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私の想いから始めた活動 ぷれジョブ®inつるみ

 横浜市鶴見区を中心に活動しているぷれジョブ®︎inつるみです!これまでamebloやインスタで細々と私たちの想いや歩みを記録してきました。
そして新たにこちらのnoteをはじめます✨

 息子たちのぷれジョブ®︎を通して、社会の一員として生きる彼らを知ってほしい!そして、私の生涯のジョブと子離れの歩みを綴ります。

 地域をを巻き込み、誰もが共に暮らす街を作りたい!
それが私たちの活動の根源です。この活動を通して結んだご縁から様々な経験をさせていただいています。まだまだやりたいことがたくさん。
今も計画中のプロジェクトがあります。

 これまでのこと、そしてこれからのこと。私たちの活動を知っていただき、さらなる繋がりを作っていきたいと思っています。


1.自己紹介


 ぷれジョブ®︎inつるみは、一般社団法人ぷれジョブの理念に共感して、私たちと地域の繋がりを生み出す活動として、横浜市鶴見区を中心に近隣区など、さまざまな場所で『出会い 知り合い お付き合い』をテーマに取り組んでいます。

 この活動は、息子たち(写真を見てね)、そして街の人たち誰でも参加できる小さな積み重ねです。職業や就労支援といったものとは違い、どんな活動なのかを簡単にお伝えすることはなかなか難しいですが、これから少しずつ私なりの言葉でお伝えていきたいと思っています。

まず、次の章では私がこの活動を始めようと思ったきっかけや経緯をお伝えします。

2 子育てを通して感じた社会の不寛容さ

左 長男・そら(19歳)        右 次男・たから(16歳)


私の二人の息子たちは、障害を持って生まれてきました。そして子どもたちと暮らすうちに感じた社会からの疎外感。障害を持っていると人はこんなにも排除されるのか…なぜ、ここに息子たちは居られないのか?ということを感じていました。

 立派な母になるなんて到底できそうにないと子どもを授かる前から親になることに自信喪失していた私が、それでも夫と子どもと暮らしたいと望んで生まれてきた息子たち。不安の方が大きかったけれど、生まれてきてくれた息子たちとの生活は、想像以上に楽しくて、二人を毎日見ているだけでそれはそれは可愛らしく(親バカの見解です!)なんて賢く生き生きと毎日をいきているのかと感動されられることばかりでした。このまま育ってくれれば母の出る幕無しとさえ思っていました。

 生まれながらにして自分に正直にありのままに生きる二人の姿からは教えられることばかりでした。けれど社会から向けられる視線は、冷ややかだったり、哀れみだったり…
当時は、私の感覚とその視線のギャップに、自分のの感覚が間違っているのか、だから育て方に問題があるのかもしれない…と落ち込んだりもしました。同時にこんな不寛容な世界に産んでしまったことを息子たちに申し訳なく思ってしまったりもしました。

 長男のそらが幼稚園に入った時、園から大人の言うことが聞けないと問題児扱いされ、就学の頃には「この子が普通に学校に行けると思っているのか!」と怒鳴られたりもしました。

 その頃の私は、この社会で「ともに生きる」なんて思ってはいけないことなんだと思わざるを得ませんでした。そして、いつの間にか、そんな世の中ならとっとと離れた方がマシだと思うようになっていきそして、療育や特別支援教育を受け入れていきました。そうしなければとても生きていける気がしなかったのです。

 二人が楽しく、イキイキと暮らしてくれれば十分幸せに生きていけると思っていました。それは今も変わりませんが、ある事件をきっかけに社会の常識をただ受け入れるだけではダメだ!と気がつき、じっとしちゃいられなくなってしまいました。

 その事件が、2016年に起きた「相模原障害者施設殺傷事件」です。
その時の心情などはまた別の記事に書きたいと思っていますが、息子たちもここにいたら殺されたかもしれない、今の社会のままではきっと同じ事件が起きてしまう。という危機感が私を突き動かしました。皮肉にもこの事件がなければきっと今の私にはなれなかったし、今の活動はしていなかったと思います。

3.ぷれジョブ®︎とは

ぷれジョブ®︎は一般社団法人ぷれジョブが提案している「つながり」を作る活動。ひとりひとり、ちがうままで混ざる方法を提案しています。

ぷれジョブは商標登録されています。無断利用はできません。活動をしたいと思ったら一般社団法人ぷれジョブにお問い合わせください。

 分断が進むこの社会で、ともにいるためには、どちらかだけが頑張ってもうまくいきません。そもそもが障害があるかないかだけ分けることは不可能であり、その境目を決めることは誰にもできません。だからこそ個と個が互いを知り合い、自分のあり方を考えることが大切だと思っています。

 「ともにいること」をお互いに経験しながら互いに知り合っていくことが大切だと思っていました。生まれた時、就園、就学の時と子どもの時からふるいにかけられ、分離されてきた息子たちを見えない存在にされてしまわないように社会をつなぐにはどうしたらいいのか?

