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忘れてはいけない、過去のこと

鹿児島に住んでいながら、今日初めて「知覧特攻平和会館」に行きました。
みなさんは行かれた事ありますか?
色々な人から一度は行くべきと話しは聞いていたので、いつかは行きたいと思っていましたがなかなか行く機会に恵まれませんでした。

「知覧特攻平和会館」
第二次世界大戦末期の沖縄戦において「特攻」という人類史上類をみない作戦で、爆装した飛行機と一緒に敵艦に体当たり攻撃をした陸軍特別攻撃隊員の遺品や関係資料が展示されている。

我が家から高速を乗り継いで約1時間。
奥さんとドライブデートを兼ねて念願の「知覧特攻平和会館」へ到着。
駐車場のすぐ脇に航空自衛隊が採用した練習機が展示されいる。

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なんだか、引き込まれる雰囲気をもっていました。
そのすぐ横には特攻勇士の像「とこしえに」。
飛行服の若者が向いている方角には特攻先の「沖縄」が。

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平和会館に入る前からなんだか胸にこみ上げるものを感じつつ、いざ入館。
館内は撮影禁止。
館内に入るとすぐに特攻隊員の遺影1,036柱と遺書などが展示されている。
壁一面に特攻隊員の遺影が掲示されいるが、みんな若い青年ばかり。
その遺影の下には、家族宛てに隊員が書いた手紙が展示されている。
作文用紙や半紙、はがきなど様々なものに特攻出撃するにあたっての想いが綴られている。親に宛てたもの、兄弟に宛てたもの、ひとつひとつの文章がとても重たい。しかし、どの手紙も特攻に対する恐怖心や後悔の念は微塵も感じなかった。むしろ特攻する事が「誇らしく」書かれていた。

気が付いたら無言のまま展示会場をまわっていた。
展示内容が凄すぎて完全に引き込まれてしまった。なんだか胸の奥がざわついていた。奥さんも同じ状態だった。わずか75年前の出来事とは思えない程の衝撃を受けた。
命の尊さを学び、悲惨な戦争は決して繰り返してはならないと強く感じた。
今日の平和の反面、特攻隊員の犠牲も忘れてはならない。

周囲の人が「行くべき」と言うのも強く納得できた。
写真や映像ではなく、自身の体験として鹿児島に行く機会があれば時間作ってでも立ち寄るべきだと思う。

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