UnityでVRoidアバターの尻を盛った(モデリング不要)
この記事を読みに来た皆様はご存知のことと思いますが、VRoidStudioはお尻のサイズだけを大きくすることはできません。そこで、Unityを使ってお尻を大きくします。
VRoidStudioで作成したアバターをUnityにインポート後、「Root」の中にある身体のパーツのScaleを変更することで、体型を変更できます。
画像では左足のふともも(L_UpperLeg)の横幅(X Scale)を1.25倍にしています。右足と比べて太くなっているのがおわかりいただけるかと思います。
では、この要領でVRoidで盛れないお尻を盛っていきます。HipsのZ Scaleを1.5倍に盛ってみましょう。いけっ、盛ルペコ!
全身が1.5倍されてしまいました。
UnityでオブジェクトのScaleを変更すると、それに接続されたオブジェクトも一緒にサイズ変更されます。アバターはお尻(Hip)を中心に接続されているので、全身のサイズが変更されてしまったんですね。
実は1枚目のふとももを盛った画像でも、ふくらはぎのサイズが合わせて拡大されています。もしかすると気づいている人は気づいているかもしれないですね。
力業ではあるんですが、お尻以外のパーツを縮小することで解消します。先程HipのY Scaleを1.5倍したので、Hipに接続されている各パーツ、"Spine" "L_UpperLeg" "R_UpperLeg"のZ Scaleに1.5の逆数、つまり1÷1.5=0.666…を入力しましょう。
お尻以外のパーツのサイズを元に戻すことができましたが、お尻が尖った形になってしまいました。これはZ軸方向にだけ拡大したからです。Y軸方向にも拡大してバランスを取りましょう。先程と同じようにHipのY Scaleに1.5を入力し…
配下のオブジェクトのY Scaleに0.666…を入力!
いいですね。
このように、接続されたパーツを縮小すると、特定のパーツだけを大きくすることができます。