「my route」まとめ
2022年2月9日時点
『my route』とは
概要
『my route』はトヨタ自動車が提供を始めたMaaSアプリで、2018年11月から西日本鉄道と協働で福岡県福岡市での実証実験を開始。2019年3月末までの予定を延長し、2019年11月から本格実施へ移行。2020年1月に全国へ展開する旨を発表。
2020年4月から運営をトヨタファイナンシャルサービス(TFS)へと移管。
ダウンロード数
ダウンロード数は正式に公表されてないものの、講演会やインタビュー記事等の断片的な情報をかき集めると概ね以下で推移。
2018.11 リリース
2019.07 約26,000 DL
2020.04 約80,000 DL
2021.04 約150,000 DL
2021.07 約170,000 DL
2022.01 約267,000 DL
提供エリア
関東:神奈川県横浜市
北陸:富山県富山市
中部:愛知県
九州:福岡県北九州市/福岡市/糸島市
佐賀県、熊本県水俣市、大分県由布院エリア
宮崎県宮崎市・日南市
21年度の補助事業で沖縄での利用が発表済
主な機能
マルチモーダルルート検索
公共交通(バス・鉄道・地下鉄など)、自動車(タクシー・レンタカー・自家用車など)、自転車、徒歩など、様々な移動手段を組み合わせてルートを検索し、必要に応じて予約・決済まで行うことで、移動をサポート。
akippaと連携した駐車場情報も併せて提供。マイカーでの検索結果が出てくるあたりは他のMaaSアプリと異なる特徴。
経路検索エンジンはNAVITIME
認証(ID)、予約・決済
TOYOTA/LEXUS共通IDの登録が必要
各地の公共交通のデジタルチケットを購入可能
横浜のドコモバイクシェアをアプリから直接予約・決済可能。
その他のモビリティサービスは外部遷移、もしくは電話予約。
決済は、クレジットカードか、「TOYOTA wallet」に対応。
店舗・イベント情報の検索
観光データベース「るるぶDATA」をはじめ、地域の情報を発信するプレイヤーと組み、情報をmy route内に集約
その他機能
カレンダー連携(移動予定)
個人の感想など
何度か横浜に行く機会があったものの、チケットを買うに至らず。みなとみらい線のチケットがほしい。
福岡はバス乗車券が便利そう。時間制のパスはデジタルだからこそ。
経路検索で自動車利用が出てくるのは、自動車メーカー発のMaaSアプリっぽい。
「TOYOTA wallet」がドコモバイクシェアとトヨタレンタカーに対応してて、そっちでもMaaSっぽいことが始まりそう。my routeのIDとTOYOTA walletのIDが別物なのは不便なので一緒にしてほしい。
規約を見ると、解析にKARTEを利用してる模様
アプリ上部に「by KINTO」って入ってるけど、いつからだろう。そしてKINTOともIDが別みたいだが、統合戦略は不明。時間があるときに考察したい。
参考記事
2018.10.31 福岡市での実験開始
2019.11.27 福岡市・北九州市で本格実施
2020.01.16 提供エリアを全国へ順次拡大
2020.07.22 横浜都心臨海部でスタート
2021.01.28 富山my route 推進協議会」の設立について