21さいのなつやすみ

 仕事辞めてから、フレキシブルな生活になって、起きたことない時間に起きて、寝たことない時間に寝て、お金のこととか考えなくて、カボチャの天ぷら冷凍したり、味噌汁放置してさつまいも食べたり、ここは日本で、私は私で、ため息が秋の空で、下向けば蝉の殻があって、後部座席の犬は相変わらず笑ってるし、残業帰りの芋虫を思い出してみたり、そんな11時46分。やっぱりnoteは昼間に書くのが一番いいよね。夜書くとなんていうか、篭もりすぎる。念が。
 一周まわって健康生活になって、早寝早起きも慣れたもんって感じ。昨日なんて21時半には寝たし、6時前に起きた。結局、朝日も夕日も昼間の太陽も、全部光だから、違いなんてないんだよ。自分の中で勝手に決めているだけで、本当は全部1つのものに帰結する。海とかね。だから、目が覚めた時に時計見て5時半でびっくりしたりするんだね。
 今人生の夏休み期間だから、初めてケンタッキーの月見バーガー食べた。月見バーガーの半熟卵は偽物の卵って聞いて嬉しくなった、日常には簡単に偽物が潜める。私がいつか見た目と思考と発言と行動が全部完璧に私なアンドロイドになっても、言われるまでみんな気づかないんだよ。私が唯一の私でいられることは嬉しいけど怖い。いつだって、代わりのいる人間のままの方が楽なんだ。
 体よりも脳ばっかり消費するような生き方で、笑顔のおじさんに見つめられながら飲むウーロン茶、濡れた髪で首筋が冷えたりとか、なんか色々。私なんかの人生を面白がってくれる人がまだいてよかったな。人生は遠くから見たら喜劇、なんだよ
 牛乳の誕生日と同時にリリースされた大森靖子のアルバムは最高でずっと聞いていられる。全部が繋がってる。あ〜犬の隙間に手つっこみたいな。好きな人を嫌いになったり、やっぱり好き!って思って衝動的な行動を後悔したり、そんな日常の繰り返しが段々薄まってきてる。私でも大人になれるのかな、年齢だけどんどん大人になっていくけど、中身は伴わないままじゃない?
 21さいは夏休みが少し長かったな。実家に帰ったら、また、苦しい日々の始まりなのかな。どっちを後悔するんだろう。

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