人生で初めての休職生活【第1期③】
紡希 | つむぎです◡̈
『魔の5月』を終えて、やっと調子が整ってきました。
個人的に5月は、1年の中で最も体調管理が難しい月だと思っています。
①新年度の疲労がやってくる時期、②朝夕での気温差が激しい、③気圧の乱れにより自律神経系が整いにくい。
「5月の自分、よくやったね◎」と声をかけてあげたいですね。
6月に入って梅雨の時期でジメジメしがちですが、コツコツとマイペースにやっています。
さて、前回は【身体も心も堕ちきっていた時期のこと】でした。
・『自分自身に優しい言葉をかけて労っていくこと』はメンタルヘルスには必要
・堕ちきった先は、『日常生活行動がままなない』日々だった
内容としては暗く、決して読んで楽しいものではなかったと思います。
目を通してくださった方々、ありがとうございました。
※私の場合、体調がぐっと落ちる前段階として、困惑とそわそわして仕方がない時期がありました。ご興味ある方はよかったらどうぞ◡̈
●薬の効果…?
抗うつ薬の内服を開始してから、3週間ほど経過した頃のことです。なんとなくですが体調に変化を感じることができた時期です。
内服薬の効果を感じられるまでの間は、主治医の指示で週1回の頻度で受診していました。きちんと飲んでいても特に変化は感じていませんでした。
✎具体的に『何が?』『どんな風に?』
はじめに現れた変化は、以下の2点です。
①ほぼ毎日夕方か夜までベッドで寝たきりだった。
→午後になるとベッドから出られる日も出てきた。
※起きて特別何かをするわけではないが、起き上がって過ごせる時間を持てることが進歩。
②食事や水分がほとんど取れなかった。
→ゼリーやプリン、アイスなどの口当たりの良いものから食べられるようになった。
※少量でも、どんな食事内容でも1日1食食べてみようかなという意欲が湧いたことが進歩。
その後、さらに
③お風呂に入れない日があった。
→入れる日も出てきた。1回/3日→1回/2日と頻度にも変化がでてきた。
※体力消耗が大きい入浴(シャワー)をしたいと思えたことが進歩
まとめると、【最低限の生活を送ることに意欲が少しずつ出てきた】というところでしょうか。
看護学生時代に、
・精神科領域の内服薬は効果が現れるまで時間がかかる
・そのため、効果が現れる前にやめてしまう・治療中に自己判断で内服を中断する患者さんもいる
上記のような内容を学んでいたので、薬の種類や個人差により少なくとも2〜1ヶ月は経過を見る。それ以上かかることも念頭に置きながら内服を継続することは決めていました。
✎薬の選択について
主治医の提案・指示のもとということは大前提なのですが、
副作用が少ない方が良いこと。副作用のために内服が増えるのは望ましくないという思いはありました。
そのため、副作用が少ないと言われている【SNRIやSSRIに分類される抗うつ薬】を希望していました。
第一選択ではないと言われていますが、三環系や四環系抗うつ薬に分類されるものを勧められたら、他の医師の意見も聞いてみることも視野に入れながら。
主治医が薬の作用・副作用、用法容量について丁寧に説明してくれて、
合わない・効果が不十分 or 過剰と判断されるときは速やかに薬を調整してほしいことを主治医にはお伝えしたうえで、
最終的には2019年に国内発売されたという、S -RIMという分類のもの(ジェネリックなし)に決めました。
※気になる方は、調べてみていただけるとよろしいかもしれません。
薬に求める優先順位、薬効が現れるまでの期間、副作用の出方にも個人差があると思いますので一概には言えませんが…参考程度に記載させていただきました。
●それからの日々の過ごし方は?
この時点でやっと人間らしい必要最低限の生活ができるようになっていく過程に入ります。
発症するまでは、最低限の生活は人間当たり前にできると思っていましたが…実は沢山のエネルギーを消費して生活していたんだなと実感します。
✎何から優先して整えたか
最優先は以下の2つの部分です。
【食事】
・1日1食から2食→3食へと徐々にアップして戻し、最終的には基礎代謝量程度のKcalを摂取することができることを目指す。
・自炊は作りたいものが思い浮かんで、作る→食べるまでのエネルギーがあれば作る。メニューを考えるとか作る工程を考えながら調理することも気力を消費していくので、はじめは料理と呼べない代物も自炊の範疇としていました。
・片付けは1日の終わりまでにできればいい。どうしてもできないなら次の日に回して、エネルギーの多いと感じるうちに行う。
【睡眠】
・日中、ベッドから離れて生活することを意識してみる。最終的には午前中に起きて、夜寝る生活にしていく。
・7〜8時間睡眠取れたら理想としていた。
・日中昼寝しても構わない。(休職してからは過眠傾向だったため)
・すっぴんで過ごしいたが、夜もスキンケアする等して、寝る事前準備を脳に自覚させていた。
✎活動量を増やすために
食事と睡眠が整ってきたら、次は活動量のアップを目指しました。
食事のパートで自炊というワードが出てきていましたが、実は【家事】はできていなかったのです。
食事・睡眠を整えながら、炊事ができるようになったら次の段階へと進めました。
意識したのは、並行しないことでした。シングルタスク、かつ、1つのことを終えるごとに休息を挟みます。
【例】
起床→洗顔・歯磨き・スキンケア→休息→朝ごはん自炊・食事→休息→朝食の片付け→洗濯・洗濯物を干す→休息
これができたら、翌週から掃除機をかけることを追加してやってみる。それを翌週1週間やって、評価してみる。1週間の期間は1回の休憩時間や全体の休憩回数を消耗率を見ながら調整をかけていました。
そんなことを繰り返し繰り返し行って、自宅の中でできることを増やしていきました。
●おわりに
今回は内服後の体調の変化と生活の変化について書いてみました。ここまで回復するのに休職後2ヶ月くらいかかったと思います。
休職3ヶ月目に入り、すっかり安定して日々の生活が送れるようになった私。次回は復職に向けて動き始めます。
さてどんな流れでどうなっていくのか…?
ここまでお読みいただいたみなさん、誠にありがとうございます。
またフォローしてくださった方々に感謝申し上ます。
いつも『スキ♡』に励まされており、マイペースですがNoteの執筆を続けられていると思います。
私の経験が何かのお役に立てることがあれば、幸いです𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