マタニティマークをつけてみて
様ごきげんよう、もちこです!
noteは呟きばかりで、とりとめのないことばかりを毎日投稿しておりました。
久しぶりに記事を書けそうな時間と、余裕が出来てきたので、ようやく書きたいことを書いていけそうです!
因みに記事にしたいことは、Xに忘備録でツリーにしています。
順次書いていきますので、良ければフォローしてお待ちください!
マタニティマークを貰った日
この日のことはよく覚えている。
悪阻が酷い中、母子手帳を貰いに区役所へ。
保健師さんから説明や指導を受け、初めてマタニティマークをもらった。
車に貼るタイプのものも入っていた。
正直、妊娠してから外に出ることも出来ないくらいの悪阻で、仕事くらいしか行ってなかった。
しかもしんどすぎて顔面蒼白。
でも、このマタニティのキーホルダーたちをもらって、本当に妊娠したんだなあと思った記憶がある。
電車や外でつけている人を見ていた側の人間が、つける側になった日。
不思議な感覚で、妊婦になった実感が湧いた日でもある。
マタニティマークをつけて公共機関に乗った日
初めてつけて外出したのは、電車に乗らなければ行けない日だった。
その時は、今年度も学校で働くつもりだったから、教職員出勤日に電車に乗った。
普通に気持ち悪くて、しんどかった。
人の匂いも、食べ物の匂いも、揺れも、全部気持ち悪かった。何もかもが受け付けない。
最初に乗った電車は座れたものの、乗り換えた先の電車で座れない。
それもたった2駅だからいいのだけど、とにかく揺れが気持ち悪い。
立って踏ん張ることも出来ずによろめいてしまった。
でも立ってられないこともない。
マタニティマークをつけてても譲られることはないし、別にそれがどうだという訳でもないけど、
体調が悪い時に座れないのはしんどいなあとしみじみ感じた。
因みに帰りは、座れないことの方がキツかったので、乗り換え分の2駅は歩いて帰った。
吐きながら歩いたけど、電車で立って吐いちゃいけないと思いながら耐えるより全然マシだった。
ショッピングモールでの出来事
切迫早産気味になったことで、8月以降は出来るだけ出歩かないようにしてた。
でも日常生活は送って大丈夫と言われていたので、普通に買い物には出ていた。
近くのショッピングモールは、土日非常に賑わい、駐車場を探すのも一苦労。
妊娠するまでは知らなかったけど、車椅子の方かに妊娠中の方が使えるスペースが完備されてた。
車にもマタニティマークを貼っていたので、近くの駐車場が見つからない時は停めていた。
車椅子や足の不自由な人もいるだろうから、最初は、使用することに気が引けたけれど、私も辛い時は使おうと、甘えた。
ある日、1人で車から降りた時に、1人の40代くらいの女性に声を掛けられた。
「何かお手伝いすることある?お腹大きいと大変なこと多いわよね~」
と。
その時は、これから買い物するところだったから特に何も無かったけれど、その心遣いが非常に身に染みた。
続けて重いものは持たないように、体冷やさないように、気をつけてね、と声をかけて頂いた。
その女性がどんな人生を歩んだのか分からないけど、優しい笑顔と言葉にその日家に帰ってから泣いた。
初めて電車で席を譲られた日
切迫早産気味も解除され、自宅から40分くらいのところにいる友人の家に遊びに行く時のこと。
久しぶりに電車に乗った。
地元の電車は空いていたが、都内に出ると混んでいた。
変な時間だから、少しくらい座れると思ったけど…都内は人が多いからそうもいかない。
端っこに立っていると、20代くらいの女性が
「どうぞ、座ってください」
と席を譲ってくれた。
産むまで気持ち悪さと悪阻があった人間としては、その申し出が有難かった。
出かけるのは自分だから多少の気持ち悪さも我慢できるけれど、そう言っていただけた気持ちが本当に嬉しかった。
ありがとうございます、とお礼を言うと、女性は隣の車両へ移っていった。
もしかして、私が降りる時にまたお礼を言わなきゃいけないような雰囲気にさせたくなかったのかな?とか色々考えた。
何であれ譲っていただいて本当に助かったし、こうやって譲って頂いたことは、次私が同じようにやろうと誓った。
妊娠後期はマタニティマーク有る無しに関わらず気遣いを感じた
8ヶ月すぎてくると、もうお腹がかなり目立ってくる。
普通にマタニティマークがなくても、妊娠してることがわかるし、周りからも妊娠してるんだな~って見られてると思った。(これは私が勝手に思ってるけど)
ショッピングモール内の椅子に座る時も、良かったら座ってくださいと言って頂いたり、店員さんからも不便なことがあれば声をかけてくださいねと言って頂いた。
極力マタニティマークは何かあった時のためにつけるようにしていたんだけど、バッグを変えるとつけ忘れたってこともまあまああった。
ただ、どこに行っても思うのは、マタニティマークがあろうとなかろうと、気づいてくれたり、心遣いができる人はいるってこと。
マタニティマークの意義と所感
そもそもマタニティマークは、妊娠初期から、妊娠してますよ!って周りに分かるようにするもの。
何かあった時に妊娠してるかしてないかで話が変わってくるし、席を譲ってくれる人もいるかもしれない。
(優先席は、妊娠時じゃなくても座っていいしね)
とにかく、マタニティマークは、「席を譲れ!」「配慮しろ!」ってマークではなくて、周知してもらう為のもの。
余談だけど、私、実は一回、電車で50代くらいの男性に、足をひっかけられたことがある。
故意ではなかったと思いたいが、座っていて足を前に出していた。
お腹で気が付かず、引っかかってしまった。
男性に睨まれたけど、睨みたいのはこっちの方だと正直思ったりもした。
マタニティマークを見て敵視する人もいる、と聞いて悲しい世の中だと思った。
だけど、マタニティマークをつけているから肩身が狭い思いをしては行けないと思うし、本来そういうものではない。
マタニティマークって使わない人、使う予定のない人には、馴染みがないから余計かもしれない。
なんでつけてるんだろう?って思う人もいる。
でも、そう思う人がへるためにも、母子ともに大切なマークだということをもっと周知していくしかない。
私自身、マタニティマークを通して、ヘルプマークや車椅子マークなど、改めて世の中には色々なマークがあることを認識したし、必要なものだと知った。
自分がその立場になってみないと分からないことも多くある。
妊娠しなかったら知らなかった感情もある。
今回マタニティマークをつける立場になったことで、1つの経験になった。
この記事を読んでくれた人が、同じように思ってもえるかは分からないけれど、
明日困ってるどなたかを助けられる人でありますように、と思うばかり。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
収束しない話ですが、マタニティマークをつけてみての経験と感想でした。
YouTubeでも妊娠を振り返ってシリーズやっているので、もし良ければお聞き頂けたら嬉しいです。
お読み頂きありがとうございました♡