京都ぷらぷら散歩
昨日久しぶりに京都に行ったので、ぷらぷら散歩noteを書いてみたいと思います。
京都へ昨日行くことに決めて、どこかで軽く何か食べたいと思い、アップルパイで有名な『松之助』に行こうかなあと思っていたのですが、金曜日の夜にTwitterのタイムラインをボーっと見ていたら、美味しそうなケーキとコーヒーの写真が目に入り、見ると場所は京都・岡崎公園付近。明日行くところらへんやん!という奇跡の出会いがありました。急きょそのお店に行ってみることにしました。久しぶりに電車に長い時間乗ったので酔ってしまい、何かを食べたり飲んだりできそうもない、と京都河原町駅に着いた時には思ったのですが、歩いているうちにすっかり忘れて、ウキウキしながら三条大橋から写真を撮っていました。
目的地である『ホーフベッカライ エーデッガー・タックス』に到着しました。1569年にオーストリアで創業した老舗ベーカリーで、ハプスブルク家御用達だそうです。ロームシアター京都のすぐ近くにあります。
中に入るとたくさんのパンがショーケースに並び、その隣にはケーキが並んでいました。私は「カスタニエンべルグ」という栗のタルトと、「メランジェ」というカフェラテを注文しました。まもなくすごい豪華なセットが来ました!↓
上のマロンクリームとマロングラッセは、日本のケーキの何倍も甘いです。栗がたくさん使われています。下のタルトの部分はアーモンドプードルと良質のバターの風味がして、めっちゃ美味しかったです。クリームとタルトが絶妙のバランスで、コーヒーともよく合いました。また来たい!パンもどうしても食べてみたくて「ハンドカイザー」というパンをお土産に買って帰りました。「カイザーゼンメル」のひとつひとつ手で成形したものを、「ハンドカイザー」と呼ぶそうです。
平安神宮の鳥居です。京都国立近代美術館に着きました。いよいよ展覧会へ!
今回京都に来たのは、京都国立近代美術館で開催中の『上野リチ』展を観に行きたかったからです。この展覧会が開催されることを知った時、「やめてくれ~!」と私は思いました。なぜかというと、私だけが知っている状態であってほしかったからです。正確には私だけが知っているわけではないですが、展覧会が開催されることによって多くの人が知ることになるのが嫌だ!と思ったのです。それぐらい上野リチさんが好きです。
【展覧会概要】
ウィーンと京都で活躍したデザイナー、上野リチ・リックス(Felice [Lizzi] Rix-Ueno, 1893 – 1967)の世界で初めての包括的な回顧展を開催します。
芸術爛熟期のウィーンに生まれたリチは、ウィーン工芸学校卒業後、ウィーン工房の一員として活躍し、日本人建築家・上野伊三郎との結婚を機に京都に移り住みます。
第二次世界大戦前はウィーンと京都を行き来しながら、壁紙やテキスタイルなどの日用品や室内装飾など多彩なデザインを手がけました。戦後は夫とともに、現在の京都市立芸術大学の教授となり、退職後はインターナショナルデザイン研究所を設立して、後進の育成にも尽力し、大きな足跡を残しています。
本展では、京都国立近代美術館が所蔵する多くのリチ作品に加え、オーストリア応用芸術博物館/現代美術館(ウィーン)など国内外の機関からリチそして関連作家の作品・資料を招来し、約370件によって、色彩豊かで創造力あふれるリチの魅力あるデザイン世界の全貌をご紹介します。
ー京都国立近代美術館ホームページよりー
1階に撮影可能なこういうスペースが設置されています。↑
受付のスタッフさんがいる所が、リチさんの「ウィーンのクリスマス市」のイラストになっていました🎄↓
作品の展示数も多くて見応えがありました。色の組み合わせがめちゃめちゃいいし、繊細な線の感じもいいし、鳥と花と実がいっぱいで私の好きな物だらけでした。
4階で開催中のコレクション展は、シャガール、香月泰男、八木一夫、山田光、鈴木治、熊谷守一など、盛りだくさんの内容で、こちらも見応えがありました。
京都国立近代美術館は、月曜日休館で12月28日から1月3日まで休館なので、お気をつけください。
帰り道は河原町通まで戻って、買い物をして帰りました。街がクリスマスっぽくなっていました🎄
ああ楽しかった!年が明けたらまた行きたいなあ。なぜか今回訪れた場所はどちらもウィーンと繋がりがあって、それはすごい偶然で、行ってから途中で気づいて驚きました。