復職直後に再発のトリガーは引かれた。
お久しぶりです。紡希|つむぎです◡̈
私の住む地域では厳しい残暑から一気に冷え込み、余韻なくを楽しむ間もなく秋がやってきました。
札幌に来られる方は、羽織物(アウターでもいい位)をお忘れなく!!
前回は、復職の過程を簡潔にまとめました。
今回は新たに異動した部署でのお話です。
●休職期間を経て、心機一転スタート!
新たに配属された部署の雰囲気の特徴は、
・患者さんとの関わりが少ない
・看護師の人数が院内でも多い部署
・ゴリゴリの体育会系
・医師、技師、業者等たくさんの業種の方が出入りする
・入職後、若手層の離職率が院内で1番高い
こんな感じでしょうか。(ほぼ答えを言っているようなものですね笑)
さて、3ヶ月+1ヶ月の休職期間を経て待望の復職です。
全体研修を終えた1年生と合流し、部署内研修からスタートさせてくれました。
フレッシュな1年生なかに混ざるのことは大変恐縮でしたが、みんな良い子たちばかりだったのと、なかには既卒の方もいて色々と頼りにさせてらっていました。
既卒や社会人歴のある1年目だと、やはり同じように扱われない(教育や到達目標の点で)ことがあると時折感じるため、良くも悪くも気掛かりでした。
そのため、1年生と一緒にスタートして1から指導を受けられて同様の到達目標を設定→徐々にステップを踏めるように配慮してくれたことは、とても有り難かったと思っています。
●研修が明けて、みんなで一斉に現場入り
✎現場入り
研修内容を必死に聞いてひたすらメモ。一言も聞き逃さない勢いで聴講していました。
新たな部署でも指導係(プリセプター)はついていたのですが、病棟以上に一緒過ごす時間がなく、部署の特徴もあり毎日ほぼ違う先輩から指導を受けていました。
やっと仕事できるという実感が湧いてきて、やる気が漲ります。
…しかし、その時が訪れます。
✎ツボーネ現る
こんな見出しタイトルはご指摘を受けてしまいそうですが…
そうです、部署内の『お局様』とのお付き合いが始まります。
入職からずっと現部署一筋、そして現在は再雇用で所属している。
部署やその分野に対する愛がとても強い方でした。
それでなければ、いくら体力があってもハードワークな仕事を続けることはできませんよね。
なんて…良いこと言っていますが、後にこの方との関わりがきっかけで病気が再発するなんて思ってもいませんでした。
紡希だけにでなく、他も看護師たちにも同様のような行動・言動でしたので悪気があるとかではなく、そういう方なのだと思います。
✎コミュニケーションの難しさ
ある朝、ツボーネについて指導のもと準備をしているとき、
研修で教わっていないことについて指摘を受けました。
「なんで!?〇〇ついて、部署研修で教わってるよね!?」
ツボーネは言葉を選ばずに言うと、
声がかなり大きく早口、私からは怒鳴っているようにも聞こえる話し方で、いつも誰かに対して物言いしていた印象です。
※それが正統な指導か理不尽かは置いておきますが、他職員からもいつもピーピー言ってる人という印象があったよう。
結論からいうと実際は部署研修では教わっていませんでした。
ですが、私の記憶違いもあるかもしれないと思い、
「私の記憶違いかもしれませんが、教わっていないです。後で教育担当にも確認しますが、申し訳ありませんが教えていただけませんか?」と伝えようと思いました。
これについて反論・反抗的だととられる方もいらっしゃるかもしれません。
ですが、これまでの経験から自分の心情や意向を我慢し続けて抑え込むことがストレス蓄積の要因の一つであり、過去の物事や言えなかった自分にもやもやし続けるする原因だと休職中に気がついたため、アサーティブコミュニケーションを目標にしようと決めていました。
手に汗握りながら、勇気を出して開口しました。
「私の記憶違いかもしれませんが、教わっていないで……s」
その瞬間、
「そんな訳ないでしょう!あんたが…●※△𓂃!@:¥#$」と遮られてしまいました。後半は何を言われたか、突然のことだったせいか事後直後から覚えていません。
私まだ全部言ってないのに…と驚いていると、さらに一言。
「こんなこともわからないなんて、あんたなんて看護師失格よ!!」
この一言を吐き捨てて、作業場から出ていかれました。
●再発のサインと兆候
咄嗟の言葉たちに混乱していると、
ベテランの先輩が「気にすんな!あの人の言うことなんて気にすんな!」とフォローしてくださいました。
その場が気まずい雰囲気にならないようにか、同期や他の先輩「大丈夫?わからんくて当たり前だよ」「はぁ〜、また○○さんは〜」等フォローしてくれたことは覚えています。
しかし、その時すでに再発のトリガーは引かれていました。
相手に投げつけられた言葉がずっと胸に刺さっていて抜けてくれません。
「こんなこともわからない」→【考えなくても普通の人なら自然にわかること】「看護師失格」→【こんなじゃ向いていないし、やめた方がいい】
当時の自分はそう受け取ってしまいました。
特に「失格」という言葉には強く反応してしまい、超ベテラン看護師に言われたことや自分自身が他者に言わない言葉であったためか衝撃が大きくて、、、。
まさに、その場で頭上から勢いよく烙印を押された感覚を味わいました。
ー休職したのもやっぱり根本的に看護師向いてないからなんだ、、、。失格だなんてこれ以上ない最低の評価。そもそも評価にも値しない存在ってことだよねー
この時点で思考に偏りが出て、飛躍・暴走しています。
そして、心に異変が現れます。
当時はなんとなくの違和感でしたが、
例えるなら、
風船に針で穴を開けられ、なかの空気が徐々に抜けていき萎んでいくような感覚。
その日や後日も普通に仕事をしていく紡希ですが、自分で自分自身にレッテルを貼ってしまったが故にジワジワと辛さが出てきます。
●まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は復職直後に起きた再発のきっかけについて綴りました。
文章にしてみて、改めて言葉の持つ力って良くも悪くも大きいなと再認識しましたし、言い回し一つで相手の受け取り方も変わってしまいますよね。
私は、社会人生活を送るなかで、上下関係を重んじながらも対等(意見を述べる意味で)な関係性を先輩・後輩と築いていきたいという想いを掲げながら仕事に取り組んでいます。
色んな世代が働く職場では、ジェネレーションギャップも生じますし、価値観の違いから言葉の表現や受け取り方も人それぞれだからこそ…
組織になった時の難しさを感じます。
理想論と言われればそれまでなのですが、
どうか優しさや思いやりが溢れる社会になってほしいと願います。
※願うだけでは実現はしないですが、、、
私の経験が誰かのお役に立てることがあれば幸いです𖤣𖥧𖥣𖡡𖥧𖤣
紡希|つむぎ