 それを探していた時に出会ったのがぷれジョブ®︎でした。仕事の能力を身につけるのではなく、存在自体が仕事になる。これはまさに私が求めていた息子たちのジョブでした。

 一般社団法人ぷれジョブの代表 西 幸代さんに相談を重ねながらぷれジョブ®︎inつるみをはじめました。想いを伝え歩くことでそらくん、たからくん来てみない?と声をかけてもらい、小さな活動が始まりました。

4.ぷれジョブ®︎inつるみって?


 ぷれジョブ®︎inつるみは、簡単に言えば私の二人の息子たちを街に出ていく活動です。
障害を持つ人は支援を受ける人と捉えられがちですが、息子たちをみていると彼らの力を必要とする人の多さに気がつきました。
普通の労働力は他の人には敵わないけれど、彼らの力が必要な場所はあちこちにある。そう思っています。

 横浜市鶴見区に住んでいるので"inつるみ"と名乗っていますが、鶴見にこだわらず、呼ばれれば色々なところに出かけて行きます。今も彼らと一緒に居る"職場"を探しています。そこに居て何をするのか?は多種多様。それは私が決めるのではなく、そらやたからも含めて関わる人みんなで考えるというのが醍醐味です!

5.私たちが目指す社会

 ぷれジョブ®︎inつるみは、まさに、未知の世界の体験です✨
新しい価値を作り出します。

 知的障害を持つ人は人口の2〜3%と言われています。人数も少ない上に、分離教育が進められている学校では他の98〜97%の人たちと学び合うこともできず、社会に出れば、福祉サービスや障害者雇用などの充実により、社会と繋がりにくくなっています。
 息子たちを社会から消し去らないでほしいという思いと違うからこそ出会って行かなくちゃもったいないという思いをずっと持ってきました。

 息子たちと街を歩いているととても奇異な眼差しを向ける人はとても多いと感じます。知らないから奇異な目で見てしまうのだけど、息子たちのようの人と出会ってきた人の温かい眼差しに救われもしました。この社会は捨てたもんじゃない。息子たちを託す価値がある。そんな風にも思います。二人を街に出し、出会いを増やし、こうした温かい眼差しを増やしていくことは二人だけでなく、社会のためにもなると自負しています。

6.こんな活動しています

 ぷれジョブ®︎inつるみはメイン活動としては息子たちを街に貸し出し、二人の存在から周りの人たちとともに「しあわせのかたち」を模索する活動です。「職場」と一緒に働く仲間「ジョブサポーター」を探しています。
また、町のイベントに出店などもしています。

今までの活動の様子


 鶴見の街でも、その近隣の街でも声をかけてもらえたらどこにでも行きます。ぜひ、二人と出会ってみてください。
これだけの情報では具体的にはまだイメージしにくいかもしれません。
これから活動の様子を詳しく載せていきたいと思います。お楽しみに✨

これまでの活動などは
ameblo「しあわせのかたち」
Instagram
に載せています。ぜひ訪ねてください。

ぷれジョブ®︎inつるみの活動に興味がありましたら下記アドレスまでご連絡下さい。
tsurumi.de.purejob★gmail.com
(★を@に変えてください)

他にも
リズムの会(障害や発達に凸凹がある子どもたちの余暇サークルやインクルーシブ教育の学習会主催)や、これから始めようと思っているプロジェクトなど、息子たちを社会に託すための活動を色々としています。そちらも随時お知らせや報告を載せますので、読んでいただけたら嬉しいです!

7.応援してください

私の活動は、大きな組織を作って広げていくよりは、私たちの活動を身近に感じて気がついたら関わっていた…という人を増やしていきたいと思っています。

応援方法は色々あります。
このnoteへのサポート、ぷれジョブ®︎を一緒に活動してくれるジョブサポーターやぷれジョブの活動場所の提供で仲間になる、イベント先の紹介や出店のお手伝いなどなど。
その他そらくんとたからくんとこんなことやってみたい!なんていうご提案も大歓迎です!!

応援、サポート、繋がりなんでも🆗
ご連絡お待ちしています♪

まだまだ書きたいことはいっぱいですが、一気にたくさん書きすぎたかもしれません。
ひとまず今日はここまで。

次回は、新しく始めたいプロジェクトのお知らせです。
これまでの活動もよくわからないのになんで先に新しいプロジェクト?🤣
なのですが、急いで進めたいので、お付き合いください。

最後まで読んでくださってありがとうございました。