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無職生活36日目。働くことについて考えていたら「豊かさ」とは何かを考えていた。
無職生活36日目。
失業保険の第1回認定日で今日はハローワークに行ってきた。自分が「無職」という肩書を得るとは思っていなかったけど、長い人生なので短期間なら良いのではないか。仕事がないことがストレスになる前には脱出したいが…
バイトをしながら次の職を探す、と考えていたけど、失業保険をもらうには週に20時間以内しか働いちゃだめとかいう制限があるので(それ以上だと職についたとみなされる)、中途半端なことはせず、まずは内定をつかむことを最優先に行動することにした。
とはいえ、一日中調べものや面接をするわけでもないので、「暇だな」という感覚に陥ることもある今日この頃。かつてのそこまで仲は良くない同期が「仕事は人生の暇つぶしだ」とか悟りを開いたっぽいことを言ってたけど、本当にそうなのかもとか思ってきてしまっている自分がいる。。
働くということ
仕事探しは自分の過去と未来に真剣に向き合う時間でもある。これまでの経験、培った知識やスキル、自分が何に興味があるのか、どんなことに関わっていきたいのか。過去の延長線上、かつ望む未来に辿り着けるレールのスタートであろう地点を探す。非常に難しいことだ。ここまで考えるのも、社会に出て8年目になる時期の仕事選びということ。非常に慎重になる。
ワークライフバランスも大事だけど、自分は”ライフワーク”を見つけたい。これなら自分の人生を捧げられるという仕事。つまり天職ともいう。転職で天職を得たいというはなし。
働くこと考えるときに、①仕事とプライベートを完全に分けて考える人、②仕事が生活だと考える人と大きく2つに分けられると思うが、自分は後者である、或いはありたいと考えている。例えば、農家とか完全にそうだし(土日とか祝日とか関係ない)、学校の先生とかもそうなんじゃないかと思う。
そんなことを言いながら、完全週休2日・残業少なめ・産休育休ありという条件は絶対に譲れないので、堂々とは公言できない。
就活の一環で、不動産・デベロッパー企業の話を聞く機会があった。これまで全く興味はなかったのだけど、エージェントに紹介されて少し興味を持てたので聞いてみた。いわゆる「都市開発」を行う会社。一方、自分が今まで関わっていた領域は「農業農村開発」と呼ばれていた。そう、「開発」が共通していることに気が付いた。
そこで初心に戻り「開発」の言葉の意味を調べてみると、「土地・鉱産物・水力などの天然資源を活用して、農場・工場・住宅などをつくり、その地域の産業や交通を盛んにすること。」と出てきた。じゃあ「盛ん」とはどういう状態をいうのか?と再び調べると、「勢いがいいさま、充実しているさま、元気な時期にあるさま、繁栄しているさま、積極的に繰り返し行われるさま」などと出てきた。
「豊かさ」とは?
ここからは持論である。
ここでいうところの「盛ん」であるとは、「繁栄すること」が近いと思った。繁栄とは「豊かになること」だと思う。
それでは「豊かさ」とは何か?ほしいものが十分に存在すること、それが手に入ること、つまり安定した収入があるなど、金銭的・経済的に豊かであるとこと。それと同時に内面的な豊かさがあること、つまり喜怒哀楽などの感情があることや健康であることもそうだ。
さらに当たり前すぎて忘れそうなことだが、食料があると安心する。水があると安心する。住む家があると安心する。そういった「安心」も「豊かさ」である。基本的な衣食住が満たされていることは、豊かになること。途上国における農村開発はそんな人間の根本的なニーズを満たすための介入である。
では都市開発は?都市開発というものの意義は時代によってその性質が異なると考えた。極端な例でいうと、高度経済成長期などは、とにかくビルやマンションを増やして、大型施設をつくり、エネルギーも大量消費、、という感じだったと思う。でも近頃はSDGsや脱炭素が叫ばれ、都市の成長もよりサステナブルであることが望まれている。自分は「自然環境との調和」っていうのが自分の中で取り組むべき永遠のテーマだと思っているのだが、都市開発こそそれが望まれる。人間の暮らし方を変えることで地球環境も変わるというが(コロナ禍で人がいなくなった土地に植物が蘇ったり野生動物が出てきたりという話もあったくらい)、だとしたら人が暮らす場所(建物であったり空間であったり)の影響というのも、かなりでかいのでは。一度何かを作るとそれがなくなるには長い時間がかかるし、ということはそこにどういったものがあるかによって、その後の地球の未来を変えてしまうのでは…。
人が暮らす場所は主に①住む場所、②働く場所、③集う場所(商業施設や公園など)の3種類だと思う。そんな人間が「暮らす」場所をどうしていくかを考えるのが都市開発ということなんだなぁと自分の中で腑に落ちたというか、整理された。
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あとは「豊かであること」の最終形態に近いものとして、「新たな可能性が生まれる可能性が高いこと」もあるのではないかと考えた。自分がやりたいと思ったこと、社会を変えたいと思いついたアイディアが実現できる環境にあること。福岡(市)はそういったスタートアップ支援が手厚いことも、なんというか、可能性に投資する姿がとても好きだ。
「開発」の意味を考えたところ、以上のような考えに至った。とりあえず、今日はこんなところで。この思考の時間というのも「暇」という時間がもたらす恩恵なのかな…。
素人の何でもない思考にお付き合いいただき、ありがとうございました。
おわり