見出し画像

目的のない飲み会が苦手

ということに最近気がつきました。

例えば営業や名刺交換を目的とした懇親会はむしろ得意な方だと思います。

なぜなら「シナリオライターや作家としての自分」の経歴をアピールし、相手の名刺をいただいて、著書や経歴について質問をし、会話を広げればよいとルールがわかっているからです。そういうときの私は、驚くほどよくしゃべります。

でも、単なる交流目的でゆるく集まると言う飲み会となると、地蔵状態になってしまいます。

気心が知れた友人数人との飲み会ならともかく、初対面や数回あっただけの人と雑談をするといっても、何を話していいかまったくわかりません。

それでも50人とか100人とか、初参加の人やお互いに初対面の人ががたくさん集まる飲み会だったら、気も楽だと思います。適当に人が集まってるとこへ行って、ちょっと話して離れればいいからです。

多分1番苦手なのは、10人から30人くらいの中規模飲み会です。

気心知れた人同士のグループが中止を占めていると、そこに入るのはとても気が引けてしまいます。会話も、興味のあるなしにかかわらず、みんなの話を拾って合いの手を入れたりして、流れや空気を読むことが必要とされてくるので、ちょっとストレスがたまります。

別に、新しい友達が欲しいとも特に思わないし、趣味も好みも全くわからない相手とナニを話せというのか。なんて思ってしまいます。作家やシナリオライターという肩書が通用しない場所へ行くと、どうしていいか分からなくなるのです。

だからといって、みんなの輪から離れてぼんやりしていると、ぼっちだと思われて心配されてしまいます。それも気を遣わせて申し訳ないと思ってしまうし、自分のコミュ力の低さを思い知らされて落ち込んでしまいます。

そういえば仕事の間の雑談もとても苦手でした。

相手は打ち解けようと気を遣ってくれてるのでしょうが……。

でも普通は逆ですよね。営業が苦手で、ゆるい雑談飲み会のほうが楽しいという人のほうが多数でしょうし、実際そういう会を主催する方が多いです。

この「目的が定まってない会話や飲み会が苦手」というのは、もしかしてASDの特徴に当てはまるのかなと最近気づきました。

そう気づいてからは、なるべく自分の得意そうな営業や名刺交換がメインの飲み会を選んで参加できるようになりました。ちょっとさみしい人間なのかもと思ったりするけど、なるべく苦手なものは避けていったほうが生きやすいですよね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?