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[受講レビュー]知財塾 中間応答ゼミDAY1~2

知財塾さんの動画教材モニター受講、引き続き中間応答ゼミを拝聴しています!
中間応答ゼミは全12回で、「IT・電気分野」の製品・サービスを中心としたケーススタディで5事例をとりあげるそうです。今年のゼミの詳細な問題集をこちらで公開されていらっしゃいます

今年は、特許業務法人IPXの奥村さんが中間応答ゼミのファシリテーターをされています。
私が見ている中間応答ゼミの録画は昨年版で、今年は明細書作成ゼミでファシリテーターをされているIPTech特許業務法人の佐竹さんが担当されている回の分です。

※これから昨年録画分を視聴される方へ
少し残念な点なのですが、昨年分のゼミ録画は通信不良があって、特にDAY1で内容の聞き取りにくい部分があります。
(全体的な内容理解には支障がない程度ですが。)

この点は、事務局様に既に意見お伝えさせていただいており、今後の改善点として取り入れてくださるそうです!


0.  動画やYouTubeで学ぶ受講生のオトクなところ

突然ですが・・・佐竹先生、初めまして!(勝手に自己紹介w)

モニター受講の過去2講座は、たまたま(我らがマエストロ&奥村さんで)元から私が存じ上げている方でしたが、佐竹先生はお初なので💦

この点、最近、オンラインで知財を学べるようになって、オトクだなぁと思っているのは、一方的に講師の方を存じ上げることが可能な点です。
この点は、普通にリアル(オフライン)の研修等を受講しても同じなはずなのですが、オンラインの場合、顔や声も良く見えて、講師の方のお人柄が伝わりやすいという違いがあると感じます。

特に知財塾は、複数回通して、ゼミ生の方とのやり取りを拝見できるので、ファシリテーターの方のお人柄はすごく分かる。そこが面白い!

・・・というわけで、佐竹先生。いつかお目にかかる機会がありましたら、改めてご挨拶させてください。(と言ってる、このnoteは匿名ですが💦)


1.(DAY1)目標レベル設定 / 審査基準を腹落ちさせる

素晴らしい!と思ったのは、最初に目標レベルを明確化し、到達目標をカッチリと示していただいているところです。中間応答を以下のレベル1~3で示した上で、このゼミではレベル2までの到達を目指すことが示されました。

レベル1:有利な効果を主張できる。禁反言を意識できる。
レベル2:一致点・相違点を認定できる。審査官の誤りを指摘できる。動機づけがないことを議論できる。
レベル3:業界特有の知識、業界特有の応答ができる。

全体像を知る、ゴールが分かるということは、初学者の方にとって良き道しるべになり、モチベーションが出やすくてGood!と思いました。

そして初日のゼミは、具体的な事例を読み始めるとともに、具体的な拒絶理由対応で必要になるTipsを繰り返し判断基準を見ながら当てはめていくステージでした。

最初は、繰り返し繰り返し、事例と判断基準を照らし合わせながらみていく、これは中間対応を学んだ方は、どなたも同じ道を通ってきたと思う王道ですね。ゼミでは、この繰り返しをファシリテーターさんと一緒になって、めげずに進められる点がメリットかなー。

実際の案件だと「いや、無理。これ無理だからー!」ていうものも含まれる中、四苦八苦して何とか生き抜くって経験も、そこそこあるので💦


2.(DAY2)まだ紙の書類見てますかー? - テレワーク対応お助けマン -

この日は、「やっぱり引例は紙で読みたくて、でもテレワークで・・・。」という方に必見!
ペーパーレスな中間対応のために有効なTipsを、とても丁寧に手取り足取り教えてくださる日でした✨

私も、実際に中間対応をしていたときは「やっぱり紙が・・・」と言いたくなる派だったのですが、その後の意見書作成の手間削減や、検討した内容を一定期間保存しておく(2回目の拒絶理由、拒絶査定等の対応を考慮)という意味では、テレワーク中心の今、ペーパーレス派の分は高まっているなーという実感があります。

ところで。
このペーパーレス化の対応や、その後の拒絶理由に対する反論内容をゼミで詳しく検討していくシーンですが、ゆっくり受講者の方が考えて結論を練り上げていくのを見守ったり、助言したりしているファシリテーターの方の物腰の柔らかさが、・・・とても素敵です✨ 

実際の特許事務所で、実務として中間応答を学ぶ場合、こんなに丁寧に優しい指導を受けられることは少ないかなーと思うので、こういうゼミ(お客さんとして学べる)って貴重な場かも。


DAY2の最後では、特許をつぶす方の論理構成も考えながら、拒絶理由通知に対する反論を考えよう、という話が出てきました。
この話のときに、権利化を中心に担当している知財の方は、つぶす方の論理構成を担当する機会が少ない、というお話が出てきました。

なるほどー。そう言われれば、企業知財で他社特許対応をしていると「つぶす」という話はそれなりに出てきますが、一方、特許事務所で権利化を担当していると、立場によっては、そこまで踏み込んだ仕事は、そう多く降りてこないですね・・・。

そういう業界事情も、ちらっと感じることができるのは、参加型のゼミならではだなー、と思いました。


以上、中間応答ゼミDAY1、2の受講レビューでした!




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