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スぺポル旅行記 ~2日目 バルセロナ~
自分用にメモ帳に書いていたものを転記しています。
エッセイ風日記。
旅行先は、バルセロナ→リスボン→ポルト→マドリードです。
12/27 バルセロナ二日目
昨日は眠すぎて20時半くらいに寝たので、4時くらいに一度起きた。
その後無理くり二度寝したら熊に襲われる悪夢を見て、8時に起床。
サグラダファミリアに行くのは10時だが、せっかくだし1時間早く出て近くのカフェでモーニングを食べることにした。
ホテルから電車で移動し、サクッとサグラダファミリア駅へ。
駅から出ると眼前に大迫力のサグラダファミリアが。
日本人の家族連れと同時に降り立ったのだが、ちびっ子が「意外とすげーーー!!!」と正直な感想をこぼしていて、ややウケた。
モーニングを食べるべく、行きの電車でチェックした高評価のカフェへ。
適度に賑わういい雰囲気で、店員さんも気さく。ピザ?とバニララテを頼んだ。
ピザには生ハムとチーズと冬の名物焼きネギがのっていて、とってもとってもおいしかった!!ボリュームもある。
バニララテも甘めで、かつsmallなのに量が適度にあっておいしい。
全面ガラス窓でサグラダファミリアをケツ側(受難の塔側)から眺められる。
8€1300円で、お値段以上の体験!
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カフェを出て、いざサグラダファミリアへ入館!
日本でチケットを予約済み。予約時にエラーでeチケットが発行されていなかったものの、私は天才なので日本にいる時点でそれに気づき問い合わせをし、再発行をしていた。
無事、人込みを尻目にスムーズに入れた。
外観のサグラダファミリアは、古いところ(生誕の塔)と新しいところ(受難の塔)とで色が違っていて、古い方は歴史を思わせる素敵な色褪せ方をしていた。
想像以上に建物全体が大きくて、細かな装飾もビッシリついている。
装飾たちは、ガウディらしい繊細さでとても良い。
外観は近づくほど細かな彫刻が迫り来るようで迫力がすごかった。
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建物内に入る。
内部は意外とシンプルだが、自然を模した建築で印象は良い。
陽光の色にあわせた配色のステンドグラスが柔らかな光をとりこみ、林を模した柱の数々が建物の美しいシルエットを司っていて、豪勢ではないが居心地の良い美しさだった。
サグラダファミリア内にある、生誕の塔を予約していたので登る。
塔は、表側の生誕の塔と裏側の受難の塔と2種類ある。
受難の塔の方が新しく整備されてて良いらしいのだが、私は不便な方が趣を感じるし、生誕の塔はガウディが手ずから建てているそうなので、そちらにしてみた。
塔を登ると、巻貝を模した狭い螺旋階段がグルグルと続いていく。
ひたすらに歩くのが楽しく、隙間から見えるバルセロナの街並みが美しかった。
若干高所恐怖症になりつつも、ガウディがモチーフにする海とか波とか巻貝とかのなめらかなシルエットや、小さな花と葉っぱなどが可愛くてすきだな〜と思った。
昨日行ったカサミラは『観光用!』という感じの内装だったけど、サグラダファミリアはまさに壮大な建築物!という様相で行って良かった!
サグラダファミリアを後にし、そのまままっすぐに伸びる大通りを進む。
ヨーロッパ特有の白い木(樫の木?)に黄色い葉っぱがまだ残っていて、穏やかな並木道だ。
地元民もいそうなローカル感もありつつ、綺麗に整備されていて、旅の醍醐味といえる心地よい街歩きだった。
進んだ先にあるのはサンパウ病院。
サンパウ病院は、病院版USJという感じで、小さい町みたく公園の中に建物が数々たっていて、それぞれが病院になっている。
病院のテーマパークみたいなつくりだ。
建物はどれもレンガづくりで独創的な構造。モダニズム建築というらしく、ひとつひとつ美しくて、これが私の家の一個だったら自慢だな〜と思った。
私が金持ちになったらこういう介護施設テーマパークをつくってみたい。
(日本にも施設内通貨があって賭博ができちゃうようなエンタメっぽい介護施設があるらしいですね)
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グエル公園にいくため、メトロに乗る。
メトロは身構えていたほどには治安は悪くなく、小さい子供もいるし、地元民もスマホいじりながら乗ってる。露骨なスリも今のところ見かけてない。
たぶん夜は怖いんだろうな〜。
グエル公園までは駅からけっこう歩くのだが、だからこそ観光地っぽくない道を歩いていけた。
途中で見かけたバルに入り昼食。
ヨーロッパらしく外のテラス席に座り、ポテトオムレツとコーラを頼んだ。
読めるメニューを選んだので、チキったなぁ…と凹んだが、チーズが入ってておいしいし、量も朝が多かった分ちょうどよくてピッタリだった。
オムレツと一緒にバケットがついてきたんだが、フレッシュトマトとオリーブオイルを混ぜたものをバケットにジャムのように擦り付けていて、外国っぽいなーと思った。
隣で私より若そうな女性が、昼食後赤ちゃんをあやしているのだが、「アーアーアーほにゃららほにゃらら、ドラえもん〜」と歌っていた。
スペインでもドラえもんのうたで赤ちゃんをあやすのか。(しかも旧ドラ)
心地よいのだが、日差しがあっつい。
12月末なのに上着をぬいで外で飯食って暑がれるなんて良い気候だわ。
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グエル公園に行く途中の道がとってもいい具合のローカルで、地元民のスーパーとかがあったのでチョコプリンとマテ貝の缶詰を買った。
(バルセロナは都市部すぎて、ローカルスーパーがないのだ)
満腹ごきげんルンルンでグエル公園のある山を登る。
途中で見かけた美しい教会を眺めて、わーここ入れるかなぁなんて調べたりして、ワクワクしながら急斜面を登っていった。
Googleマップを見ながら息も絶え絶え山を登り、「よし到着!」と思ったが、なんだか人気がない。
近くにいたスタッフに「ここですか?」と聞くと、なんとツアーの集合場所は正反対で回り込まないと辿り着けないという。
幸いにも日本語を話せるスタッフさんで、場所を教えてくれた。
たしかにGoogleマップで見直すと、山を大きく横断する公園を跨いで反対側が集合場所のようだ。
待ち合わせ場所には15分前に着く必要があり、15分前ぴったりに着いていたため、幸か不幸か出発までまだ猶予があった。
公園を横断できないので、せっかく登ってきた山を泣く泣く降りる。
既に息も絶え絶え状態だったのに、今度は時間制限付きでもう一度登山をしなければならない。
週5日在宅勤務してる私にはあまりにも過酷で、もう、、、本当に疲れた。ヒッヒッフーの呼吸で登った。
何とか集合場所に時間ぴったしで到着。
普通の人はバスで来るんだろうか?こんなにあせびしょゼェハァの人私だけだったよ。
満を持してのグエル公園は…まぁ普通に公園。
宣材写真みたいなのだと映える感じだけど、実際はちょっとおしゃれな公園だった。まぁそうなんだけど。
入場料800円くらいなら妥当だなって感じ。一般チケットが売り切れていたためツアーで入場したが、そこまでして来る価値はなかった。
でも行かない後悔より行く後悔だよね。それに行くまでの道が楽しかったからヨシとする!
