小6でパパ活した話

「パパ活」とは、20代30代女性パパ呼ばれる中年男性と食事デートあるいは大人カラダの関係を持つことで見返りとしてお手当て呼ばれる金銭を受ける活動のことを意味する表現。 

そう。私は小学6年生でパパ活をした。
しかも、キッズケータイで。

事の発端は小学五年生。中学受験をしないかと母親に言われた。
私はよくわからず頷き、地獄の受験勉強の日々が始まった。
一日学校を除いて11時間勉強。塾も二個通い。
仲が良かった友達とも遊ぶ機会がなくなってしまった。
そんなある日、クリスマスにサンタさんが私にキッズケータイをくれたのだ。初めて触るケータイに私は心を踊らせ、勉強の隙間に親の目を盗み様々な画面きせかえをして遊んでいた。

小学6年生になり、いよいよ第一回目の受験日が近づいてきた。
(中学受験は3回チャンスがあった。)
私の志望は、特待A。親からも期待の圧力をかけられていた。
結果。特待C。物凄く泣き、親から物凄く怒られた。
この時点で私の心はズタボロだった。朝四時に起き、勉強をして、学校に帰ってからも10時まで塾。気が狂いそうだった。

そんなときに、親のパソコンで勉強のyoutubeを見ていたら魔が差し、匿名チャットを検索し、参加してしまった。誰かと繋がり、褒めてもらいたかったのだ。デュラララチャットという、平成の末期みたいな匿名チャットに、私はすぐにドハマリしてしまった。
そしてある部屋に入り、男性と一対一でチャットしていた。
連絡先を聞かれ、私は承認欲求が勝ち、キッズケータイの連絡先を教えてしまった。

キッズケータイでのメール、電話はすべて有料なので、私にも男性にもお金がかかることを、当時の私は知らなかった。
が、死ぬほどメール、電話をしてしまったのだ。
万が一バレてもいいように、男性の名前をおばあちゃんにしていた。

たくさん褒めてくれたし、たくさん好きだと言ってくれたのだ
(インターネット男あるある)

しかし、明細書がもちろん親に届くわけで、あっさりバレてしまった。
警察に4時間ほど取り調べを受けて、更にメンタルが落ちてしまった。
私が悪いことは承知しているが世界の誰も信用できなくなってしまったのだ。

馬鹿な小学校時代を過ごしたと思っている。
特待生も、その後もBしか取れなかったのだ。

そしてまた中学二年生のときにパパ活をするのだが、それはまた今度話す。


いいなと思ったら応援しよう!