自分の老後を考える~暇と、長生きと~
現在育休中。娘が起きているときは娘の相手をしたり、授乳をしたりしているが、娘が寝ているときやメリーで集中して遊んでいる時は、私は専業主婦状態。でも、毎日洗濯機を回しているわけではないし、掃除はロボット掃除機がやってくれているし、自炊はある程度まとめてやっている。1人目だからというのもあると思うけど、毎日家にいて、暇を持て余しているときもある。人生の夏休みという感じがある。
「人生の夏休み」というと、大学時代が思い浮かぶ。しかし、大学生の時は、バイトしたり研究室に行ったり、旅行に行ったりしていて、毎日家に引きこもっていたわけではないから、大学生の時の長期休みとはちょっと毛色が違う気がする。毎日外出できるわけではないし。
ふと、この、「ずっと家にいて暇」という状態、老後と同じなのでは?と思った。子供が独立して、70歳くらいで定年退職したら、それ以降は、毎日家でちょっとだけ家事をする状態になるのでは?と思った。
老後って、人生の休み期間。だけど、70歳くらいから、分からないけど、90歳とか100歳くらいまで、毎日家で暇な状態…これって楽しいのかな?
勿論、旦那と出かけたり、旅行したりしたいけど、毎日旅行しているわけではないし、年を取ったら体力が落ちてきて、若いころほど出かけられなくなるだろう。
実際、現在87歳の私の祖母は、昨年祖父が亡くなり、実質一人暮らし。家事、病院、クロスワードパズル等以外に特段やることが無く、テレビにお守りしてもらっているの、と言っている。時々、早くお迎えが来てほしいとぼやいている。そんな話を聞くたび、やることが無くて暇って辛いのかも、と思ったりする。仕事でも、忙しいよりも暇な方が、自分の存在意義が否定されているようで、辛いもんね。祖母は一人で暮らせるくらいに健康だし、体力があるからまだ良いのかもしれないが、単に長生きすればよい、というものでもないのかも、と思う。老人ホームで寝たきりでお迎えを待つ老人たちが幸せいっぱいではないことくらい、私にだって想像がつく。ちょっと話がずれるけども、医療資源が無駄になってしまうかもしれないから、尊厳死とか、安楽死の議論がもっと活発になってもいいのかなと思う。寝たきり老人を無理に長生きさせるものではないと思うんだよね。
あと、「老後ずっと家にいて暇で辛い」を紐解くと、「人生の目標が無い」とも解釈できるかな、と思った。冒頭で述べた通り、育休中の私、ずっと家にいて暇な時もあるけれど、その間にnoteを書いたり、メルカリで出品したり、英語の勉強をしたり、身体づくりに励んだりしている。正直、暇だけど、自分の人生の中でやりたいことがありすぎて、人生の目標がたくさんあって、自分の時間が全然足りないのだ。これは私と今の祖母(そして、多くの高齢者)とは異なるのかな、と思った。
ふと、一度だけ会ったことのある義祖父を思い出した。カメラや時計、株などが趣味で、多趣味で、何ともハイカラな義祖父であった。初対面の私にもずっと話しかけてくれて、生き生きしたおじいちゃんだった。不慮の事故で急逝してしまったのだけど、最期まで元気なおじいちゃんだったな。毎日楽しそうなおじいちゃんだった。
私もそんな風に、老後を過ごせたら。
老後になったら暇になると思うけど、暇に襲われずに、自分のやりたいことを叶え続ける老後を過ごしたいなと思う。やりたいことをしている人って、年齢にかかわらず、輝いて見えるから。生涯現役とかもいいね!
ここまで読んでくださりありがとうございました。
あなたが老後にしたいことは何ですか?
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