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公園からはバスで帰ろうとしたものの、バスが見つからなくて、いつものように探しがてら歩くか〜とフラフラしていたら、結局元の道を大回りして戻っていた。
カサビセンスに行きたかったが、足がパンッパン、というか腰が痛くて死にそうだったので、先にカフェに入った。
そしてちんたらしていたらチケット販売時間を過ぎてしまった。
また来世で行こう。
諦めたその足でカサバトリョに行った。
現地に行って気づいたが、日本円だとチケット7800円するらしい!!!たっっっかすぎて目玉飛び出るわ!!
こちらもガウディの建築物で、海の中をイメージしたデザインで大変好み。
ではあるのだが、やはりこちらもとても観光地化してて、ぐちゃくちゃの人だらけ。人込みを掻き分けて、ちょっとオシャレな家を観光するという様相。
家具も特にない家を徘徊して、美しい建物ではあるものの、満足度としては2000円分くらいだった…。 7800円は高い。
でもまぁこれも経験ということで。
21時からカタルーニャ音楽堂で開催するGipsy kingsのライブに参戦する予定だ。
夜に差し掛かり、少しホテルで休んだあと、ライブの前の腹ごしらえに出かけた。
バルセロナは朝より夜の方がだいぶ賑やかで、あちこちに電飾があり、夜道は大変華やか。
朝は閑散としてた道も夜は人だらけで、イルミネーションがとてもきれい。
道すがら、高評価だったタパスバルに入った。
ローカルな雰囲気もありいい感じ!
前評判のよさそうなナスの蜂蜜かけ揚げとムール貝の身を混ぜて貝殻の上に乗せてあげたポテトをたべた。
どちらもすっごくおいしかった!
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カタルーニャ音楽堂に到着。
カタルーニャ音楽堂は、バルセロナでも有名な観光地で、昼間は内見のガイドツアーをやっている。
しかし!どうせ音楽堂を見学するなら本来の使われ方であるコンサートをみたい!と思って、滞在中に開催していたGipsykingsのライブに参戦することにした。
カタルーニャ音楽堂は豪華絢爛でものすごく綺麗!
天井には花と草の装飾があって可愛らしい。
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会場は満員でアジアンはほぼいなかった。
観光客はいなくて、バルセロナ民が来ているのかな?
朝に行ったサグラダファミリアの前でも、Gipsykingsのボラーレをストリートミュージシャンが歌ってて、スペイン人に愛されてるのかなと思った。
いざライブ開演!
照明が落ちて、ステージの真ん中にGipsykingsがやってきた。
日本と違うのは、ライブ中も観客が演者と一緒にガンガン歌ったり踊ったりすること!
スペイン、というか海外のライブは一緒に歌ったり同行者と話しながら聴いたり歌に合わせて体を動かしたりするみたい。
もっとカジュアルで相互的で素敵だね。
私も郷に入ってはのやつで、ハロオタ特有のリズム感で体でリズムをとりながら楽しんでいた。
Gipsykingsは、ルーツがスペインにあるそうで、フラメンコのリズムなどを楽曲に取り込んでいる。
聴いていてノリノリになれるいい楽曲ばかりで、ボラーレしか知らなかったけど滅茶苦茶たのしかった!
撮影もみんなバンバンしまくってたので、私もとっておきの動画を共有します。宝物の思い出!
ライブは23時まであったから、さすがの私も本当に疲れ果てていた。
外はわりと人がいたけど、とはいえ深夜のバルセロナ。タクシーを捕まえて帰った。
タクシーのメーターが時間制で、毎秒?メーターが増えるから超こわかったけど、フリーナウの価格とほぼ同じ価格に落ち着いてよかった。
旅行でいつも思うのは、「自分で選んだものが思い出になる」ということだ。
観光地にたくさん行ったけど、見どころスポットだからじゃなく、素敵な景色だからでもなく、自分がそこに行きたいと選んで、自分だけの旅行にしたから思い出になるんだ。
と、充実した一日を振り返って就寝した。
明日はバルセロナ郊外へ!