『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』女社長もっちんの読書後アウトプット 其の一
今年になって急遽思い立ったように始めた、note。食わず嫌いの自分が重く大きな腰を上げたのは、何を隠そうこの本なくしてはありえない。きっと数年後、この本に出合えて心より良かったと回想にひたる自分がいるのだろう。そう容易に想像がつく。それくらい良本だと言える。
はてさて、そんな崇高な本とは是である。
読んだ本:『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』
著者:樺澤紫苑 様
アフィリエイトとかそういうの全然分からないし、やるつもりもてんでないので、適当にアマゾンさんのリンクを貼っておきます。これが正しいやり方?かは存じませんが。これこれ ↓ おススメよ( •̀ ω •́ )y
なんかね、ほんと今の自分にはなかったやり方が、自分の穴を埋めるには最適な方法であると、気づかされた、というかなんかもう暴力に近いくらいの衝撃を受けた、そんなありがたいやら迷惑やら、でもやっぱりありがたい。シンプルだけども、ズシンと来る。全日本民族に共感できる内容だった。
さて……そんなこんなで、
もっちん的に、この本から得られた学び3つはこんな感じ。
1つ、趣味なき、遊びなき人生は、めちゃくちゃ不利である。
2つ、よき遊びには、よき拡張性あり
3つ、脳科学が遊べと言ってくれる説得力よ
遊び下手のもっちんにグサリ
わたくし、もっちん、会社を設立して早14年。経営とは従業員のみんなことを最重要と考え、自分のエゴたる吾がままをどこかに置いていくことだと考えていた。今になって思うと、これはまったくの逆であるということが判明し、自分も腑に落ちることになるのだが、自分の性格は結構こんな感じでバカ真面目なところがある。
ゆえに、遊びというものが極めて下手くそだ。日本人は休み下手なんて耳にタコ、鼻にイカが出来るほど言われているが。とはいえ、遊びよりも仕事でしょ?結局そうなんでしょ?って思って自分事になかなかならない。
著者の紫苑先生は、精神科医のドクター。ドクターとしてのお仕事もしながら、毎日10時間も本の執筆を行い、それでいて大好きな映画を見たり、それ以外にも多くの活動をされているスーパーマンである。
紫苑先生の中で10時間の執筆は、『遊び』だという。お金も貰える最高の遊び。ただ好きだから書いている。もう、最高~!なのだそうだ。
それはあなただからでは……?と思わなくもないが、
この、『好きであること』=『遊び』と定義して、遊ぶことが、人間の力を底上げする万能なエナジーとなるようだ。
好きなことをしていると、脳内で報酬系といわれるエリアが活性化し、ドーパミンという、これまた誰しも一度は聞いたことのあるが一切うまい説明が出来ない物質が分泌される。このドーパミン、何が優秀って、疲れなくなるそうです。さらに、記憶力が向上することが分かっています。紫苑先生曰く一言で言うと、頭がよくなるんだとか。
うっそー? エビデンスあんのかい? エビデンスだよ!エビデーー
あった。
ラットによる実験で、迷路を脱出するまでの時間が、ドーパミンを投与したラットの方がタイムが大幅に縮んだのだ。
統計的に有意な差が出たと。
逆に、好きではないことを行っている間は、コルチゾールという物質が分泌される。これはストレスを感じた時に出るもので、血中のコルチゾールの濃度が高い人には、脳の萎縮が確認されたのだ。
つまり、いやいややっていることは、このコルチゾールの分泌と隣り合わせであり、能力の低下とトレードオフの関係を余儀なくされる。
日本の労働生産性が低いことは、それはもう、よく知られまくっていることだが、生真面目な性格ゆえに、コルチゾールドバドバな仕事をやっている人が多いからとも言えるのだ。怖いね、これ。欧米人、ほんとうまいよね。ここら辺のバランスのとり方。遊びファースト、仕事サブ。
とはいえ、好きを仕事にせーよ!とも言ってないのが、この本の好きなところ。仕事で自己実現や満足感を得ようとするのは、諦めて、アフター5(すでに死語だけど。5時に仕事終わらんて…)に、趣味を充実させるべし!と説いている。
つまるところ、趣味を思いっきり楽しんだ人は、自身の能力開発力も向上し、幸せホルモンも多量に出て、とにかく、良いことづくめであるよ。ということ。
では、どんな遊び、遊び方がいいのか?
ここら辺も紫苑先生はぬかりない。ちゃんとご教授くださいます。
悪い遊びとされる条件
睡眠時間を削らないこと。
依存性がないこと。
孤独にならないこと。
をあげている。
ギャンブルやお酒、深夜までゲーム、、ダラダラ家でスマホ、はこれに当てはまる。偽りの楽しさにより、喜びが持続しない上に、健康を害するというおまけ付き。これは良い遊びにあらず。具体的な良い遊び、に関しては是非、先生の本を拝読されたし。
深夜までお酒食らいながら、スマホニュース見て、もう見る記事内からって、上からスワイプして更新して、新しい記事ないか?と時間を浪費している。しまくっている。やばし。先生、わたしを見ていたのですか?
良い遊びには、これらのようなリスクとは、打って変わって、大きな拡張性があるのだ。ただの楽しい没頭する趣味だけでは終わらず、新たな出会い、新たな発見が広がる。そんな世界が待っている。
かくゆう、紫苑先生は、実は、北海道の名物、スープカレーを世間に知らしめ、一大ブームを引き起こした、張本人である。それまでスープカレーという名前はなかった。その現象はただ、先生が大のカレー好きで、趣味で好きで食べ歩いていた。その記録を、せっかくなので当時まで出始めたくらいのインターネットでホームページを作り掲載し始めたのがきっかけ。PVを稼いで、アフィリエイトで儲けてやんねん!なんて下世話な理由ではなく、ピュアにカレーが好きではじめたこと、が北海道の観光業にまで営業クスほどのインパクトをもたらした。その後スープカレー関連の本も数冊
そこに、コルチゾールの姿はない。ドーパミンをはじめ、良きホルモンが滝のように流れていただろう。
はて、自分はどうか?
遊んでいないこと、遊びを軽視している(優先順位を下げまくっている)ことでの、機会損失の大きさを考えたら……。
あれ?なんか目から水滴が……(;´༎ຶД༎ຶ`)
脳の現象として説明出来る事実
よく遊びよく学べ、と言われるが、よく遊びの方が先なのが気にはなっていたが、実はこういうことだったんだろうと気づかされた。
先生は科学の立場から、しっかりと説得力を持って解説してくれている。単純な精神論ではなく、科学。もはや証拠はいくらでもあるのだ。この説得力たるや。
こんな感じで、『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』を振り返ってみたけれど、確かに大きな成功を収めている経営者の先輩方や、著名人、文化人の方々は、遊びも本気で取り組んでいるな、という印象。ちゃんと遊ぶという行為は、スーパーマン製造機に代わるのだな。
そう。
だからこうして、noteをはじめ、読書のアウトプットを始めたのだ。文章を書くことは好きなんですよね。仕事柄、映像作品の脚本を書くことも良くあるので。ふむふむ、こうしてただただ好きなように書けば良かったのか。
思い切ってnote始めたら、いきなり、スキ(いいね!的なやつだと思ってる。違ったらゴメン)やコメントまで頂けた。思わぬ幸せ。ほんと伝わらないと思うけど、本気と書いてマジで嬉しい。
ほほう、遊びとやら。たしかに、楽しいではないか。
ドーパミン、君がやって来たのが今のわたしには分かるよ。
それでは、もっちん、でした。(●'◡'●)
今日もいい日。日日是好日。