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年間360日以上お酒を飲んでいた僕が断酒できた理由


お酒を6ヶ月間やめていることを10年ぶりに会った友人に話したら。
「それはすごいよ!」と言われ、
自分でも「確かにすごいことだな」と気付きました。

だから今回は、お酒をやめたいと思っているあなたに、
少しでも役立てばと思い、
私の経験から「お酒をやめる方法」について
お話ししたいと思います。

まず最初に、私がどれくらいお酒を飲んでいたかシェアします。
本格的に飲み始めたのは大学生の頃。
友達と集まったり、寮でパーティーをしたり、
そういう時によく飲んでいました。

その後、社会人になり、20代の頃も同じように、
仕事終わりに同僚と飲みに行ったり、
友達と集まった時にビールや酎ハイを楽しんでいました。

30代になっても週に2~3回のペースで飲んでいて、
時にはベロンベロンになるまで飲んだこともあります。


でも40代に入って独立し、一人で飲むことが増えました。
特にコロナの時期には、毎晩、自宅で一人飲み。

日によっては昼から部屋でYouTubeを見ながら
ベロンベロンになるまで飲んでいました。

1日にビールや酎ハイを1リットル(500ml缶2缶)、
多い時は3リットル(500ml缶6缶)。
こんなペースを年間360日以上続けていました。

今振り返ると、確実にアルコール依存症だったと思います。
情けないですが、これが事実です。

でも、そんな私でもお酒をやめることができました。
同じくらい、あるいはそれ以下の方には、
きっと役立つ情報になると思います。
もし、それ以上の方でも、
何かしら参考になる部分があるかもしれません。


どうしてお酒をやめたいのか?

やめる理由が明確でないと、やめるのは難しいと思います。
自分が納得できる理由でなければ、
こんな楽しいことをやめるのは非常に難しいです。

例えば、ショッピングやゲーム、恋人との付き合いでも、
やめる理由がなければ、やめる必要はありません。
だって、もともと好きで始めたんだから、
なぜやめる必要があるんでしょう?

最初はあまり好きじゃなかったかもしれないけれど、
続けるうちに「まあ嫌いじゃない」って思うようになる。
好きなところがあるからこそ、やめられないんです。


何度も失敗したけど、今回は続いている理由

実際、私は6ヶ月間断酒が続いていますが、
それまで何度も失敗しました。
1週間やめては、また飲んで、3週間続けてもまた飲んでしまう。
その繰り返しでした。

でも今回は6ヶ月も続いています。
その理由はシンプルです。

モテたいからです。

「はぁ?」と思うかもしれません。
「お前、結婚してるんだろ!子どももいるのに何を言ってるんだ?」
という声が聞こえてきそうですが、
皆さんが思っているのとはちょっと違います。

もちろん、女性にモテたい気持ちはあります。
でも、私は妻にモテたい
そして、娘にも「モテたい」んです。


妻と娘にモテたいから、お酒をやめた。

私は身長170cmで体重は一時期78キロに達し、
完全にワガママボディー状態でした。

体脂肪率は32%オーバー!
でもなぜか「自分には魅力がある」と勘違いしていたんです。

ところが、私の妻は容赦がない。「くさっ」「きも」と、
真顔で言ってきます。

それを見た娘も「パパ、くさい!きも!」と言って
スタスタスタと妻の方へ行ってしまいます。

私は最初、「なんでこんなに冷たいんだろう?」と思っていましたが、
ある日気が付いたのです。
「これは、私のボディーが嫌われるくらい、ワガママなんだ!」と。
体だけじゃなく、
わがままなのは顔も同じでした。


40代後半のおっさんの魅力がない外見、
ようは健康維持に対して全く努力していない外見が理由なんじゃないかと。

私はただ、妻や娘に、「ありがとう!」「かっこいい!」「すごいね!」
こんな言葉を言って欲しかっただけなんですけどね。

あなたは嬉しい言葉を掛けられたいと思う相手はいますか?


運動とお酒との格闘

私は「モテたい!」という理由でお酒をやめようと決意したものの、
これがまた一筋縄ではいかないんですよ。

何から手をつければいいのかわからない。
でも、とりあえず「運動したら痩せるでしょ?」という単純な発想から、YouTubeのトレーニング動画に手を出してみたんです。

無酸素トレーニング?
有酸素?
HIITトレーニング?
なんだそれ?と思いつつも、やってみることにしました。

最初は「これで本当に痩せるのか?」と半信半疑で、
ダンベルを買ってみたり、近くの公園でジョギングしたり。
週に3回も運動している自分を見て、
「これはイケるんじゃないか?」とワクワクしてました。

でも、そんなに簡単に体重は落ちない。
痩せるどころか、筋肉痛に苦しむ日々。
「え、これ、やってる意味ある?」と自分にツッコミを入れながらも、
何とか続けました。

しばらくして、ようやく運動が習慣になってきた頃、
「そろそろお金を払って、色んな機材が置いてあるジムに行けば
もっと効果出るんじゃない?」と
ひらめいたわけです。

