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「ゲーム発展国++」で夢女になった話

この作品をプレイした人ならこう思うことでしょう

夢を見る対象…誰?

対象キャラの名前は宮沢はやとです。
彼がどういう性質のキャラかと言えばゲーム中、初期からいることがある社員のひとりです。
もしいない場合は、社員募集で見つかります。それだけです。

ゲームの内容については割愛します(実際プレイしてもらった方が早いので)
社員の設定に関して言えば固有の台詞があるわけではないし、初期にお世話になる人は多いですが基本的にはもっと優秀な社員に取って変わられる運命にある。そんなキャラです。
…なんでそんなキャラに夢を?

最近、と言ったけど実はちょっと語弊あり

実は以前、switchでゲーム発展国++を買いプレイしていたことがあるのです。

しかし、上記の優秀な社員をとっかえひっかえするのが正解なシステムがどうにもキャラを大事にしたいタイプである私と相性悪いゲームで、一周目でやめてしまったんですよね。

(ちなみに同じカイロソフトの作品ですと冒険ダンジョン村2は解雇がないので楽しくプレイできました。村にもりもり人が増えてくるの絵的にも楽しい)

厳密には一周目はなんとなくプレイして、単純にぱっと見の外見が男性キャラとしては目の惹く外見で気に入ってたということもあり宮沢はやとだけは解雇せずにプレイしていました。

ですが、ゲームの設計上、そういう作品ではないなと気づいたため二周目では解雇してしまったわけです。

自分でも驚くくらいモチベが無くなりました。
いつしかゲームのタイトルつけるのも面倒になり「第〇〇作」と表示されるようになります。
内容×ジャンルの組み合わせでシュールな作品が出来る面白さが醍醐味のゲームにも関わらずです。
当然、ますますやる気が無くなったので、そのまま起動しなくなってしまいました。
ここで私の「ゲーム発展国++」プレイは一度終わったのでした。

そして最近、スマホ版が24時間限定で無料配布されました。
せっかくなので、ダウンロードだけでもしておくことに。

で、なんとなく暇な時に起動して、今度は宮沢を最後まで雇用することにしました。
社員を効率重視で解雇することはモチベに関わることは前回の反省から分かってたので…。
初期社員ひとり程度ならどうにかなることはわかってましたし。

プレイヤーとしての姿勢に『異変』が起きた

彼にひたすら転職アイテムを与え、最優先でスーパーハッカー(作中最強の職業)にするのはもちろんのこと、育成上限に達した時にゲーム内で用意されている育成上限を越えて育成する唯一の方法を使う…のは実はswitchでもそれなりにやってました。
なのでプレイスタイルそのものにあまり違いはないです。

基本的に上限以上に育成するのは彼優先で他のキャラは時々片手間に…という感じでプレイしてました。
それでも周りを育てていればグランプリは取れるようになるし、何より企画書を描かせたりキャラクターデザインを担当させたりすると、能力が高ければ彼に出番が自然と回るようになります。

ハイスコアを目指すと厳しくなりそうですが、そこは目的ではなかったので。

しかし、後の方になると大器晩成な他のキャラも育ってくるし他のキャラにも片手間程度にですが上限を超えての育成法を使いました。すると彼にメインを張るような出番は無くなっていきます。
なぜなら体力という最初に決められた数値以上に鍛えられない能力値があり、体力の差で育成の試行回数を稼げてしまったからです。

(※後ほど改めて調べてみて、じつは体力に関係なく、しかも効率よく育成する方法が存在したことを改めて調べて知ったのですが、この時点では知りません)

まあ、終盤で華々しい出番が減ってくと言えど、中盤に活躍の機会与えられたなら十分かなぁとも思いました。
…しかし、そこでふと思いました。

本来途中で潰えるであろう才能を上限を超えて育成することはできたものの、結局は体力という覆せないものは存在する。結果的に才能の無さを物語ってしまった?

