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元恋人が教えてくれた、男性の器の大きさ

これはちょうど3年前くらいのお話。
私は遠距離恋愛をしていました。(関東ー中部地方の距離間)

出会いは友人夫婦を通して。
私たちは出会った時から遠距離だったのにも関わらず、お互いに意気投合。
出会った翌日から毎日連絡を取り合うようになり、
距離があるのにも関わらず2人で会う事がありました。

「遠距離恋愛って正直どう思う?」
私は彼に何度も聞かれていました。

「本人たちがいいなら、それでいいんじゃないかな?」
確か私は当時そんなふうに回答していましたね。

彼といる時間は楽しく、話題も尽きなかったから。
そして一緒にいて楽だった。
だから付き合うことに対する迷いなんてなかった。

こんな感じで付き合い始めたのです。

ですが、
・当時の私はマインドが全然整っていなかった
・コロナ禍真っ只中でなかなか会えない(しかも彼は実家暮らし)
というWコンポを抱えておりました。

彼はほぼ毎日のように私に愛の言葉を伝えてくれていました。
今考え直すと、こんなに愛の言葉をくれた人っていません。
それに加え将来の話もたくさんしてくれていました。
ですが、私は一人暮らし。彼は家族と同居。
その中で彼の状況を理解できない(しようとしていない)ことから、
全然彼の気持ちを受け取っていなかったのです。
それに本当は寂しかったけど、強がってもいたし。
なのに思い通りにならないと悲しくなってしまう。
なのですぐに別れることになってしまいました。

もちろん原因は私だけにあるとは思っていません。
失礼だけど彼にも原因がある・・・とは思います。
物事にどちらかだけが100%なんてないから。

ですが、私が彼と出会い、その後も周りの誠実な男性を見ていて
感じたことがいくつかあります。
それを今日はシェアしたいなと思います。

まず、この彼と付き合えたのは、彼が私に一目惚れし、彼が猛アピールしてくれたから。
・・・ではありません!
私も彼のことが気になっていたので、積極的に会う提案だったり、
連絡をたくさんしていました。
今の時代、受け身でもいい女性なんて石原さとみさん級や佐々木希さん級の美女くらいだと思います。(この2人が実際どうかは知りませんが。。。)

よく男性からのベタ惚れで結婚した♡みたいな話も聞くかも知れませんが、
話をよくよく伺ってみると必ずどこかのフェーズで女性からの積極的行動が見られます。

男性が勇気を振り絞る行為というのは、
女性側も勇気を振り絞ってみて初めてその凄さが身に染みると思います。
その凄さを理解していれば、アプローチしてきた男性が自分好みじゃなかったとしても
女子会で「あいつが私のこと好きみたいで〜」なんてネタにするような女性にはならないと思います。

もちろん誰にでも声をかけられるようなチャラい男性もいるとは思いますが、
誠実な男性であればあるほど女性に声をかけるのは勇気がいる。
でもその殻を破って声をかけてくれている。
その「勇気」にスタンディングオペーションですね。

そして付き合うとは覚悟だなということ。
アラサー近くになると、一般的な男性は結婚を意識して女性を見ているはずです。
だからこそ、誠実な男性であればあるほどその「付き合おう」の言葉はものすごく重みがあるわけです。
だからこそ、付き合っている間に「私のこと好きなのかな?」と思う出来事があったとしても、
ちゃんと会える時間があるとか、向き合ってくれている感覚があるのであれば、
間違いなく「好き」なんだと思います。
男性にとっては「付き合おう」の言葉が答えだと思うから。

そして私がなぜ彼とすぐに別れることになってしまったかというと答えは明確で。
それは「自分で幸せにできないと思うと離れる」のが男性だから。
女性からすると「君を幸せにできない」とかいう綺麗な理由じゃなくて
「好きじゃなくなった」とか、はっきり振れよ!って思うかも知れませんが。
でも「君を幸せにできない」というのも男性側としては十分な理由なんじゃないかと思っていて。
やっぱり女性の笑顔って癒しだし(同性から見てもそう思うので)
それを自分といることで見られないと思うのであれば、
男性としては使命を果たせない・・・ということで、
男性が誠実であればあるほど別れを選んでしまうのではないかなと思います。
漫画で見ているような愛が欲しいのであれば、
それを伝えて答えてくれるかどうか試してみるしかないですね。
(人を試す行為はそもそも良くないので注意が必要なことではありますね。)

私もそう。彼の前で笑えなかったら、同じようなことを言われましたよ。
でも、男性の力だけで幸せになれるなんて難しいから、
やっぱり女性側の「幸福感を感じる能力」とか「幸せ自家発電能力」はすごく大事なんだなと思いますね。

あとは「大好きな人を守るために犠牲になる」ことができちゃう人もいます。
仕事が辛くても頑張れている男性は、「大好きな人をお金で困らせたくないから」なんていう思いを持つ方も多いです。
私の元彼もまさしくそのような方で、「そんなに頑張って働かなくていいのに」と思っていたのですが、
彼にとっては「働くことも、好きな人への愛」だったのではないかと思います。
「ボーナスもらったから、今日は奢りな!」なんて、嬉しそうに言ってましたからね。

そんな誠実な男性と長く一緒にいるためには、「素直さ」と「感謝」なのではないかと感じていて。
素直に自分の気持ちを伝えられれば、誠実で自分のことを好きでいてくれている男性であれば
必ずその気持ちに可能な限りで寄り添おうとしてくれるから。
だからこそ「素直に気持ちが言えない」とか言っている場合ではなくて
女性側が勇気を出して自己開示していくのが非常に大事なのではないかと思います。
それに答えてくれない人は、さっさとお別れすればいいですしね・・・!

ありがたいことに私が過去にお付き合いをしたことのある男性は
今思えばみんな誠実で。誰一人として不誠実な人はいませんでした。
みんな「私だから付き合いたい」と言ってくれていましたね。
誠実な男性と出会えて良かったなと本気で思うので、
もし次に誰かと付き合うことがあったとしたら、この時に知った感情を忘れずに生きていきたいなと思います。

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