ジムに通い始めたはいいものの、体重は思ったほど減らない。
おかしいなぁ、運動すれば痩せるって、
なんかの本に書いてあったような気がするけど…。

そこで、またしてもYouTubeに頼ることに。
「筋トレ系YouTuberは何を言ってるんだ?」と、
いくつかの動画を見ていると、ついに答えにたどり着きました。


食事制限、そしてお酒との別れ

**「食事が大事だ!」**ということに、ようやく気づいたわけです。
そこで、今度は食事に気をつけることにしました。
タンパク質を多めに摂って、カロリーや脂質を抑える。
買い物をするときは、必ずパッケージの裏をチェックして、
成分表をじっくり読むようになりました。
「ふむふむ、これにはカロリーがこれくらい入ってるのか…」なんて、
いっちょ前に考えながら選んでました。

で、ようやく少しずつ体重が落ち始めたんですけど、
ここでふと気づいたんですよ。「あれ、お酒ってどうなんだ?」と。
体に悪いとは思ってたけど、
まさかここまで悪影響があるとは、
考えもしなかったんです。

お酒について調べ始めると、なんと、
お酒は合法なだけで、
実は「合法ドラッグ」と変わらないくらい健康に悪いって話が
ゴロゴロ出てくるじゃないですか。
まさに目からウロコ!
「お酒を飲むと食欲が増したり、
食べる量に対する判断が鈍くなったりするため、
余計なものを食べてしまうことがよくある」って言われた瞬間、
「あぁ、これが原因か…」って腑に落ちました。

そこからはもう、お酒との決別を決意したわけです。
「モテたい」という理由で、ついにお酒をやめることにしたんです。

最初の3日間は地獄だった
でもね、これがまた大変。
お酒をやめるって簡単なことじゃないんですよ。

最初の3日間なんて、まるで地獄。

体の奥底から「飲みたい!」って欲望が湧き上がってきて、
もう抑えられない。
「早く飲みたい!!」って
心の中で叫びながら、コンビニまでダッシュ。
で、ノンアルビールを手に入れて何とかのどごしを潤すことができて、
しのいだわけです。

でも4日目、5日目になると、少しずつ楽になってきました。
おぉ、これはもしかして続くんじゃないか?と、
ちょっとだけ余裕が出てきたところで、
落とし穴にズドーンとハマります。

ご褒美制度の破壊
5日目くらいになると、不思議と余裕が出てくるんですよね。
「もう自分ならいつでも、やめたい時にやめられるな!」
と錯覚してしまうんです。
ここで、ある決心が生まれるんです。
「よし、1週間達成したらご褒美で1日だけ飲もう。
それでまた次の日から断酒だ!」ってね。

もうこの時点で、頭の中では完全にプランができあがってます。「あと2日頑張れば、ご褒美にお酒が飲めるんだ!」と、
1週間達成までのカウントダウンを開始するわけです。
そして、ついにその1週間目がやってきて、
待ちに待ったご褒美の日。

この時の一杯目がマジでうまい!

でも、ここで問題が起きるんです。
一杯飲むと、止まらないんです。
「もう少しだけ」「もう1缶だけ」と続けて、気づけばベロンベロン。

そして次の日、「昨日だけのつもりだったのに……」と思いながら、
また手が伸びる。
「まぁ、今日だけもう一回飲んで、明日からまた頑張ろう!」と。
結果、また同じことの繰り返しです。


1日1日をちまちま見つめる作戦

このサイクルを何度も繰り返した結果、
ようやく悟ったんです。「ご褒美なんか設けるからダメなんだ!」

そこで編み出したのが「目標は立てない作戦!」
この作戦には1つだけやることがありました。
「今日は飲まない」、それだけを考えるようにしたんです。

で、どうしたかというと、カレンダーに「断酒達成!」と達成した翌朝に書き込むんです。
最初はちまちまと1日ずつ書いていたんですが、気づけば1週間が経ってて、「おぉ、1週間も飲んでないぞ!」って驚きます。
さらに1ヶ月も経って、
「あれ、いつから飲んでないんだっけ?」って思うようになるんですよ。

こうして、ただ1日1日を見つめて過ごしていくと、
ちまちまと積み重なっていく。
知らないうちに、断酒が続いていくんです。


まとめ

  1. 自分が納得できる「やめる理由」を明確にすること。

  2. 目標の期間を設けず、「今日は飲まない」だけを意識すること。

  3. お酒を完全にやめたと思わないこと。いつでも飲む可能性があるという危機感を持つことが大事。

「いつかまた飲むと思うけど、今日は飲まないでおこう。」 このスタンスが、私が断酒を続けられている理由です。


おわりに:
少しでも何か役に立つ情報になっていれば嬉しいです。
お酒を現在やめている状態で、
本当に人生が変わったというくらい、頭の中がスッキリしていまいます。
朝起きてからの作業、
お財布の中身、
健康意識
仕事量
全てにおいてパワーアップしました。
あなたのお酒との付き合い方が改善することを願っております。

ありがとう、ありがとう、ありがとう!
mochan

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