タイトル未定の春

夜に裏路地でなわとびする大人

天気が悪いとか良いとか、良し悪しって誰の基準なのか

はやく大人になりたいと思わなくなった　これが大人になった証拠か

花瓶は花のお墓と本で読んだ　わたしも最後は花瓶の中で眠りたい

上司に言われちゃ、冗談も本気にしてしまうよ　それくらいわたしは真面目

頑張ろうと意気込むが　何を？

スキマ時間を探せというが　映画を観る時間もスマホをさわる時間もスキマではないので資格の勉強なんてしなくていい

中途半端に読んだ本は　あちらで読むのでぜんぶ棺桶にいれてほしい

yonigeのライブへいく　流されず、ただただ今を楽しむ姿に心打たれる

出窓にあたる音も　傘に強くあたる音も　すきだから雨の日も嫌いになれない

しがないわたしから抜け出す方法を探るが、ここ何年も見つかっていない

多趣味な父と、いつも肯定してくれる母と、心優しい兄と、わたしを慕い癒しをくれる弟たちと、来世も家族でありたい

理想を一度味わうと　こんなもんかと失望する　なので理想はずっと理想でいい

多趣味でも自己肯定感が低いと　なにもうまれないし満たされない

いずれ結婚したい　が今は必要ない　その自身の気持ちに焦る

ごみと一緒に流せばラクになれるのだろう　けれど泣けなくなった

人生何事も経験と思ふ、浮気も離婚も　されたら嫌だけどね

肩たたき券の同期　そんなところが好きだし、そんな人でこれからもあってほしい

久しぶりに読む祖母の字はなんだか懐かしかった　わたしの中にある小さなやさしさは祖母からも引き継がれているのかも　そう思った

過ちをおかす　相手は誰でもいい　むしろアナタに相手がいたから選んだんだよ

ふたり　13年前に配信されたYouTubeを　たぶん13年後もどこかで聴いている

血液型　４パターンで性格を判断される時代は昔となってしまった

多様性の中の多様性にもなかなかに疲れる

文字に起こす　だから残ってしまう　記す本人は何気ない行為

ラッキーストライク　そのネーミングセンスとデザインだけでたばこを吸う

すすむ葉桜は全然待ってくれない

真正面から　いやだと伝えられなくなったので　この気持ちは煙と化す

自信がない、という自信だけはある

無条件の愛をくれ

ストレスという言葉でひとくくりにしたくない　バッドエンド週末

次回へつづく