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【第二章 あなたのパンツは何色ですか?】 願いはパンツの色に反応する?
その日に会う方の「顔」とか「雰囲気」でネクタイを選ぶ「ヒモ付け」がうまく行ったことで、「赤パン大活躍」の裏にどうも「赤」という色が関係してるのではないかと思うようになりました。
もしかして・・・
人は目の前の色に反応して、願いはパンツの色に反応する・・・?。
う〜ん。にわかには納得できない現象だけど、実際に起こったことを考えると「法則」と言えるかもな。
ってことは「赤」っていう色は、相当良い「運気」を持っていることになるよね。
「運気」って「気」を「運ぶ」って書くから、持っているんじゃなくて運んできてくれるのかもしれないなぁ。
当時は、デザイン以外での色彩学も学んだことはありませんでしたし、風水などの知識もありません。なので、本当にそういうことなのか、この経験を誰かに話してみようと思いました。
とある会合で、某国産有名アパレルブランドの取締役の方にお会いする機会がありました。
自分の青春時代に一世を風靡した有名なブランドでしたし、とても偉い方だということで、紹介されたときは少々緊張。
しかもその方は女性。
聡明感漂う、一見してキャリアウーマンな素敵な方です。
お酒も進んで緊張もほぐれてきた頃、「パンツ」の話を早速切り出してみようと思いました。
でも・・・女性に、しかも初対面でこんな偉い方に「パンツ」の話なんてしていいのか?
「聞いちゃいけないぞ。聞いちゃいけないぞ。おまえ絶対聞くなよな。」
心の中ではそう思っていましたが、口の方は我慢できません。
「赤パンの奇跡」、そしてその後も良いことが起こる日はいつも「その赤パン」を履いていたという例の話を、べらべらと捲し立ててしまったのです。
すると、その方は流石に肝が座っているというか、茶化すことも、恥ずかしがることもなく、真剣に私の話を聞いてくれたのです。
「えーショック!私・・・黒しか持ってませんよ。赤ってほら、血の色だから下着を赤にすると健康に良いって聞いたことはありましたけどね。へー、赤買ってみよー。」
うむ。興味は持っていただけたご様子。
女性に「パンツ」の話をするというハードルを越えられたことを、まるで偉業を成し遂げたかのように誇らしく感じます。
それにしてもすごく意外な事実だったのは、「黒」しかお持ちではないとおっしゃったことでした。
だってアパレル系の方ですし、下着なんて色鉛筆の72色パレットみたいに、ずらーっと持っていらっしゃるものと想像していましたから。
でもやっぱり、一般的に「パンツ」の色を男性から女性に聞くなんてことは、常識的には完全にアウト。
ご存知のように、私の仕事は下着をデザインすることでも、カラーセラピストでもありません。もちろん開運の話をする占い師でもありません。
ですから、あまりにも唐突だったり、下着事情を根掘り葉掘り聞くことは「一体何に興味を持っているんだ、コヤツは。」と思われても仕方ないのです。
セクハラにならないようにするには、どうパンツの話をすれば良いのかな。
まぁ、実際には今履いているパンツの色を聞くわけじゃないけどね。
「あなた今何色のパンツを履いていますか?」だとアウト。
「あなたのパンツは何色が多いですか?」はまあまあセーフ。
パンツの話を切り出すって本当に難しい・・・。
でも結局この十数年で、相当な数の女性の方々と「パンツ」の話をしてしまいました。
知り合いとか友達とかだけでなく、偶然お会いして会話がはずんだ方とはほとんど。
やっぱり「私の口」は我慢できないみたいです(笑)。
【第二章 あなたのパンツは何色ですか?】 女性が《男性》に履いて欲しい「パンツ」とは?
へつづく