つまり、ゲーム中20年ぶんの年月の中で、終盤ごろになって自分には才能がないことを痛感してしまう…?
他ならぬプレイヤーのプレイスキルのせいで…?
…………。

そして二周目。新たなる目標

20年目(ゲームとしての区切り)に差し掛かり、余韻を残さずにあっさりと二周目へ。
そこにいたのは初期状態の宮沢。そして継承されたジャンルと内容のレベル。

そして『カイロくん型ゲーム機』という二年目以降に遊ぶにはおあつらえ向けの目標があることを知る。

結果的には、一周目以上にハマりました。

大きな目標が別に存在している状況のため、初期段階から他のキャラも計画的に育てていかなければいけない。ひとりだけを特別扱いはできない。
なので、比較的早い段階で才能の無さは自覚してるのではないか。
しかし、ハードエンジニアのひとりとして『新ハード制作』という大きな仕事を達成。
ハード開発にお金を使いすぎて、初めての自社ハードでの最初の作品がパズル×リバーシという低予算で相性はいいがあまりにへっぽこ過ぎる作品になったことすら笑い話である。
そしてハードエンジニアからスーパーハッカーに転職する頃には能力値が転職を繰り返した数だけ上がっており、普通に企画やキャラデザ、BGMを任されるようになっている。
自分の制作したハード向けのソフトの制作に携わっていくことになるのだった。

一周目よりは一人のゲームクリエイターとして満足できる人生だったのではないか?
なんとなくそんな気がしました。

…相変わらず『例の育成法』には頼ってるんですけどね。
そこはシステムなので割り切ることとします。

肝心のどの辺が夢女だったか? についてですが…。
プレイ中に、一周目でうっすら社長(プレイヤー)のことを恨んでいるのではないかと考えたりとか、二周目では一周目の記憶があったりしてとかそういうのをうっすら考えた時があったものの、その部分はテキストから浮くので割愛しました。

そして現在は5周しています。

3週目は、宮沢以外にもなんとなく好きなメンバーを選んでどこまでいけるかやってみました。
宮沢以外は全員女の子の職場になりました。
女の子はやっぱかわいいからね。

そして4周目。ヤクザのシノギとしてのゲーム開発という設定で楽しんでいます。なんて?
女の子ばかりの職場だった3周目から一転して、おっさん率が一気にあがりました。宮沢もいます。
作るゲームも『港湾マフィア(港湾アクションRPG)』『仁義なき本塁打(野球サウンドノベル)』など治安が悪い。
そんな全力で自分達は反社です! とアピールするマル暴がいるか。
ちなみにこっちは自社ハード一回作っています。なんだかパチモンそうで嫌だな

5週目は…もう普通にプレイしていました。
ここに来てファンの数同様に期待度や知名度という数値も売上に影響することにようやく気づく。今更か。
内容のレベルもついに全てカンストしたので、もう本当にやることが無くなりました。
ここまで来るとカンストのために無理矢理ジャンルとしてこじつけたタイトルをつけるのが普通に面白くて逆に狩り×アクションRPGなどの王道のタイトルをつける気にはならなかったからというのもあります。

以下、最終プレイデータに残っていたゲームタイトル

ブラジャー×素材集 ブラりホック外しの旅

テーブルゲーム×パンチラ 高級食パン屋ポロリ

…………。

発展するな。潰れろこんな会社。

ともあれ、充実したプレイによって二度目のゲーム発展国人生は終わりを告げたのでした。

プレイを繰り返して思ったこと。

よく考えれば、グランプリの複数回受賞や新型ハード開発などはゲーム内のひとつの目標として設定されているだけなので、私がプレイする時に必ずしも気にする必要のあるものではないなぁと思いました。

もちろんゲーム目標として一回は目指したほうが面白いんだけど、それは一周目二周目で終わってるので。
(とはいえ「上限を超えての育成法」頼りにはなるものの縛りプレイ状態で能力値控えめだった3周目でも、グランプリ5回は達成可能だったので慣れれば難しくないのかもと思う)

ちなみに文章的にわかりやすいように「上限を超えての育成法」と言いましたが、これゲーム中では「パチンコ」です。
もう一度言います。パチンコです。

つまり、上限を超えて能力値をあげるためには社員全員もれなくパチンカスにする必要のあるゲームです。
もしよければ。その前提を踏まえてもう一度文章を読みかえしてみてください。

それではまた。

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