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大当たり!映画「帝一の國」

これはアタリの一作であった。なんとも面白い!素晴らしいエンターテインメント!!菅田将暉、野村周平、竹内涼真、千葉雄大、志尊淳、と今流行の若手実力派のイケメン揃い。さらには吉田鋼太郎と大人の魅力も満載で、余は眼福じゃ~、眼福じゃ~~♡

全国屈指の名門校・海帝高校。そこの生徒会に入り、生徒会長になれば内閣に入閣、どころか総理大臣も夢ではないと言われている。そんな海帝高校に「日本の総理大臣になって、自分の国を作る」という壮大な野望を抱いて入学してきた赤場帝一(菅田将暉)。そこには腐れ縁でライバルでもあり、同じく生徒会入りを狙う東郷菊馬(野村周平)や、正義・爽やかを絵に書いたような大鷹弾(竹内涼真)がいた。

さらに、海帝高校のトップである生徒会長に最も近い先輩生徒会メンバーである氷室ローランド(間宮祥太朗)や森園億人(千葉雄大)などが入り乱れてきて、笑いあり・涙あり・友情ありのドタバタ・エンターテイメントに仕上がっている。

『野心の男、参謀の男、支配の男、正義の男、戦術の男』など、天下(生徒会長の座)を取るための戦いの様子はまるで『三国志』のようである。(…って三国志は読んだことがなく、最近見たNHK『100分で名著』情報レベルですが…あの番組、面白いですよね?)

どのキャラにも『強さ』と『弱さ』の両面が描かれていて、キャラに深みがあり、どこか憎めなく、どのメンバーも思わず応援してしまう。

「なぜそこまでして生徒会長になりたいの?」「なんでそんなことに頑張れるの?アホちゃう?」くらいなことを、みんなが大真面目にやる。本気でやる。それが徹底して描かれていて、いっそ清々しく本当に面白い!

とはいえ特に女子からすると「男子ってバカだなぁ~」と思ってしまう。それを帝一の幼なじみであり恋人の白鳥美美子が代弁してくれているのも魅力である。(愛すべきバカのことは、女子は大好きなんですよ!)

何よりも凄いのが、古屋兎丸が描くマニアック(と言っても過言ではないだろう)な世界観を見事に表現していること。

まるで俳優さんたちを見て、アテガキしたようである。このキャスティングは凄い!!神の領域である(大げさ…)。単純に人気俳優を集めてきたという感じが無くてとても良いですよーー。選び抜かれている…。マンガ原作でもこんなに面白い映画に昇華できるんだというお手本のような映画だなー。

オトナが観に行く映画じゃないわよね?と思って敬遠していたけど、観に行ってよかった。危うく見逃すところだったぜ。あぶない、あぶない。(映画館は若いお嬢さんだらけだけどね)青春映画にありがちなベタベタした恋愛が出てこないのもいいね。いやはやホンマに面白かった!!

#映画 #映画評 #コラム #感想   #帝一の國 #022



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