望月楓太郎
昨日,令和3年度の予備試験の短答式試験が終わりましたが,予備論文の日程は7月10日・11日ですので,残すところあと2か月をきっております。 商法に関していえば,手形法分野については,めったに出ることがなく,試験対策で手を付けない人が多い分野があります。 過去の出題例でみると,以下のとおりです。 ≫平成24年:手形振出しと利益相反,「債務者を害することを知りて」 ≫平成28年:手形の偽造 ※これらの解説については,「予備試験商法過去問思考プロセス講座」にて解説し
令和2年の司法試験の結果が発表されましたね。イレギュラーなスケジュールで大変だったと思いますが,合格された方は本当におめでとうございます。 今回は,法科大学院等別合格者数等を参考に,様々な合格率を分析してみました。これからロー進学を目指している方の参考になれば幸いです。 なお,昨年の分析についてはこちら(「令和元年司法試験の結果」))をご覧ください。 1.令和2年司法試験の結果受験者3,664人→短答合格者2,793人(短答合格率76.2%)→最終合格者1,450人(
0.はじめに 先週,ロープラ商法の解説講義をリリースしたところですが,おそらくロープラ商法の講座をもって私自身の講義作成活動は最後になると思いますので,これまで出してきた3つの講義について説明しておきます。 なお,今後も既に作成した講義の改訂作業等は行いますし,採点実感講義・判例セレクト講義等の試験直前の講義については作成する可能性があります。 1.論文を意識した会社法超インプット講座(「インプット講座」) 商法の試験で必要な会社法の知識を網羅的にまとめている講座になりま
1.スケジュール等 ⑴ 日程 2020年11月19日(木) 民事弁護 11月20日(金) 民事裁判 11月24日(火) 刑事弁護 11月25日(水) 刑事裁判 11月26日(木) 検察 ⑵ タイムスケジュール 9時45分着席 10時20分開始 12時~13時昼食OKタイム 17時45分終了 5分間紐綴りタイム(筆記用具を全てカバンにしまった後) ⑶ その他 ※途中退室は,13時半~17
昨日、令和元年度重要判例解説が販売されたことを受け、司法試験・予備試験対策として、最近の重要判例解説を読んだ方がいい旨のツイートをしました。 でも、いま新型コロナウイルスの関係で、大学の自習室とか図書室とかが閉鎖されており、それを確認するのも困難かもしれないと思い、「そうだ、ここ数年の重要判例解説に掲載されている判例・裁判例の中で、試験対策上重要なものだけピックアップして自分なりに整理してみよう」と思いたったので、整理してみました。 平成28年~令和元年重要判例解説の
1.はじめに これまでツイッター(@mochi_law)の方で色々なツイートをしてきましたが、ツイート数もたまってきたので、ある程度役に立ちそうなもの(今のところは写真を掲載しているものに限定)はまとめてみました。 2.会社法関係 ⑴ 会社法上の瑕疵ある行為の効力とその無効主張権者 ⑵ 「論文を意識した会社法超インプット講座」のサンプル ア 事業譲渡 イ 株主代表訴訟 ⑶ 会社法のテストの注意点 ア 決議取消し・任務懈怠を論ずる場合の「法令違反」 →ど
今回は,平成29年民法(債権関係)改正による会社法の試験対策への影響をとりあげていきたいと思います(令和元年会社法改正による試験対策への影響についてはこちらをご参照ください)。 会社法の実務への影響とか,細かくて試験対策上重要でないところには触れる予定はありません(例:価格決定の申立ての利息が民法の変動利率になること,詐害的事業譲渡・詐害的会社分割の期間制限の長期が10年になること等)。 なお,多くのことは既に「論文を意識した会社法超インプット講座」の方で触れていますが
最近、法科大学院への飛び級制度の利用が活発になってきていますので、今回は、法科大学院への飛び級についてあれこれ書こうと思います。 飛び級制度について書いているブログで参考になるものとして、「こころの答案置き場」の記事もあります。 こころの答案置き場さんの方と内容が被らないように色々と書いてみようと思います。 何をどれくらい書けばいいのかよくわかっていないので、「これについても書いてほしい!」「ここのところをもっと詳しく書いてほしい!」「個人的に飛び級するかどうか悩んで
