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わかちあい

私には何人か仲の良い友達がいる。
幼稚園からの幼なじみ
大学のとき毎日のようにつるんで過ごした人たち
職場でびっくりするくらい仲良くなってプライベートでも遊ぶようになった人たち

今も連絡をとっているし、会うこともある。何でも言える仲で、喜びも悲しみも分かちあい…ということが、できる人たちだ。

でも、多分きっと実は、多くの人はそうなんじゃないかと思うのだけれど、自分の中に、人とわかちあいたくないものってけっこうあるのではないだろうか。
なにか辛いことがあったとき、この悲しみを自分一人で味わいたいという気持ちが私にはとても大きい。人にシェアしたくない。独り占めして自分で受け止めたいのだ。他人に遠慮してるのではなくて、そのほうが幸せだから。

わかちあい、シェア、という言葉を見聞きするたびに私は思う。
そんなに共感が必要なのだろうか。そんなに分かち合いが良いことなのだろうか、と。
私は、そんなになんでもかんでも分かち合いたくない。

あなたは本当の孤独を知らないだけ、まわりに頼れる人がいるからそんなこと思えるのだ、と言われると、そうなのかもしれないが。


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