日常のひとコマ
放課後はいつだって拘束の後の反発が起こる
自由というものはなかなかに扱いづらくて、
自分の意思とは反して解放せざるを得ない何かを感じている。
「あ。いたんや」
その言葉でふと我に返る
「ぼーっとしてるとほんとに棒になっちゃうな笑」
そんなことはないと言い返そうにも
本当にそうなのではないかと頭がよぎる当たり俺は頭が悪いと思う。
「なぁ、一緒に帰らん?」
うん。としか俺は返事が出来なかった。
君が楽しそうにでも優しく包むように語りかけてくれる声が僕は好きだった。酔いしれた。
「最近なぁ、、、」
そんな声でさえ俺の耳はシャッターが閉まったように聞こえなくなる。
「なぁ?きいとる?」
お、おぅ。と気持ちをリセットがてら返事を1つ
正直自分が悪いと思う。ただ自分のものになっていたと感じていたんだ
この声と優しい瞳、いつでも僕を救ってくれるような温かい笑顔と雰囲気
ただずるいよな。やっぱり可愛いのは
〇:なぁ。。1枚写真撮っていいか?
「えーー、じゃあ綺麗に撮ってや?笑」
カシャッ
シャッターを押す
押すだけ。
幸せそうな君をフィルター越しでしか見れない
俺が君のとなりにいたかったなと
放 た れ る 光 と 同 じ よ う に 吐 き 捨 て た 。