今回は、私が受験した平成30年司法試験の労働法の再現答案をアップロードします。 司法試験受験生のための答案データベース・マッチングサービスである「コレクチャ」さんの方に再現答案をアップロードした関係で、こちらの方にもアップロードすることにしました(コレクチャのアカウントはこちら、労働法再現答案の記事はこちら)。 受験生当時の答案ですし、間違っているところも多いと思いますが、「あぁこんな感じでこの点数なんや」くらいの参考になれば幸いです。 ※「コレクチャ」では、答案添削の
本日、学位授与機構の小論文試験を受けてきました。 主に法科大学院への飛び級制度の利用を検討している方や、既に飛び級で入学している方をメインの対象としております。 今後、学位授与機構による学士取得を目指す方の参考になれば幸いです。 1.経緯 最近、法科大学院への飛び級制度の利用が増加していると思いますが、私も飛び級制度を利用しており、京都大学法学部から京都大学法科大学院に飛び級で進学しました。 その際に、京都大学法学部を3回生で退学することになりました。 その後、私
1.はじめに 令和元年12月4日に、会社法の一部を改正する法律(令和元年法律第70号)が成立したため、今回はそれについてまとめていこうと思います。 司法試験・予備試験の受験にとって大事なものについては、見出しの後ろに☆マークをつけておきますので、受験生の方は☆マークがあるものだけでもご確認ください。 なお、令和元年会社法改正は、12月11日に公布されており、公布の日から1年6月以内の政令で定める日(株主総会資料の電子提供制度のみ3年6月以内の政令で定める日)から施行される
今年の口述試験まで残すところ1週間となりますが、平成29年口述試験の私の再現をアップ致します。 1日目は刑事で、2日目が民事でした。 合計点は121点で、刑事61点・民事60点か刑事62点・民事59点だと思います。 受験状況としては、①予備論文合格発表後から勉強開始、②ロースクールの授業にはちゃんと出席しつつ空き時間で勉強する(ただし試験前日は欠席した気がする)、③使用教材は過去問、類型別の要件事実(ちょっと大島本も使用)、刑事実務基礎の定石、④過去問や模試の問題を
令和元年の司法試験の結果が発表されましたね。合格された方は本当におめでとうございます。私も、初めて法務省の合格掲示板に行ってきましたが、みんなわいわいしてて楽しそうでうらやましかったです。 今回は、法科大学院等別合格者数等を参考に、様々な合格率を分析してみました。これからロー進学を目指している方の参考になれば幸いです。 1.令和元年司法試験の結果受験者4,429人→短答合格者3,287人→最終合格者1,502(合格率33.9%) ※受験者は4,466人ですが、途中欠席し
独学で今受験するならどの本を使用するかを考えてみました。あまり深く考えていないところもありますし、自分の知らない本の中に良本もあると思うので、あくまで参考程度に見てください。。 入門書も列挙していますが、読むか読まないかは気分ですので、読むとは限りません。 1.憲法 ➀入門書 安西・巻・宍戸「憲法学読本」 ②基本書 渡辺・宍戸・松本・工藤「憲法Ⅰ 基本権」 ③演習書 宍戸編「憲法演習ノート」、木下・村田・渡辺「事例研究 憲法」、大島「憲法ガール1・2」
1.平成28年度司法試験予備試験 ⑴ 受験状況 大学3回生。憲法・民法(総則、物権・担保物権)・刑法の勉強は終えていて、民法(債権総論)・会社法・民事訴訟法・行政法の授業を受け始めたところ。合格する気はなく、1ミリも対策していない(記念受験)。 ⑵ 短答 憲法 24点 行政法 2点 民法 20点 商法 13点 民事訴訟法 16点 刑法 25点 刑事訴訟法 11点 一般教養 27点 法律科目 111点
受験生に役立ちそうなブログを集約してみました。現状として私がフォローしていて知っている方ばかりですので、他にも何かあればぜひ教えてください! 加藤喬先生「びょうそくで司法試験(労働法1位 論文36位で合格した秘訣)」 Takumi-Aikawaさん「テクニカルに司法試験を突破するブログ」 Sean.Scottさん「法律解釈の手筋」 おなすびさん「こころの答案置き場」 ガツさん「ガツのブログ」 jijiたんさん「公認会計士有資格者jijiたんが予備試験ルートで司法試