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小学校編19.子どもの性格に合わせたお小遣い制の良し悪し。

あなたの家庭では、お小遣い制ですか?
それとも欲しい時に買ってあげる感じですか?
これは一概にどっちが正しいとかはない様に思います。
何故なら、子供の性格によって影響力に差が出るからです。

親は、何が子どもにとって良いのか、
すぐに結論を欲しがりますが、
重要なのは、情報から学んだやり方をそのまま使うのではなく、
その情報から親が試行錯誤して
我が子にぴったりなやり方を見つけていく事にあると思います。

さて、今回は、子ども専用のお金の与え方について。

どの方法が良いのか決めてしまえないので、
私の体験談をお話ししようと思います。

姉弟、性格が正反対なのに同じやり方をして失敗しました。
失敗というか、違っていた方が良かったと告白されたのです。
悪い影響が見られた訳ではないので、結果どちらにしても、
実は、そんなに影響力があるものでもないのかなとも思っています。

まず、我が家は後者、お小遣い制ではありません。
第一子はとにかく物欲大魔王でした。欲しがり屋です。
これはやばいと思いました。
このタイプの子は、小さい時ほど欲求を抑えられませんので、
与えないと盗むかもなあ、と思ったのです。

それで幼稚園から小学6年生までの間を三段階に分けて、
ひたすら与え続けました。
子供のこの頃の欲求など細かい物、筆箱とかシール等ですから
積もり積もってもまあ、頑張って与えられるくらいの金額です。

物欲の強い子はコンプリート癖がありますから、
買ってもらった物を溜め込みます。
そこで定期的にそれを整理させるのです。

すると、三年間位で、子供は成長して欲求物が変わりますから、
何といらない物ばかりを溜め込んでいたんだ~となります。
それを捨てなくてはならないのです。
勿体無いですよね。
でももう、そんな幼稚な物はいらない訳です。

実際は捨てずに人にあげて喜ばれましたが、
この勿体無い、バカみたいを繰り返すうちに、
ちゃんと欲しいものだけ買ってもらおう、に変わります。
忍耐がいりましたが、大人になった今では、
買えば良いのにと言っても、本当に欲しいもの以外、
う~んやっぱいらない、そこまでない。とやめてしまいます。


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ところが、この成功経験がいけませんでした。
第二子はおとなしかった為、何か欲しいなど言ってきません。
ゲームは好きでしたので全て予約して購入し、
みんなが欲しがっている頃には、ゲームクリアしていました。

これも欲求を満たした為、そのうちゲームしなくなります。
部活の道具、趣味の道具、その都度欲しい物は与えていました。

高校に入った頃、ゲーム機とか高い物は、
お小遣い貯めてもいつ買えるか分からないから、
お小遣い制じゃなくて良かったろ? と自信満々で聞いてみたら、
いや感謝はしているけど、物欲がそこまでないからこそ、
本当はお小遣いをコツコツ貯めて自分で計算して使うってのを
やってみたかったんだよね~と言われてしまいました。
ああ、がっくり、反省です。ちゃんとみれていませんでした。

お小遣いを与えた方がいい子どもの性格は、
買ってあげると言って与えられても大して嬉しくなく、
お金のマネジメントに興味があるタイプです。

早いうちからお金の概念を教える事は良いという見解をよく見かけます。
ある人は、家族が困っているのを助けた時に
お小遣いを報酬としてあげれば良いとか、
お小遣いをあげるに当たってルールをいっぱい決める等、様々です。

私は、本当は、どれもしっくりきていません。
家の中に倫理や道徳など、余所の家と同じ概念以外の
マイルールがあり過ぎるのは、とても窮屈に思えてしまいます。

我が家って、一切のストレスフリーでもよくないでしょうか。
数字の概念なら、小さい時から、ひたすら足し算させていれば発達しますよ。
引き算はいりません。
あちこちで見かける数字を楽しく足す遊びをするのがお勧めです。

皆さん、子供の性格にあった、お小遣いの与え方、頑張ってくださいね。



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