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同級生が結婚した(エッセイ)

また同級生が結婚した。
「また」である。

SNSを開くと、見慣れた「写真」と見慣れない「苗字」の投稿者が
婚姻届の写真と共に長文を書いている。

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「羨ましくもあり、羨ましくない」
よくわからない感情が湧いた。


僕は「1人」が好きだ。
自分の時間が大事だし、共同生活に向いていない。
ルームシェアとか絶対にできないと思う。

でも「2人」の楽しさも知っている。
それを思うと結婚したらしたで楽しいんだろうなとも思う。


彼女とは週末にほぼ毎週会っている。
僕は今のスタイルで満足しているし、彼女も不満もない様子だ。
2人とも結婚に囚われずに付き合えているから、この関係が長く続けばいいなとも思っている。


「2人」でいるときは寂しさを感じないのに、「1人」で結婚報告を知った時は心が寂しくなる。
本当に欲張りで天邪鬼な性格をしていると思う。

人間は満足していても更なる『満足』を求めてしまうのかもしれない。
とはいえ責任を負える『余裕』を持ち合わせていないので、他人の赤ちゃんを「一時的に」「無責任に」抱っこできるくらいがちょうどいいと思ってしまう。

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