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第21話 ✴︎ 「 夢はけっこう叶ってる」By"イーディ/InnocenceDefine”✴︎2022✴︎
コラボなNovember 。そう、コラボな11月を過ごしていた。
そして思った。夢はけっこう叶ってる。
この記事は11月23日にあらかた書いたのですがこの日から怒涛のW杯が始まり投稿のチャンスを失ったまま先週は22話を先にupした次第です。
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思うんだよね。人っていうのは生きているだけで大変な生きもので、何かしらの苦難に直面していない時というのがないから、いつもその「解決しなくちゃいけない課題」や「乗り越えねばならぬ壁」のことばかりが日々の大半を占めていて、その脇を ”いつかの夢” たちが「叶った」ことをあまり祝福されずに光のように煌めきながら過去へ向かって飛んでゆく。
思ったんだ。それって不幸で、信じられないほど残念なことだって。
だから今月、わたしは「叶った夢たちのことを」語りたいと思う。
この数ヶ月の膨らんでゆく赤字について考えだすと、叶ったゆえに「さしたることではなく」思え、クズみたいな謙遜に落とし込まれてしまうわたしの、いつかの、夢。
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イーディの箱をやることになった時からどことなくジブリっぽいイメージなんだけど路地のアスファルトを突き破って生い茂っている植物やそのオアシス感をイメージして、そんな店を作りたいと思っていた。
それはビジュアル的というよりは精神的なもので、スピリット面ではイーディは初日からそんなような方向を体現してきたと言えるがビジュアル面ではそうはいかなかった。
オープンして間も無く親しい古いお客さんがわたしの所信を知るはずもないのにくれた開店祝いがこの写真の鉢であって、小さく夢が芽吹いたような感じがあったけど(なのでこの鉢はその後数年はさよならせずに頑張って入り口に置き続けた)なにせ自分は緑を枯らす系の手の持ち主で植物と対話ができないタイプなので、結局は本棚を軸にそこから自分の世界観を広げてゆくことにして、その後、栞がお花に興味があるということで少しづつイーディは花や緑もある店になっていった。
「かいじゅうたちのいるところ」みたいにしたいんだよなあ。
それがわたしのビジュアル的な夢だった。
叶うことない夢である。なぜ叶わないかというと、酒場や夜の店に植物を置くと、たまに夜の気に当てられて一気に枯れてしまったり、
そうでなくともうちの1階は陽が入らないので手入れがかなり難しい。
けれどそんな夢が先週突然一気に叶った。
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栞珈琲が普段お世話になっているGREEN ROADさんからもらったコラボのお話。最初自分がそれに「では同時多発的にイーディの店内も何かインスタレーションしませんか」と提案した時は、純粋にこっちでもあっちでもフェスみたいなことが起きていたら、どちらもを行き来するお客さんが楽しいだろうと思ってのことだった。インスタレーションに関して「何かモチーフはありますか」と訊かれた時、即座に「かいじゅうたちのいるところ」みたいにしたいですと言ったけど、店内をジャングルにするのはきっと難しいだろうなと思っていた。けれどものの数時間で、GREENROADさんはイーディを「かいじゅうたちのいるところ」へと変身させてしまった。
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写真は♪ゴットファーザーのテーマを聴く、ゴットファーザー😉
ある人間にとっては実現不可能な夢が、ある人間にとっては「さしては難しくはない」ことがある。わたしにとっては互いを相乗できそうな企画を発想したりモチーフを提案すること。栞にとってはGREEN ROADさんのイメージに合うブレンドを作ること。GREEN ROADさんにとってはイーディの店内装飾。どれも「たやすく」はないが、日々の仕事の一環の中で各々が「いつもしていること」でもある。それらがうまく掛け合わさった時に、
こんな風にずっと叶えられなかった夢がパッと叶う。
イーディは「かいじゅうたちのいることろ」となった。笑
#WELCOMEーOPEN
— Innocence Defineーイーディー (@InnocenceDefine) November 22, 2022
上山実×康子🎷ちゃんで、
なんかもう満席😳‼️#InnocenceDefine#イーディ2022 pic.twitter.com/G41K6pmdww
他にも叶った夢がある。
今年の5月に根津ではとっても有名だった「じょーじさん」のお店に初めて伺った。勝手に一目惚れして、これから仲良くなれるといいなと思っていた。ところがその翌月あたりに「じょーじさん」のお店は突然閉まってしまったのだけど、りさこの結婚式で隣同士だったご縁から、いろんなお話をさせてもらって、なんと今月、イーディの休みの日に「軒先じょーじ」というイベントが開催できた。
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そしてなんと本日(12月12日)、第2回”軒先じょーじ”の夜💋である!
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このデザインの裏話が知りたい人はこちら✨
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そうそう。記事を下書きしてからちょっと時が経ってしまったから、書きながら(ええっと、何が言いたかったんだっけ?)ってなっているんだけど、そうそう、そう!夢って結構叶ってる。幸せって足元にあるんだわ!
……ってことをこの時から書きたくて。
それが22話に繋がりました。
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先週も12月とは思えないような痺れる数字で、あまりの師走感のなさに景気の悪さを実感するし、来年もけして良くなるわけではないのだろうけれど、
それでも日々の中で小さな夢が叶うたびに祝福をして、
自身の人生を謳歌してゆく。
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![中島 桃果子 / Mocako Nakajima](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/106818586/profile_67398f931b49cec208015635cbb9d11b.jpg?width=600&crop=1:1,smart)