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ストレスから解放される手段を見つけるとごはんが美味しくなる説

エステ通いの何が億劫かというと、何かと色々勧められるところなんですよね。
じゃあ行かなきゃいいんだけどさ、行くわけですよ。しかもルンルンで。
大矛盾祭り開催中です。
 

今回はすごく久しぶりに行ったので、全然知らないスタッフのおねえさんが居た。
可愛かった。若くてすごく可愛かった。私は今日コンタクトをしていなかった。
 
背中やら首やらデコルテやらまでマッサージしてくれるので、
初めて行った時は、くすぐったさのあまりガチガチに力が入ってしまっていた。
 
「うふふ笑。チカラ抜いてリラックスしてくださいねー。」
 
と言われても、初対面の他人にあちこち触られてリラックスできるはずもない。だがしかしエステとはそういうものだ。諦めた。
まるで生娘のように頬を赤らめて私は頷くのが精いっぱいだった。
 
デコルテと胸の境い目が、スキンヘッドのおでこと頭の境い目ぐらいあいまいな私は、
もしかすると人よりデコルテマッサージの範囲は広いのではないか?これはラッキーなのでは?
という見当違いなお得感も感じつつ、いざ施術。
 
最近、肩や首の凝りが酷く、吐き気までもよおす程だったので、今回のエステはちょっと怖かった。
ただでさえグリグリされるのに・・
 
コレコレシカジカなのでちょっと軽めにお願いします・・
と伝えると、
 
「わかりました(キリッ  」   
目の奥が光ったように見えた。
やめて謎のスイッチ入れるの。
 
 
マッサージとかエステとか、気持ち良いとつい寝てしまう。
でも寝たらなんかもったいない。という貧乏根性。
せっかく気持ち良いのに、寝たらわからんし。
 
今回は全ての「気持ち良い」を覚えておくべく、絶対に寝ない、と心に誓ったのだったが、
後半10分、クチ半開きで寝てました。ご馳走様でした。
 
今回は、ラベンダーのアロマに包まれながらの施術。
まるで、私の第二の故郷・北海道の大地に抱かれているような。 
いないような。 
 
色々香りは選べて、その日の気分に合ったものを自分でチョイスする。
 
アロマはお好きですか? の問いに、
あーアロマねー、結構好きですねー。と答えたが、本当は特に好きなわけではない。何故か嘘をついてしまった。
それもこれも、可愛いおねえさんとのトークを弾ませるための努力だと汲み取っていただきたい。
 
あと数回通って終わりになるのだが、もちろん向こうとしては終わらせるわけにはいかない。
やはり、延長をすすめてきた。ついに来たかこの時が。
どうやって断るか。
それが勝負だ。
 
「実は来年引っ越す  かも  しれないのでやめておきます」
 
・・また嘘をついてしまった。
今日は可愛いおねえさんに2回も嘘をついた。
ごめんよおねえさん。
笑顔で対応してくれたおねえさん。
とても可愛い声で笑うおねえさん。
「〇〇に似てるって言われませんか?」 (おっぱいおっきめの有名人)
と、嫌味なことを言ってくれたおねえさん。
嘘ついてごめんよ。
 
それともわたしの嘘を見破っていたの?
 
 
 
リラックス効果を求めて行き始めたエステサロン。
本気で肌質改善なんかを求めるならば、もっと詰めて行かねば意味が無い。
 
わたしは月イチぐらいで、友達と一緒に、約1時間の至福の時を味わい、
仲良しのエステティシャンさんと雑談したり、その後、友達とお茶したりごはん食べたり、
 
のつもりが、結局一人で、数ヶ月に一度。
たまにしか行かないから仲良し従業員も居ない。
 
当初の目的から少しずれてしまった。
リラックス半減。
 
肌ってのは、心が健やかでこそ、美しく保てるもの。
外からのマッサージや美容液などで栄養を補いつつ、
でも、内側からの要因が結局重要。しらんけど。
 
マッサージされてかなり気持ちよかったので、その思いがきっとストレスを緩和してくれるはず。
実際、ここんとこ心身共に調子は良い。いつもより食事が美味しく感じる。おにぎりをおかずにして白米がすすむ域。
そうやってストレスから解放され、心が落ち着き、肌も綺麗になる。
おおっ これは好循環
 
心が落ち着き肌も綺麗になったところで外見偏差値が急上昇し、
アラブの石油王に見初められ嫁に行く。生活費が潤沢なのでまたエステに行く。
私が毎日通うものだからエステ店も儲かってしょうがなく、
支店が次々にオープン、
すると続々と美しくエネルギッシュな人々が増殖し、
世界は良い循環が始まる。
世界からストレスは無くなり、皆笑顔で肩を組みあっている。
 
めでたしめでたし。
 


 
 
は?

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