5分で読める登販対策その15〜2章肝臓後編〜
こんばんは、1日に1吸入、最低でも朝晩合わせて6錠の服薬を続けていても肝機能はやたらいい数値を叩き出しているもち犬です(・∀・)
…多いときは1日じゃなくて1回で10錠を超えていたのでだいぶ減ったよ。
肝臓は大切にしましょうね。
というわけで、肝臓編の続きです。
◯生体に有害な物質の無毒化・代謝
消化管等から吸収された、または体内で生成した、滞留すると生体に有害な物質を、肝細胞内の酵素系の働きで代謝して無毒化し、又は体外に排出されやすい形にする。
体内で生成した有害な物質って?
皆さんどこかで聞いたことあるやつと思います、アンモニアですよ。
こちらは尿として体外に排出されることになります、
医薬品として摂取された物質の多くも、肝臓において代謝される。
医薬品ももちろん、体にとっては異物ですので代謝されます。
されますが、それを見越して製造しているのできちんと出てほしい効果が発揮されます。ちなみに解熱鎮痛成分のロキソプロフェンナトリウムは腎臓に負担が、アセトアミノフェンは肝臓に負担がかかります。
アルコールの場合、胃や小腸で吸収されるが、肝臓へと運ばれて一度アセトアルデヒドに代謝されたのち、さらに代謝されて酢酸となる。
アセトアルデヒド。何かこう悪役っぽいネーミングですね!
まぁ二日酔いを引き起こすのはこいつのせいですしね!
はい。医薬品の代謝もアルコールの代謝も同じ肝臓さんがしています。
他にもお仕事があるのは皆さんもすでにご存知ですね?
肝臓、忙しいのに「至急の案件ね!」ってまぁまぁ手こずる業務が2件追加。
さすがの肝臓さんもそりゃあ時間がかかります、残業必至です。
これらが同時に体内に入ると、アルコールの分解が優先されます。
その間、薬の分解が滞ってしまいます…当たり前ですよね。
結果、薬が長時間体内に残り、薬の効き目が普通以上に強く現れてしまいます。
また、慢性的に飲酒をしていると薬が効きにくくなることもあります。
お酒が抜けるまで、お薬を飲むのは控えましょう。
二日酔いで頭がガンガンするときは五苓散がオススメです。
漢方なんですけれど、体の中の水分量を調整してくれます。
それで体の中のむくみをとってくれるので、頭痛が和らぎます。
雨の日や天気の悪い日に頭痛がする方にもオススメです。もちはそんな気圧頭痛持ちなのでよく使っています。
ヘモグロビンが分解して生じたビリルビンも肝臓で代謝されるが、肝機能障害や胆管閉塞などを起こすとビリルビンが循環血液中に滞留して、黄疸(皮膚や白目が黄色くなる症状)を生じる。
赤血球に含まれている酸素の運び屋「ヘモグロビン」さんの成れの果てが「ビリルビン」です。
なんで黄疸で黄色くなるのかというとビリルビンに黄色い色素があるからです。
◯生体物質の産生
生体物質とは生物の体内に存在する化学物質の総称であり、胆汁酸やホルモンなどの生合成の出発物質となるコレステロール、フィブリノゲン等の血液凝固因子、アルブミン等、 生命維持に必須な役割を果たす種々の生体物質は、肝臓において産生される。
カタカナ多めですが、落ち着いて読めばわりとどれも聞いたことがあるやつなので大丈夫です。
ホルモンには色んな種類があって、それぞれ血圧の調整をしたり、体の成長を促進したり、体内の水分や塩分の調整をしたりする大元です。
このホルモンたちの中でも男性ホルモン、女性ホルモンの減少で起きる更年期障害なども聞いたことがある単語ですよね。
フィブリノゲンも薬害のときに出てきましたね。
「ちょっと指を切ったら血が止まらない!」なんてことがないように血液を固めるやつです。
アルブミンは血管中の血液量や体内での水分の量を調整する役割を持っています。
ね、どれも生きるのに大事でしょう?
全部、肝臓が作っているんです。
肝臓では、必須アミノ酸以外のアミノ酸を生合成することができる。
必須アミノ酸とは体内で作られないため、食品などから摂取する必要があるアミノ酸。
ヒトの場合、トリプトファン、リジン、メチオニ ン、フェニルアラニン、スレオニン、バリン、ロイシン、イソロイシン、ヒスチジンの9種のアミノ酸が必須アミノ酸とされる。
必須アミノ酸とは、米、魚、肉、大豆・大豆製品、卵、乳製品、野菜などに含まれる栄養素。
まぁ…肝臓だけで生きていけないから食事をしようねってことなので難しく考えなくて大丈夫です。
肝臓編は以上になります。
想像より過酷な労働環境ですよね、肝臓。
皆さんも労って過ごしてくださいね!
もちは…服薬があるのでお酒はめったに飲みません( ;∀;)
そもそも飲んだら飲んだで顔色も変わらず淡々と飲んで酔っぱらわないし…ねぇ?(・∀・)←肝臓は強い