■mochiko■もちこ

■某Web求人広告サイト運営企業勤務。プレイングマネージャー。IT、アパレル、コンサルなどさまざまな業界の求人広告を10年以上制作しています■漫画が大好き

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宣告|第一話 祈り

あなたが死を宣告されて3日が経ちました。 宣告は、確定ではありません。 覆るかもしれず、そのままその日を迎えるかもしれません。 私は首に縄を緩く括られているような、いつ襲われるか分からない苦痛を身に覆い、何とか息をして生きていました。 あなたに会いたい。 笑った顔が見たい。 あなたが生きてくれるなら、どんな痛みにも耐えるのにね。 3年間、もがきながら、周りの顔を伺いながら。 常にあなたのことを考えて、暗い海を泳いできたけど、 運命に身を任せるしかないんだね。 理屈も祈り

    • つぶやくことは、自分と世界を認知すること。

      考えることや、話すことが苦手な人生でした。 内向的で奥手な私は、何か言いたいことがあっても口をつぐんだり、 心の中に抱えたりしていました。 多分、嫌われたくないという思いが発言を阻んでいたからです。 友達はいましたが、本音は言えずにいました。 それでいて、家族にはハッキリと怒りの感情を出す、典型的な内弁慶。 もちこちゃんは優しいね。真面目だね。怒らないね。 そう誰かに言われる度に、違和感を覚えていました。 はっきりとモノを言わない、 その場しのぎの表面的な会話に慣れていた

      • 【SAKE】|第三話|仲間と鮭のクリームパスタ。

        どういうことだよ…。 店長のLINEのメッセージの意図を理解できない俺は、すぐに店長にLINE電話をかけた。5回くらい鳴らすと、店長の暗い声が聞こえた。 「店長?無事だったんすよね?よかった。」 「銀…お店はしばらく閉めるから。ごめんな。」 「マジで何があったんすか?」 「…俺の家に来い。口外はできねえんだよ。」 …普段はいい兄貴分の明るい店長が、電話口ではひどく素っ気なかった。よほどショックなことがあったんだろう。早朝から昼にかけてのころりんのバイトはしばらく休みなの

        • 【SAKE】|第二話|まあ、石狩鍋でも。

          「とりあえず警察…?いやまず店長に電話か…?」 血痕が飛び散る荒れ果てたバックヤードで憤っていた俺は、その場を何とか冷静に判断しようと努めた。 泥棒? それなら、この血痕は何なんだ。 それに泥棒にしては変だ。レジや金庫は荒らされていなかった。 いや。考えても分からないし、とにかくこの場所は気持ちが悪い。 何とかしないと。すがる思いで、俺は店長にLINE電話をかけた。 「店長?すいません。店がやばいことになってて」 「………」 「店長?聞こえてます?」 「………」 早朝

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        • ■求人広告で応募を集めるには■
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        • ■イラスト■
          4本
        • ■大好きな漫画の感想■
          4本

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          【SAKE】|第一話|おにぎりと、鮭が消えた日。

          俺が10歳のとき、母親は家を出ていった。 5歳の妹と鮭のおにぎりと、1万円をおいて。 置いていかれた時の気持ちよりもなぜか鮮明に覚えているのは あの時食べた、しょっぱい鮭のおにぎりの味だった。 つやつやなごはんとしめった海苔と、噛むと口にじんわり染みわたる肉厚の鮭が死ぬほどうまかった。 こんなに旨いおにぎりを作った母親を、嫌いになれなかった。 今もだ。 ー7年後ー 蝉しぐれと鳩の鳴き声が交錯する金曜日の朝5時。 塩屋銀人は金色の短い髪をかきあげ、築30年になる木造アパート

          【SAKE】|第一話|おにぎりと、鮭が消えた日。

          【SAKE】|あらすじ|月刊少年マガジン原作大賞連載部門応募作品

          2023年8月。日本から“鮭”が消えた―。鮭のおにぎりを愛し、おにぎり屋でバイトをするフリーター、17歳の塩屋銀人(しおやぎんと)は、バイト先のバックヤードが荒れ果て、鮭がすべて消失した異変に気付く。店長に電話をすると、「銀、事件だ」とだけ告げ、電話は途中でぷつりと切れる。慌てて呼んだ警察が教えてくれたのは、「全国で鮭が消失」のニュース。店長と鮭が消えた異変。鮭のおにぎりが食べられなくなる危機。突然の出来事にショックを受けた銀人は、幼馴染の高校生・新香和也(しんこうかずや)・

          【SAKE】|あらすじ|月刊少年マガジン原作大賞連載部門応募作品

          ■師事婚(シジコン)生活。■~上位3.6%の夫と平均嫁の日々~

          |○○婚、と名付けるならば。「さずかり婚」や「マッチングアプリ婚」、「格差婚」……結婚の様相を表す○○婚という名称は、別に誰も求めていないのに、さまざまなカテゴライズをされてきたものだ。まあ、確かに夫婦のイメージを分かりやすく伝えるためには得策なので、今回、私たち夫婦のエッセイを書くにあたり、私と夫の結婚スタイルも名付けてみることにした。 改めまして自己紹介。夫は「かっちゃん(仮)」、嫁の私は「ももちゃん(仮)」。都内に住む30代の夫婦である。学生時代から付き合って社会人にな

          ■師事婚(シジコン)生活。■~上位3.6%の夫と平均嫁の日々~

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・14-■うぇいうぇい系の人がいない、という事実は訴求になる。

