちで読んで、あとは検索力も駆使してトピックとキーワードを抑えることを意識していました。
日本からの交換留学生という視点を大切にする
当たり前かもしれませんが、今こうして留学生という身分でNUSの素晴らしい環境で学ばせてもらえているのは、NUS側が留学生を受け入れることによるメリットを見込んでいるからだと私は思います。だからこそ、授業内で発言するときや、エッセイを書くときに自分の日本での経験やNUSが私に期待している立場からの視点を大切にしていました。
授業内容を面白いと思う(思い込む)
履修する授業は自分の選択ではあるものの、どうしても興味の有無だけでは履修が出来なかったり、興味のある授業でもあまり興味のないトピックを扱うこともあります。それでも、授業に積極的に取り組むには面白いと思う気持ちが何よりも大事なんじゃないかと私は思います。興味が無くても自分で面白いポイントを探したり、分からな過ぎて面白くないなら教授やクラスメイトに質問や相談をして新しい視点を教えてもらったり。とにかく興味を持ちつつけることで授業へのモチベーションを保っていました。
まとめ
以上、私が第1学期目に受けたNUSの授業についてでした!ここまで読んでいただきありがとうございます。
少しでもこれからNUSの授業を取る方の参考になれば幸いです(❁´◡`❁)
半年後くらいに2学期目の授業についてもお話しできたらいいなと思っています。
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また、こんなことについて知りたい!という希望があれば、是非コメントで教えてください( •̀ ω •́ )