書(描)き出すことで見えてくる、自分の気持ち~最近、絵日記何書いた?~始めます。
5/28(金)の絵日記より。
静岡市の番町市民活動センターで毎月最終金曜日に開催されている「えもなとーく」に参加した。
2020年度、静岡市民プロジェクトで作成された、静岡市におけるSDGsのローカル指標「まあるいしずおか」。SDGsのゴールを目指し活動する人・団体を毎回ゲストに呼びトークをする場がこの「えもなトーク」だ。
その第2回目が、この5/28(金)だったのだ。
その日のテーマは「一緒に目をつむりませんか」。
トークゲストは、一般社団法人ヴァリアスコネクションズ理事長の成美憲一さん。アートと福祉がまじわる活動を行なっている方。
グランシップで開催する『ワンダフルアート』の中で「目をつむる写真展」を展開するが、〝目をつむる〟という行為をきっかけに、多様な価値観を受け入れるということについてお話いただいた。
・・・と、文字で書くと何とも味気ない感じになってしまったのだが、
トークの途中、我々参加者もお互いに〝目をつむる〟写真を撮ってみようという時間があり、それが何とも心地良かった。
その幸福な時間を残しておきたい一心で絵日記を書(描)いたというわけだ。
実は「皆さんも、写真を撮り合いっこしてみましょう!」となった瞬間は、不安になった。
【目をつむる=無防備になる】し、ヘンテコリンな写真になったらい嫌だなという気持ちも働いたからだ。
でも実際は、意外と平気だった。
ペアになった方が、たまたま面識ある方だったということもあるだろうが、それ以上に「良いね~」と言ってくれたり、より良く撮れるような提案や工夫をしてくれたりしたおかげだと思う。
ほかの参加者とシェアした感想でも、そのような声が多く聞かれた。
目をつむる写真を撮るとき、自分も、そしておそらくほかの人も、互いを思いやる行動をとろうとし、自然とやさしい気持ちになっていた。
無防備であっても攻撃されない。
年齢、性別、立場やバックグラウンドも気にならなくなっていた。
そこにあったのは安心できる空気。
それが、これほど印象に残った心地良さの正体だと思うし、
こういう雰囲気こそ大切にしていきたいと思う。
撮影したので写真はあるのだけれども、自分の手で気持ちを乗せた状態で残しておきたかったから、あえて絵日記に。
ちょっとこそばゆい、でも安心してそれをさらけ出している表情が表現でき、今後また見返すことがあった時にも、この時感じたことを思い出せる気がする。