見出し画像

"物を持たない暮らし"に憧れています。

洗濯物を取り込むとき、風が吹いて、干していた洗濯物たちがふわっと揺れて。天気が生きていると感じた、そんな夏の終わりかけ。

さて、タイトルの通り、最近、物を持たない暮らしに憧れている。というのも、32歳にして達観しすぎだとは思うが、あの世には何も持っていけないじゃん、と気づいたから。ブランド品とか、マイホームとか。そう思ったのは、最近読んだ本達の影響なのだけど、それらは最後に紹介する。

物を選んで買うとか、自分が必要な物、本当に欲しいもの以外で経済を回すことに疲れてしまったのかもしれない。物を買うとき、大抵は、物を買って手に入れたときが気持ちの高まりの最高潮である、と気付いてしまった。そして、消え物でなければ、手に入れて終わりではなくて、いつかは処分しなければならなくて、処分に困るものも多いと気付いた。マニキュアとかアロマディフューザーとか。何というか、足るを知る、という境地に達したのかもしれない。

ということで、ここからは、自分が持ちたくないものを具体的に書いてみたいと思う。

持ちたくないもの①:自分が要らないもの

ちょっと抽象的だけど、例えば、友達から旅行のお土産を貰った時。食べ物とかならいいのだけど、よく分からない(失礼)チャームとか、使わないポーチとか貰っても、使わないんだけどなぁ…と思う。無理に贈り物しなくてよいのよ。贈り物が良いことだ、みたいな風潮、無くならないかなぁ~。

持ちたくないもの②:おしゃれな洋服

ファッション誌を見ていると、今年の流行はコレ!なんて堂々と書いてあるが、ふと、流行は作られているものでは?と思った。あえて流行を作って、民衆の消費を促し、流行に乗ってないと、ダサい!と思わせる風潮ではないか。日本では同調圧力が強いから、周りからダサい!と思われたくない、という心理で、おしゃれな洋服を買う人、少なくないのではないか。

今の私には、Tシャツ数枚、パンツ数本、カーディガン、セーター、部屋着、ランニングウェア、パジャマ、そしてちょっと良いところに行けるようなワンピースがあればよいのかな、と思う(今書いていて、意外とあるかも?と思ったけど(笑))。どれもUNIQLOで十分。骨格ストレートだと思うので、Vネックが似合うのだけど、だれか良いVネックTシャツ知らないですかね?ちょっと良いものを買って着回したい。

幸いにも、職場はジーパンを履いていってOKだから、オフィスカジュアル服もスーツも要らない。デート用の服とか、ブランド物の服とかも要らない。おしゃれに見えるようにするには、体系が引き締まっているのが一番だから、ダイエットを頑張りたい…。おしゃれなYouTuberやインフルエンサーで、季節の変わり目ごとにGUとかSHIENとかGRLとかで洋服を爆買いして、開封動画をアップロードしている人たちがいるけれど、そんなに洋服を買ってどうするんだろう?と思う。いくら服があったって、体は一つしかないんだよな。

持ちたくないもの③:家

今年32歳。マンションを買ったり注文住宅を建てたりする友達が増えてきた。でも私は全然羨ましくない。

よく、マイホームは資産だ、という意見を聞くけれど、そうだろうか。資産って自分のお財布を潤してくれるものだと思うけど、マイホームは、毎月自分の財布からお金を抜いていくから、私は負債だと思っている。マイホームを35年ローンで買ったって、例えば4人家族だったら、4人とも1つ屋根の下で暮らすのって、せいぜい20年とか25年くらいじゃないだろうか。実際、実家の子供部屋は、すっかりゲストルーム(ほぼ使っていない)と空き部屋になっている。10年、15年も、空き部屋にお金を払い続けるの?

というか、そもそも、マイホームを買って一人前、みたいな風潮がおかしいと思う。家を買って立派だね~みたいな風潮、何?借金を背負っていると白い目で見られるのに、マイホームを買って住宅ローンがあっても何も言われないの、なぜ?名前が違うだけで、住宅ローンも立派な借金じゃん。

思うに、住宅ローン減税があるのって、マイホームを買ってもらえれば、買った人たちは頑張って働くから安定した税収入が得られるし、家を建ててもらえれば不動産業界が潤うから、という理由ではないか。最近は上限ぎりぎりでペアローンを組んで高級マンションを買う夫婦が多いみたいだけど、あまりにもリスクがありゃしないか。離婚したらどーすんの。返せなくなったら自己破産しちゃうけど。買っても売れるか分からないですけど。