          最近悲しいことがあったのと、体調を崩してしまい更新できていませんでした。そんな時は漫才を観るに限りますね。オズワルド最高。「病は気から」という言葉は迷信じゃないと信じています。 はい。今回は「どんな人が働いているか」は大事だよ。という話です。 今から約15年前の就活同時、私は自己認知が乏しく、「陰キャである」という事実に蓋をし、“明るく元気、人と話すことが大好きな大学生”の仮面を被り、企業の選考を受けていました。(というか、当時は「陰キャ」という言葉自体なかった気がします

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・14-■うぇいうぇい系の人がいない、という事実は訴求になる。

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・13-■パソコンを持たない20代が多いのを、見落としているかも。

          先日川越に遊びに行き、下戸のくせにCOEDOビールをたらふく楽しみ、フラフラになりながら帰宅して爆睡して一日が終わった私です。あれ?昨日仕事しようと思っていたよね私?いつも以上にやべーぜ!! そういえば最近「お酒飲まないです」っていう20代の子が増えた気がします。(コロナ禍もあって特にそうなのかも)そしてそれと同じくらい増えたな、と感じているのが、パソコンを持たない20代。確かにスマホがあれば日常生活は困らないですしね。「何に使うんですか?」と後輩に聞かれて答えに窮したこと

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・13-■パソコンを持たない20代が多いのを、見落としているかも。

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・12-■人間関係で悩む人はやっぱり多い。

          最近「だが、情熱はある」というドラマの影響で漫才の素晴らしさについて再認識し、ネトフリで歴代のM1を見返すという謎の時間を過ごしています。(やろうと思っていた仕事が全然できていない…) さて、全く関係ないのですが今回のテーマは「人間関係の良さを伝えることはとっても大切」という話です。 私は恵まれていたことに、人間関係での悩みで転職をした経験はありません。けれど、友人から悩みやストレスについて話を聞くことはよくあります。 「おつぼねがやばい」 「仕事を押し付けるヤツがいる

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・12-■人間関係で悩む人はやっぱり多い。

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・11-■ベテランの人だって、学びたい。

          最近土日の早起きに目覚めた私です。史上最強に面倒な家の掃除をした後にネトフリでドラマを観たり、本を読んだりnoteを書いたりできて、やっぱり早起きってなんだかQOLが上がりますね。(怠惰な私がいつまで続くか…どきどき) さて、本日のテーマは「ベテラン層向けの研修があるよ」という訴求が中堅層のターゲットに刺さりやすい、という話です。 近年、私が携わるWeb求人広告ではIT企業さんの出稿が増えており、“未経験からエンジニアになれる”というアプローチでの広告を目にする機会が増え

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・11-■ベテランの人だって、学びたい。

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・10-■せかせかする接客をしたくない人に

          最近ネットフリックスで「エルピス」というドラマを観終わり、正義とは何だろうなんて真面目なことを考えながらも、ビール飲んでダラダラして過ごしてしまった今日です。 さて、本日のテーマは「接客」です。 飲食、アパレル、販売など一言に接客と言っても多種多様な仕事がありますが、接客業で働く人を取材していて圧倒的に多いのは「人と話すことが好き」という志向性。 とはいえ、単純に「人と話すことが好きな人に向いてます」という一辺倒な訴求はNGです。例えば飲食なんかだと、「地元の居酒屋で、お

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・10-■せかせかする接客をしたくない人に

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・9-■仕事中の雑談が苦痛な人もいる。

          コロナ禍を経て、リモートワークがすっかり浸透した世の中ですね。私も在宅での仕事は大好きなのですが、残念ながら私の所属する会社は基本的に出社義務があるので、コツコツと通勤に励んでおります。まあ、同僚とたまに話したり、通勤中にコテンラジオを聴いてノリノリで出勤したりするのは楽しいんですけどね。 で、私を含めてリモートワークを好む人のタイプとして多いのは、「一人の時間を好む」性格であること。(私の同僚や周りにいる人の意見なのでちゃんとしたデータがある訳ではないですがw) 私も多

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・9-■仕事中の雑談が苦痛な人もいる。

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・8-■やりたいことが分からない人に寄り添うことも、時には必要。

          4月になってnoteを始める方が増えたのですかね。私の記事もありがたいことにちょこちょこと「いいね」を頂いております。嬉しい反面、過去に書いたアホのような自分の記事を見返して赤面モードに突入したこともあります。 でもまあ記録って大事ですね。アウトプットをすることで考え方が整理され、日常生活でも論理立てて会話をしやすくなった実感がありますよ。 さて戯言は置いておいて、本日のテーマは「やりたいことが明確にない求職者もいるんだよ」という事実。 実際に過去に現場の社員さんに取材

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・8-■やりたいことが分からない人に寄り添うことも、時には必要。

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・7-■世の中には夜型の人だっている。

          多様な働き方が浸透しつつある時代ですが、世の中では「平日9時から18時勤務で、土日休み」という働き方が常識かのような風潮が今だにありますよね。けれど、会社の人たちはよく呟いていませんか?「朝早く起きるのがダリぃ」と。 「朝活しよう」「生活を朝型にシフトしよう」など、朝早く起きることが優秀な証拠であるかのような謳い文句も多いし、実際に現代の資本主義経済においては日中に活動する企業が多い。朝型生活の方がパフォーマンスを発揮しやすいのは事実だろう。 しかし、これだけエンタメが充

          ■求人広告の応募数を増やすには?-PART・7-■世の中には夜型の人だっている。

          おだんごの女の子

          #404美術館

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