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お前らと一緒にしないでくれ
僕は、人と同じになるのが嫌だ。
こんにちは
冴えない田舎の高校生です。ヘタクソな文章ですが目をつぶっていただけると、嬉しいです。
僕は人と同じになるのが嫌だ。
服も、髪も、持ち物も、好きなものも。全部。
なぜか。
それは、同じフィールドに立つのが嫌だからだ。
そうだ。お前らと一緒のフィールドに立ちたくないんだ。
それは俺が特別だから。
そうじゃない。
そうじゃない。
本当は怖いんだ。
同じフィールドに立つのが。
同じフィールドに立ってしまえば。
僕が君達より劣っていることがバレてしまう。
怖いんだ。
幼少期から英語の触れてきて、少なからず英語に自信がある僕より英語がペラペラな先輩が居てもどうにも思わないけれど。
僕より遥かに英語力がある後輩を見ると、怖くなっちゃうんだ。
小学生で英検1級をとった子の話をネットでみても何も思わなかったけど。
同じ学校の、同じ専攻という、同じフィールド上に、僕より1年遅く生まれてきた君が、
君がきて。
転入生として、僕の学校にきて。
流暢に英語を喋るところを見た時。
僕は心底怖くなったんだ。
同じ専攻の同級生はもう今年からは僕しか居ないから。
同じフィールド上に立つ人は、誰も居なかったんだ。
後輩も0人で、授業を受けているのは3年の先輩に1人ぽつんと混ざっている僕だけだった。
君が来るまでは。
君がくるまでは、同じフィールド上に立つものは誰もいなかった。
僕より1年早く生まれた先輩たちはいたけど、僕より早く生まれているので、同じフィールドに立ってはいなかった。
1年遅く生まれてきた僕が、先輩たちと同じ授業を受けていることに、同じ英検の級に挑戦している事に、優越感さえ覚えた。
ところがどっこい、期待の超新星、君が現れた。
同じフィールドどころか、僕より1年遅く生まれて、いわば1年のハンデを負った状態で、僕を軽々超えていった。
宇宙でスキップして、ぴょーんとふんわり楽に高く跳ぶみたいに。
君は僕の頭上を飛び越えていった。
モンスターだ。君はモンスターだ。化け物だ。
いきなり現れて、僕のフィールドを荒らしてゆく。
なんてことだ。
何をしてくれるんだ。
本当にもう君は。
君は。
凄いなあ。
僕もそんなに流暢に英語を喋りたい。
追いつきたい。
君にも。
留学中のあの娘にも。
追いつきたい。
待ってろよ。
俺が追いつくその日まで。
待ってろ。
頑張って。
頑張って。
追いついたそのあかつきには。
笑顔で。
追い越してやる。
2022.10.13(木)
P.S.期待の超新星とか、モンスターとかって言う表現は、『さっさかサレンダー』という曲から引用しています。今回の僕の状況と似てるなーと思って。良い曲なのでYouTubeで検索してみてください。
追い越してやる。とか強気なこと言っときながら普通に劣等感というか圧倒されすぎて死にたいですタスケテ
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