あの頃っていいよね 3
中学2年のクリスマスの前日の前日
俺たちはいつもの公園に来ていた。
菜:ふぅ。美味しいわぁ ココア。
○:「ふぅ。美味しいわぁ」じゃねーわ笑
なんで毎回俺の奢りなんだよ!
菜:ええや〜ん、○○って趣味もないんやし?
お小遣い貰っても貯まってるだけやん笑
○:くっ、、、なんも言い返えせない……
菜:だ・か・ら 菜緒が使ってあげてるんや♡
○:かわいい顔して言ってることが鬼畜の所業すぎるぞ……!!(泣)
○:で、話があるなんてめずらしいじゃん
菜:う〜ん、ちょっとなぁ 迷っとるんよ
○:え、なになに、もしかして、、彼氏?笑
菜:ちゃうわ笑
菜: ………。
○:な、なお?どうした?
菜:、、○○はさ私の事……す、いや、、ん…//
○:ん、ん?なんだよそんなもったいぶって笑
菜:うっさい笑
菜:ふぅ、、○○はさ、、、?
○:うん
菜:私のこと…好き?
○: ……。好きだよ。なおのこと
菜:どれくらい?
○:この世で1番
菜:ふふっ嬉しい//
○:でも、付き合ってないけどな笑
菜:言ってくれれば良かったのに笑
○:だ、だって、、怖いじゃん嫌われたら〜
菜:かわいいとこあるやん笑
私も○○のこと大好きなのに
○:うそやん笑
菜:嘘やない。まぁ周りのみんなからはもう私たち付き合ってることになってるみたいやで笑
○:うそやーーん笑 パートツー
菜:サイコロ転がさんといて笑
○:ははっ笑 で、付き合っちゃいます?
菜:付き合いたい…でも、わからん…
○:わからない?どういうこと?
菜:なおさ、、アイドルになりたいんよ
○:あいどる、、アイドルってあのテレビとかでキラキラしてるあのアイドル?
菜:うん…でも、○○のことも、、、
○:あ〜なるほどそういうことか笑
なんで迷うんだよそれ
菜:だって、、○○の事大好きやし…//
もしアイドルになったり、なれなくても高校とかいったらもう会えんかも、、、、
○:まぁたしかにそれはあるかもなぁ
菜:だ、だから、、!
○:なおさ、バレー好き?
菜:バ、バレーは大好き…
○:それはなんで?
菜:漫画の影響だけど初めてみたら少しずつできるようになるのが楽しくて
○:いいことや
で、アイドルはなんでなりたいん?
菜:可愛いやカッコイイだけやなくて、私も元気貰えたり、逆に頑張ろうって思える。
私もそういう人になりたい。なって思って、、
○:いいやんいいやん
そんな素敵な夢が出来たのにここでとめてしまうんはさすがにもったいない。
菜:○○…
○:俺のことは大丈夫や
俺が大好きなのは変わらん…たぶん。
菜:たぶん…はあかんよ?
○:冗談よ だから菜緒がもしアイドルになれたらその時は応援すっから!
まぁもしなれなかったら俺が菜緒を貰いにいくから、、WinWinやな!!
菜:ふふっ笑
やっぱり○○は強いなぁ、、そんなこと言ってくれるなんて……
○:ちょちょ!泣かんといて笑
菜:な、泣いてへんもん
菜:あと、○○関西弁になってるで
○:あ、つい。エセだったか笑
菜:ううん、上手くなってたで笑
菜:でもちょっとエセ笑
○:みんなから怒られるってこれ〜笑
これを機に菜緒と直接話すことは少なくなっていった。
そして菜緒は、アイドルになった。