良質な睡眠のためには、最初の「睡眠の谷」を深くせよ!
人の睡眠には、大きく分けて浅い「レム睡眠(REM)」と深い「ノンレム睡眠(Non-REM)」の2つがあります。体は休んでいるものの脳は活発に動いているのがレム睡眠、脳も体も深い休息状態にあるのがノンレム睡眠です。ノンレム睡眠はさらにその深さで、3のステージに分かれ、このうちの3ステージ目が「深睡眠」と呼ばれる、最も深い眠りです。
「睡眠負債」で有名なスタンフォード大学の睡眠研究所所長の西野精治先生よると一般的に健康な人の一晩の睡眠は、このレム睡眠とノンレム睡眠の波が4回で構成されているそうです。特に、1回目のノンレム睡眠の谷をいかに深くできるかが、睡眠の質にかかわってくるそうです。
また、睡眠時間は、30代以上であれば6時間半から7時間半程度あると理想的ですが、そのなかでも最も大事なのが最初の4時間で、この4時間の間に2回以上深睡眠が訪れると、大半の疲れが取れるといわれています。深睡眠をとるためには、自律神経の状態やホルモンバランスが大切であり、入眠に向けてその条件を整えていく必要があります。
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