Slackリストで社内ヘルプデスクをSlack上で完結させたよ
こんばんは、しがない情シスです。
今回は最近リリースされたSlackリストに関するお話です。
Canvasといい、リストといい、最近のSlackくんはストック情報の方面にも興味津々ですね。
というわけで、Slack上でストック情報も取り扱ってみたをお話ししていこうと思います。
Slackリストとは
みたまんま「リスト」ですね。
もう色んなところで話題になってますし、改めて説明の必要もないとは思いますが、軽くメリットだけ触れておこうと思います。
メリット:Slack上でリストを持てる
簡易的なストック情報が持てます。
Canvasとの大きな違いの一つとして「リスト形式で情報を持てる」「フィールド(カラム)に入力方式を指定できる」という点が挙げられます。
よくある、アイテムがあって、フィールドがあって、ビューがあって、フィルターが設定できる、NotionとかAsanaとかLoopもしくはSharePointのアレみたいなやつ、という感じのリストがSlack上で持てることになります。
メリット:ワークフローと絡めたSlackとの連動が容易
Slackワークフローからリストに干渉(アイテム追加とか更新とか)ができます。
ワークフロー起点でリストを操作したり、逆にリストアイテムが変更されたらワークフローを起動したりできます。
別サービスに一回飛んだりしなくて良かったり、iPaaS挟まずに処理を連動できる、というのは結構な強みと利便性じゃないかと思ってます。
ヘルプデスクをリファインしてみた
リファインって言うとかっこいいですよね!
リファイン・ガンダム・ゼータ(リガズィ)みたいで!!!
………はい、ではどんな風に変えたか、というところを見てみましょう。
これまでのヘルプデスク
こんな感じで作ってました。
Slackワークフローでお問い合わせ内容を入れてもらう
お問い合わせ内容がスプシに転記される
お問い合わせ内容が情シスチャンネルに通知される
情シス側でスプシ上で担当者をアサイン&ステータスを回答中に変更
情シスが回答する
スプシの回答ステータスを完了にしてクローズ
スプシに情報を溜める都合上、スプシで回答ステータスを管理する必要がありました。
スプシに対する手動操作の頻度が多く、人によってはステータス変更漏れなどもあるため、なんかこのあたりはもうちょっとなんとかしたいな、と思ってました。
え?Slackワークフローのステップでスプシ操作すればいいんじゃないかって?
2ステップ以上はプレミアム判定されるじゃないですか…(ボクタチ、オカネ、ナイヨ…)
Slackリストにしたあとのヘルプデスク
こんな感じに作り替えてます。
Slackワークフローでお問い合わせ内容を入れてもらう
お問い合わせ内容がリストに転記される
お問い合わせ内容が情シスチャンネルに通知される
情シスが担当者をアサインボタンを押して回答スタート
リスト上で担当者がアサインされ、ステータスが回答中に切り替わる
情シスが回答
回答完了したら回答完了ボタンを押してクローズ
ポイントは、情シスの作業ステップごとにボタン付きの通知メッセージを組み込んでる点です。
これで担当者のアサイン→ステータスの切り替え→クローズまでが、「ボタンぽちぽち」で完了できるようになりました。ヽ(´▽`)/ワーイ
おまけ:他のツールとの棲み分け
へーしゃはNotionも使っており、メインのタスク管理はそっちで行ってます。
SlackリストがきたらNotionいらなくなる?と言われたら、完全にいらなくなることはないかなーと思ってます。
Slackリストでガッツリタスク管理できるか?と言われると、中長期的な取り組みに使うにはまだ辛い印象です。
また、NotionタスクはNotionにストックされたページの情報をリンクしやすい利点もあります。
タスクページのレイアウトや中身の記載自由度なんかもまだまだNotionの方がいいな、という印象です。
今の所こんな感じで使い分けてます。
ToDoレベルのタスク(Q&Aや単発定型依頼系)→リスト
ある程度期間が長い、情報量の多めなタスク→Notionタスク
おわりに
Slackリストたのしい!!
Slackリストの良い点は閲覧、編集権限をチャンネル単位で割り当てることもできる、と言う点があります。
依頼対応リストを情シスが編集したい、でもユーザーには情報閲覧だけしてほしい、みたいなこともできて、情報の可視化に一役買ったりできるんですね。
(Notionのビューだとこういう制御はできないような気がします)
こんな感じで、Slackで完結するような短スパンのタスクなんかは全部Slackリストに乗っけれると思います。
個人ToDoもリストにして、Slackワークフローで日報投稿とかしてみるのも面白そうですね。
こんな感じでSlackワークフローピタゴラ装置のパーツが一個増えたことになるので、今日も今日とてピタゴラ装置を作ったり組み替えたりして生きてます。
情シスはピタゴラ装置職人だった……?
おしまい