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幼児期02. 赤ちゃん言葉は使わない。

子どもって本当に可愛いですよね。
頬ずりしてくっつきたくなるし、
可愛い仕草の一つ一つに目を細めてしまいます。
そんな我が子にどうしても「~でちゅね~」などと
赤ちゃん言葉で話したくなるものです。
まあ、たまにならいいですけどね。

これがどう影響するのか気になりませんか?


第一次反抗期を迎えた、もしくは迎えそうな1~3歳の頃です。
只々、言語能力学習の妨げになるのはお気付きかと思います。

大した影響があるとは考えていない方が多いと思いますが、
一番の赤ちゃん言葉の問題点は、いい時も悪い時も使ってしまうことにあります。

これがクセになっている親は、子どもを叱る時も大した事がなければ
「~ちゃんダメでちゅね~」という言い方になってしまうのです。
「痛い痛いしちゃうよ〜」とかも同様です。

これでは、子どもに、本当の親の意思が伝わりません。
実に中途半端なのです。
ん、これってやって良かったの?悪かったの?
怒っている感じもしないし、まっいいかとなってしまっている訳です。

これをやると、子どもは良いことと悪いことの判断力が著しく低下します。
反抗期に入って、いきなり大人言葉に変えて叱っても、
その判断力が鈍っている子どもの心には何も響きません。

最悪なことに、これを経過して子どもが反抗期に入った子の親は、
全く言う事を聞かない子どもに怒鳴ってしまう傾向があります。
自我が薄い頃の無垢な可愛さと反抗期時の憎たらしさのギャップに、
心がついていかなくなっているのです。

特に1で説明した、言葉で理論的に子どもに意思を伝える練習
してこなかった親ならなおさらです。
好き放題しだす子どもに、あたふた振り回され、
ついにはキレて、怒鳴って怒り散らかしてしまいます。
これを見たお父さんなどが、妻がヒスっていると言うわけです。

別の話になりますが、これは全くの間違え。
確かにヒス的傾向はありますが、そう思うのなら、
我が子と妻がそうならないようにあなたは何をしたのか、
また、何をしてこなかったのかを反省すべきです。


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早いうちから、子どもとの意思疎通を手に入れる。

話がそれましたが、この経過を辿らないためにも、
ぜひ、最初から、子どもと会話する時は、普通に話してみてください。
優しい口調で少し幼い感じになってしまう事は構いませんが、
お友達と話すと思って普通の言葉で。

このように、子どもは自分とは違う一個人として、最初から扱うのです。
どうしても親は子どもの可愛さゆえ、子どもと一体化したがってしまいがちです。が、グッとこらえましょう。
心の中では好きなだけ子どもと一体化しても良いですが、
態度はいけません。

なぜなら、物心着く頃にはすでに子どもは
自分というものが自由と感じたいし、感じていなければ歪むからです。

幼い子どもに合わせた愛情表現がしたい時は、
言葉ではなく、スキンシップで行いましょう。
手を繋いだり抱きしめたり、
これはやり過ぎたかなと思うくらいやってしまって大丈夫です。
子どもの自己肯定感の基礎を作ります。

また、たくさん話す事で、先の言語能力学習の効果も出てきますので
一石二鳥ですよ。

よく言葉を覚え、自分の意思や感情を人に伝える事が容易になっていくので、
喧嘩などが少ないストレスのない子に育っていきます。

言葉が出ないと焦ってしまっている場合にも効果的
です。
諦めずに、いっぱい話しかけていると、子どもの頭の中では、
ちゃんと言葉つなぎを学んでいますので、
本人が喋ることが必要だと思い出したら喋るようになります。

その時注意する事は、あくまで反抗期前はですが、
先走ってその子の感情を言ってしまわない事です。
聞くのは大丈夫。人が伝えたいのは、いつも心の中の思いですから、
先に言ってしまっては話す事がなくなります。


でも言葉を覚えるのが早い子どもって、なかなか楽しいでよ。
面白いエピソードがあります。


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おしゃまと言われる子供たち

初めの子が1〜3歳の頃、よく保育園の先生に、
「ぽよちゃん(あだ名)今日も面白いこと言ってたよ」
って言われていたんです。

私がお喋りなせいで、いつも大人と会話するように我が子と話していたのですが、
「ぽよには仲間がいない」としょんぼりしているので、
「仲間って?」と聞いたら、どうも兄弟姉妹のことらしいんです。

当時、彼女を生んだのが30歳くらいだったこともあって、
下手すると一人っ子かな〜と思っていたのですが、
子供好きな主人がこれを聞いてチャンス!とばかり
「もう一人いってみよう!大丈夫大丈夫!」と。
あ〜無責任な!痛いんだよ!産むの!歳も気になるし。

しかし押し切られ、ある日、車で会社まで迎えに来てくれた2人が、
何やら悪巧みしているような顔しているんです。
「何?どうしたの?」って聞くと、ぽよが、隣の席を指差して
「ここに赤ちゃんのチャイルドシートを置くの。赤ちゃんの席なの!」と。

すると主人が「あ〜内緒にしようって言ったのに〜」と言うものだから、
ぽよはハッとした顔で「おっしゃる通りで御座います」ですって。
2歳になったばかりの頃の話です。
会話がね、もう大人みたいで笑っちゃいました。

まだ、他の子たちがちゃんと喋れない中、
保育士さんと普通に喋っている我が子は、ちょっと異様でしたが、
見ていて楽しかったです。
生意気だったでしょうに、当時の保育士さんには本当に感謝です。

ただですね、残念なことに1で言ったように若干反抗期が早まります。
赤ちゃん言葉ではなく、普通に大人の言葉で伝える術を知ってしまった子ども、
ツワモノです。



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