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バスク語を勉強する理由
Hay versión española está debajo de la japonesa🐣 (todavía no jejeje)
目下バスク語勉強中の私。
こっちで「バスク語を勉強しているよ!」とバスクだったりスペインの人に言うと
「なんで?」
とか
「やばいね」
みたいなことをよく言われるので、そういえばなんで勉強してるんだっけな、ということを書いてみたいと思う。
結論から言うと、
好きだから。
で良さそうだ。
そもそもは存在を知らなかった。
スペインのバスク地方に来て、その言語の存在と異質さを知った。
ヨーロッパに位置しながらインド・ヨーロッパ語族に属しない、簡単に言うとラテン語系じゃない言語。もちろんスペイン語やフランス語の影響を受けた単語は存在しているけれど、文法は全くの別物という変わり種。現存する最古の言語の一つとも言われている。かっこいいじゃない。
でも街中ではあくまでスペイン語が主流。スペイン語全然話せない状態で来ちゃった私は、まずはスペイン語をしっかり話せるようにならなくちゃね、ということで数年わきにおいて置いた。
しかしきっと初めから、気にはなっていたんだと思う。
バスクの街で暮らしているとそこかしこでバスク語に出くわす。
基本的な単語は覚えていくものの、もちろんそれだけで話せるようになったりはしない。4年の生活で挨拶とお祝いと数くらいはスムーズに出るようになった。
スペイン語の勉強をしている間も、私のSpotifyにはどんどんバスク語の曲が増えていった。意識的に、もしくは無意識のうちに。
家族や友達が教えてくれた曲、町で耳に残った曲、気に入ったものはどんどん入れていっていた私のSpotify。バスク語の曲数がスペイン語数倍になったのを見たとき、一念発起してスペイン語の曲を探しまくってリストに入れた。15年分のスペイン国内のヒットチャートを全部聴き、気に入った曲を追加していくという力業。
だってまだスペイン語勉強しているから、発音の勉強のためにはどう考えてもスペイン語の曲を聴く方が良いもの。
考えても見て欲しい。Spotifyの半分以上が意味のさっぱりわからない曲で埋められているのだ。
意味のわからない状態で音楽を聴くことがストレスが少なく好ましかったのかとも思ったけれど、スペイン語のときにはその現象は起きなかった。スペイン語の場合は、全くわからないときよりも歌詞の意味が分かるようになってからの方が好きな曲が増えた。
私にとってバスク語の曲は耳触りが良かったのだろう。
そうしてスペイン語の学習が一区切りついた時点で口にした、
「いつかバスク語勉強してみたいな」
という言葉で全てが決まった。
私の恋人は私の望みを全力で応援してくれるタイプなのだ。
2人で学校に申し込み、結局私だけ運良くコースに潜りこむことが出来た。
(ちなみに恋人はバスク語ネイティブだが、長らく使っていないので大分錆びついているパターンだ。そのため一緒に申し込んだものの、向こうははるか上のクラスへ申し込んでいる。)
その後、仕事がとても忙しくて毎日しんどいのに何とか続けて勉強している。大して必要もないのに。
これが好きだからでなくてなんなのだろう。
しかしよもや、私の趣味に言語学習が加わる日が来るとは、しかもバスク語。若き日の自分に教えたらきっとぶったまげるだろう。