![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110588915/rectangle_large_type_2_5f6a36efc906453495c7c68ce3803499.png?width=1200)
第十一回輪読会~孤立系としての共振器QED系の性質
こんにちは、最近研究室に設置された冷蔵庫をフル活用している平田です~今回は第11回輪読会の報告をしていきたいと思います!
2023/06/19
今回は、共振器QED系について孤立系としての性質を探っていきました。
内容は越野和樹さんの「共振器量子電磁力学」 のp50〜に対応します。
今回扱った系は原子と共振器の単一光子モードとのみ相互作用し環境から完全に切り離されていて、Jaynes-Cummingsモデル
![](https://assets.st-note.com/img/1689130682120-MyhsKgTVHL.jpg?width=1200)
によって記述されます。
今回の流れとしては、Jaynes-Cummingsモデルの固有状態を導出し、その後シュレディンガー描像で時間発展を見ていきました。
Jaynes-Cummingsモデルの固有状態は原子の基底状態と励起状態の重ね合わせによって表されます。
![](https://assets.st-note.com/img/1689130731557-3QOk9rvLvd.jpg?width=1200)
この固有状態を用いてシュレディンガー描像で時間発展ダイナミクスを見ると、原子と共振器モードでエネルギーのやり取りをする様子が確認できます。これが真空Rabi振動と呼ばれるものです。
![](https://assets.st-note.com/img/1689131007450-IySpj38SQX.jpg?width=1200)
興味深い現象がこうやって実際に理論的に扱える瞬間はいつでも楽しく感じちゃいます〜!
こんな感じで理論を用いて物理現象を扱う楽しみを味わいたい学部生・大学院生を光りろん研は募集しています。学部4年以外の学部生もゼミ参加を受け入れています。
お問い合わせは馬場先生へ直接どうぞ〜