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Temuのここがすごい!?実際に商品を購入してみての体験レポート(後編)
先日に前編の記事でレポートした、Temuで注文した2点の商品。無事に届きました!
今回は、続編。
注文してから商品が発送され、自宅に配達されるまでをレポートしたいと思います。
(サムネイルの写真は、今回購入したウーパールーパーのLEDライトです♪)
注文した翌日に発送!
商品は、注文した翌日の朝に発送されました。
Temuアプリの「マイページ」で発送までの工程ごとのステータスを確認できるのと、発送された際には通知も届きます。
配送業者はヤマト運輸ですね。届いた通知メールには、「注文が発送され、Yamato Transportの追跡番号が発行されました」との記載が。
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通知メールで目を引いたのが、「 12月28日までに配達されなかった場合、48 時間以内に600円 クレジットが補償されます」の一文。予告した期日までに届かなかった場合は補償しているみたいです🤔
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商品の到着は発送から5日後
注文した商品が自宅へ配達されたのは、発送日から5日後の12月22日(日)。所要日数から推察するに、日本国内ではなく中国の倉庫から発送されたのでしょうか。
(ちなみに、よくよく考えたら海外からの発送でも送料無料にできるのは、並大抵の企業努力ではないと思います。ロジスティクス戦略を考え抜いているのだろうな…)
配達されると、「マイページ」のステータスも更新されます。
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梱包はシンプル。ダンボールではなく、ビニール袋で包む形で梱包されていました。
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さっそく開封!
ウーパールーパーのLEDライトと、フェイスタオル。
注文した商品2点が問題なく入っています。
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LEDライトのパッケージの裏面。
中国は福建省のDASHING TECHNOLOGY CO., LTD.という企業が製造元のようです。
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中身を確認。ライト本体と電源コード。
ウーパールーパーはていねいにくるまれています。
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包みを取ってご対面。
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ライトを点灯!
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いい感じではないですか😆
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こちらはフェイスタオル。
生地が少しテカテカしている感じはありますが、問題なく使用できそうです!
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体験して実感!Temuのここがすごい!
実際に、Temuで商品を探して購入するまでを体験してみて、感じたこと。
大きく分けると、ポイントは3つあります。
1. ゲーム要素が強い
ルーレット形式でクーポンセットを当てたり、商品一覧に「隠れ特典」カードをまぎれこませてめくらせたり、と、ゲーミフィケーションの仕掛けが至るところに見られました。
クーポンを配るという観点では「◯◯クーポンを付与しました」をシンプルにメッセージングするだけでも十分なのですが、さらにゲーム的な要素を盛り込むことで、お買い物体験のワクワク感を盛り上げることに成功していると思います。
2. 購入の背中押しがスゴい
ユーザーを購入(コンバージョン)まで導くためのメッセージングが、日本のECサービスよりも(良くも悪くも)強烈です。
私は仕事柄、サービス提供者側の意図を推測できるのでメッセージングを真(ま)に受けることはあまりありませんが、それでなければ衝動買いが止まらなくなっていたと思います(笑)
Temuは、具体的には、次の3つのメッセージングに力を入れていることが伺い知れました。
・購入までの時間制限を設ける
・在庫に限りがあることを強調する
・離脱しようとすると機会損失を警告する
3つめについて、例えば前の画面に戻ろうとすると、「お得に購入するチャンスを失いますが、本当によいのですか?」のメッセージが出てきたりする。
離脱率を下げることは、どのECサービスにおいても重要な課題になるわけですが、ここまで強くメッセージを出しているサービスは自分はあまり見慣れておらず、とても新鮮に感じました。
3. 商品探しをエンタメにしている
Amazonも、日本の楽天やYahoo!ショッピングも同じだと思いますが、一般的に、ECプラットフォームは商品の「探しやすさ」を重視してユーザー体験が設計されています。使いやすい商品検索機能であったり、自分の興味関心にマッチする商品をおすすめしてくれる機能であったり。「ユーザーが意図している」商品を優先的に提示することに主眼が置かれています。
しかし、Temuには、そのコンセプトがあまり感じられないのですよね。ユーザーが意図している商品を見せることよりも、逆に、敢えて、ユーザーが思いもよらない商品を見せてビックリさせることを優先させているような気がします。アダルト的な商品や、見た目が「なんだこりゃ!?」となるような商品も一覧に混ぜ込んで出しているのは、おそらく、そこを狙っているのではないか🤔
コンセプトがドンキホーテに近いかもしれません。探しやすさを追求するというよりは、わざと雑然としているように売り場を見せることで、お買い物自体をエンタメ体験に寄せていこうとしているような気がします。
ちにみに、Temuのビジネスモデルについて知りたい方には、以下の記事がおすすめです。
Temuが驚異的な低価格を実現できている背景にある「フルホスティングモデル」が詳しく紹介されています。
いちど、PDDホールディングスが事業モニタリングに使用しているKPIツリーを見てみたいですね🤔