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52ヘルツのクジラたちを読んで

心が苦しくもなるし、温かくもなった。
最初から最後まであっという間だった。話に引き込まれたし、それでそれで??と続きが気になってしまう。
虐待をテーマにしている作品は本当に心が痛い。母親が悪いという単純な問題ではないし、出会う人次第で、環境次第で人間は簡単に変われてしまう。
「魂の番」が人にはいるって言葉。私にもいるかなあ。私は貴方だといいなあと心から思う。
「愛を注ぎ注がれるようなたったひとりの魂の番のようなひと」貴方であってほしいと心から願うけど、もし違うとしても、そう思っていいよな。貴方にとっての魂の番も私であってほしいと願うけど、違うのなら違うでいい。本当の魂の番に出会ってほしいなと思う。
1度目は声を聴いてもらい、2度目は声を聴く。私は聴いてもらってばっかりだったなと思った。貴方の声を聴くことはできていたのだろうか。聴けていなかったのなら、やはり私は魂の番ではないのかな。

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