【歌詞】everblue / プールと銃口
everblue
もしもあの日、あなたと出会わずに居られたら
不幸せなんて知らずに、きっと笑ってたでしょう?
青春映画の文法で認めたラブレター。
今日も書いては頬張って、腹を壊すのさ。
…この食道はあなたの家には
繋がっていなかったみたいだ。
もしもあの日、あなたと出会わずに居られたら
不幸せなんて知らずに、きっと笑ってた。
いつか魔法が解けて、夕方が終われば、
絵葉書になった街だって僕は愛せるかなあ?
「ねえ、ファインダーは覗かないで。
カメラに映る愛、鮮やかすぎるでしょ?」
ああ、いつの日か捨てるおもいでも
せめて今だけは、胸ポケットにしまって。
夕日の差した公園で、読みかけの本を開いた。
手紙を書くように捲るページは海の中さ。
あなたを想うほど、終わらない長編小説。
僕ら死ぬまで空を青ぐだろう。
いつまでも届かない声を叫ぶの。
ねえ、
もしもここであなたの手を取って駆け出せば
何が手に入るんだろう?
分かってる。
いつか魔法が解けて、夕方が終われば
絵葉書になった街だって僕ら愛せるから!
…きっとね。
chu lu chu…
歌詞について
ギターポップ的な曲調、「魔法」「chu lu chu…」などは、
活動を終了してしまった友達のバンド「アッシーン」のオマージュです。
「魔法のように」という曲がありますので、どうにかして聴いてみてください。
銃口では「ナイトフィクション」でも手紙を食べており、どちらも女性ボーカルの曲となっています。
「絵葉書になった街」の絵葉書というのは、昔僕が参加していたバンドの企画で来場者特典として付けたポストカードのことかもしれません。
「おもいで」は、「想いでも」「思い出」どちらでも取れるように、ひらがなになっています。
↑歌詞的に一番お気に入りのパートです。
「僕ら死ぬまで空を青ぐ」の箇所が、タイトル「everblue」に繋がっており、歌詞はここから書き始めました。言わずもがな「空を仰ぐ」とかけた言葉遊びです。