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【チェリーを今日まで愛してくれた全ての人達へ】⠀ ⠀
2020年2月29日⠀
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チェリーは15年の生涯に幕を閉じ静かに天へと旅立ちました。⠀
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温泉に囲まれた別府の地で無事に火葬も終え、今は夜空の星となってゆっくり休んでいます。⠀
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今日までチェリーのことを愛してくれた全ての人達、改めて本当にありがとうございました。⠀
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皆に愛された彼女のこれまでの記録は新しいInstagramのアカウント(@cherrys.memory )で残していくので、フォローとかは全然しなくて構わないので、自分が移動式銭湯をやる時、そっとチェリーのことも思い返してくれれば本望です━━━⠀
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さて、⠀
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チェリーが亡くなる丁度一日前の晩⠀
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父からチェリーの具合が良くないと聞き、深夜0時に慌てて飛行機のチケットを取り、祈るような思いで自分は29日の朝を迎えました。(今父とチェリーは亡くなったおばあちゃんの身辺整理で九州にいました)⠀
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そして朝一番の飛行機で大分県に向かい⠀
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無事にチェリーと感動の再開を果たすことができたそのすぐ後⠀
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まるで自分の到着を待っていたかのように⠀
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父の腕の中でチェリーは安らかに息を引き取りました。⠀
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もう人で言えば100歳は当に越えてて、とっくに限界は迎えていたはずなのに、ずっと耐えていてくれたのです。⠀
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最後の最後まで、本当に優しい子でした。⠀
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でもね、⠀
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自分がチェリーを育ててきた様で、本当はチェリーが自分を育ててくれていたんです。⠀
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チェリーほど自分のことを本当の意味で理解している存在はいません。⠀
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彼女は自分の全てを知っていたのです━━━⠀
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覚えているかい?
14年前の出逢ったあの日⠀
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あの頃の自分はまだ友達もいなくて本当に一人きり孤独だったよね⠀
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毎日膝を抱えて夕空を眺め一人泣いていたのを今でもよく覚えてる⠀
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そんな自分の姿を見かねてお前は自分の元にやってきてくれたんだ⠀
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あの当時、お前が手を差し伸べてくれてなかったら、きっと自分は生きていくことすらままならなかったと思う⠀
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あの頃の自分にとって、お前は正にたった一人の“友達”だったんだ⠀
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わかってるよ⠀
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この最後の一年、渋谷の移動式銭湯で沢山の友達を作っている自分の姿を間近で見て⠀
きっと誰よりも安心してくれたのはチェリー、他でもなくお前だったんだよね⠀
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自分が毎回渋谷にチェリーを連れていったのはお前を沢山の人に巡り会わせたかったって前に言ったけど⠀
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その本当の理由は、お前に成長した自分のこの姿を見せてあげたかったからなんだよ⠀
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もう自分は一人ぼっちじゃない⠀
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安心していいんだ⠀
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…でも、こんなに努力してやっと自分は沢山の人の架け橋になれたというのに、お前はほんのたった一瞬で渋谷に集った世界中の人々を結び付けてたちまち笑顔に変えてったよね⠀
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やっぱり何年経ってもお前には勝てないや———⠀
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チェリー⠀
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思い返せばいつもお前は自分のことを待ってくれてたね⠀
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移動式銭湯を作り終えるのを見届けて⠀
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テレビ東京やNHKの取材を無事終えるのを見届けて⠀
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自分が一人でも友達たくさん作れるようになるのをちゃんと見届けて⠀
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そして、旅立ちを迎える最期のその瞬間まで自分のことを待ち続けてくれた
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散歩で自分の遥か先を歩いて、振り返っては自分のことを笑って待つあの日から何一つ変わってないね⠀
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たぶん、お前はこの先も天国で自分のことをずっとずっと待っててくれるんだろうな⠀
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まったく⠀
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自分が毎年この日に悲しみの涙を流さないですむように⠀
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四年に一度しか来ないうるう年に旅立つなんて、本当に最後の最後までお前らしいよ⠀
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ありがとうね———⠀
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チェリー⠀
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お前は音楽が大好きだったね⠀
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いつも一緒にR&Bを口ずさんでいたよね⠀
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いつかお前に曲を作りたいって思いつつ、結局できなかったな⠀
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音痴な歌をいつも聞かせてごめんな⠀
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なあチェリー⠀
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天国のお前までこの声はちゃんと届くのかな⠀
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もしそうだとしたら⠀
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これから先たとえ何があろうとも
俺はずっとお前に向けて歌い続けてみせるよ━━━⠀
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-この腕つたう⠀
-繋いだ小さな手の⠀
-ぬくもり全ての支えになろう⠀
-たとえ移り気な運命のいたずらでも⠀
-この手は離さない⠀
-それがきみとの約束だから⠀
-頬をつたう⠀
-涙の数も寄り添う日々も⠀
-二人だけのstory言葉はもういらない⠀
-もうすぐあともう一歩辿り着く⠀
-この瞬間きみに会えてよかった⠀
-その全てをこの歌に乗せて⠀
-きっと届く⠀
-消えることはないから⠀
-最愛なるきみ⠀
-かけがえない想い⠀
-全てをこの歌に乗せて⠀
-きみへ届け━━━⠀
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・・・⠀
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チェリー⠀
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生まれてきてくれてありがとう⠀
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自分を選んでくれてありがとう⠀
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本当に本当にありがとう⠀
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少し待たしちゃうと思うけど⠀
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またいつの日か天国で再開したら⠀
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一緒にまたどこまででも旅をしようね⠀
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愛してるよチェリー⠀
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さようなら⠀
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生涯の相棒、天真より⠀