私のおじいさん。
ちょっと複雑な家庭で育った私は、血の繋がった親戚が1人もいません。家族がいなければ天涯孤独。本当の祖父母の顔も知りません。
子供の頃。お正月にお爺ちゃんがお年玉くれたとか、誕生日にお婆ちゃんがレストランに連れて行ってくれたとか、友達から聞くたびに羨ましくてしかたなかったです。
「むらさきちゃんは誕生日になに買ってもらうの?」と聞かれ、
「何にしようかな。まだ考えてない😅」と、その場をごまかして家に帰って誰にも見られないように泣いているような子供でした。
だから私は泣いてる子供が嫌いです。その頃の惨めな自分と重なって悲しくて、どうしたの?と声をかけずにはいられなくなるからです。
「ねぇ。お母さん。むらさきちゃんも爺ちゃん欲しい。」
「爺ちゃんならそこら辺にいっぱいおるやん。」
「や、知らん爺ちゃんじゃなくて、本当の爺ちゃん。」
その時、夕飯を作っていた母の手が止まった。
「本当とかウソとかないの。外におる爺ちゃんはみんなむらさきの爺ちゃんと思って大事にしなさい。」
それから、見知らぬ爺さんを見かけるたびに、私の爺ちゃんはあんな人かな、こんな顔かなと想像するようになりました。
それは50を過ぎた今も続いています。
もらえなかった愛情が、どこかに落ちていないか探すように、、。
母は夫の父親、つまり私の祖父の写真を1度だけ見た事があるらしい。軍服を着た背が高くて私の父によく似た男前の爺ちゃんが写っていたそうだ。
私の好みの爺さんは、包容力があっておおらかな人だったり、私の父のようによく冗談をいう可愛い人。
理想の爺さんはスーパーボランティアの尾畠春夫さん!!
祖父があんな素敵なお爺ちゃんだったら、とっても嬉しいです😆
爺さんコレクションの1人、ボンバーはほっこりをくれる何か気になる人ですw
私の爺さん好きにはそんな理由がありまして、困ってる爺さんはいないか、いつも気にかけて見ています。したくてもできなかった爺ちゃん孝行です。
私のお気に入り爺さんコレクションは、まだまだ続きます✨