こんなことを言い始めると、まともに働く人がいなくなって、経済が停滞するから、正社員で働くのが正解!マイホームを買うのが正解!みたいな風潮が消えないのかな~。僻んだ考えですかね(笑)。

まぁ一生賃貸だと、高齢になった時に住まわせてもらえないリスクがあるので、もしお金が許すなら、子供が巣立った時に1LDKとか2LDKの家を買いたいな、とは思っている。新築じゃなくて全く問題ない。新築もちょっと使ったら中古になるもん。まぁ、社会勉強として、住宅展示場に行ったり物件見学をしたりするのは好きです。買わないけど。お金にならない客(笑)。

持ちたくないもの④:車

平日は働いているから、使うとしても、週末しか車使わないのよ。そして、東京に住んでいるから、車が無くても電車、バスで出かけられる。必要なら、家族で出かけるときにレンタカーを使っても良いと思っている。本当に欲しかったら、中古の車(軽ではなくて)を買えばよいと思っている。ガソリン代とか自動車税とかあるし、持っているだけでお金が出て行ってしまうから。あれ?マイカーって負債じゃん(笑)

持ちたくないもの⑤:自分の時間を消費するもの

具体的な物とは毛色が違うけれども、例えば、大人数の飲み会(会社の飲み会)とか、保険の勧誘とか、営業電話とか、不要な親戚づきあいとか。Youtubeの広告とかテレビのCMとか。自分の時間は有限だから、行くか迷う飲み会には行きたくないな。そんなことに時間を使っているほど、私、暇じゃないです~。

ここまで物を持ちたくない、流行に乗りたくない、とか言っていると、広告会社に嫌われそう(笑)。

とまぁ、ここまでうだうだ文句を垂れてきたが、これだけだとネガティブなまま終わってしまうので、ここからは、これだったら欲しい、というものを書いてみようと思う。

持ちたいもの①:時間を節約するもの、質を上げるもの

まず、時間を節約するものについて。自分の時間が大事だから、時短家電に課金するのは大賛成。実際、私は、食洗機、ルンバ、乾燥機のお世話になりっぱなし。個人的なものだと、身支度の時間を節約するために、眉毛サロン、まつぱに課金する予定。時は金なり。

そして、安物買いの銭失い、という言葉も最近響いている。例えばヘアカラー。髪を染めるなら、セルフカラーは安いけど、どんな髪でも染まるように強い薬剤が入っていて、髪に悪いらしい。長い目で見ると、セルフカラーだと髪がボロボロになりそうだから、ヘアカラーは美容院で課金しようと思う。考えなしに安いものに飛びつかないようにしたい。安いものには訳がある。

持ちたいもの②:経験

最近読んだ本で知ったのだが、一説によると、ユダヤ人に頭が良い人が多いのは、遺伝などではないのだそうだ。ずっと迫害されていて、土地や資産は誰かに盗られてしまう可能性があるけれど、自分で勉強したことは盗られないので、教育に力を入れてきたから、だそうだ。平和ボケしている日本ではあまり感じないけれど、いつ戦争があるか分からないし、資産を盗まれる可能性も0じゃない。でも、自分が勉強したこと、知識、経験は誰にも盗られない。そして何より、自分の頭には残るけれど、物としては(お土産とかを買わなければ)残らない。物は残らない、誰にも盗られない、心は潤う、最高じゃないか。星野リゾートに泊まっておもてなしを満喫したし、ブロードウェイで大好きなミュージカルを観て夢を叶えたの、あれらの経験はしてよかったなと思っている。

持ちたいもの③:花

これもかなり毛色が異なるけれども。花って、普段自分のために買わなくないですか。そして、鮮やかな花たち、意外と貰う機会が少ない。だからこそ、貰ったら嬉しい。家に飾っておくと、家の中が華やかになるんだよな。そして残らない(押し花とかにしなければ)!お花買いたくなってきたな~。

要は、自分が不要だと思うものにはお金を使いたくない、自分のお金と経験に投資したい、という感じなのだと思う。アンチ消費社会(笑)。

(参考)最近読んだ本達

ここまでこのnoteを読んでくださり、ありがとうございました。
このnoteに共感をしてくれた方、ぜひ以下の本達を読んでみてください。幸せとは物をたくさん持つことではない、と感じさせてくれて、自分の幸せの物差しを再認識できると思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?