そんなときは書店にどうぞ
瀬尾まいこ作品の大ファンであるわたし。
新刊が出れば発売日に手にしたい。
今回も仕事終わりに嬉々として書店に向かった。
瀬尾さんのあたたかいお人柄がよくわかるエッセイだ。面白くて一気に読み終えた。
声を出して笑ってしまうようなエピソードも満載で、まだお会いできたことはないけれど、ぐっと近づけた気がして嬉しかった。
ちょっぴりずれているけど憎めなくて愛おしい。
そんな人がひょこひょこと躍動することで、呆れられたりもしながらも周りの人たちを前へと導いていく。
そこが瀬尾作品の好きなところなのだが、それは瀬尾さんの見ている世界そのものなんだなぁとわかって、また憧れた。そんな眼差しをわたしも持ちたいなぁ。
そして書店員さん、書店への愛が語られるこの本を読めばもっと「本」を愛する人たちのことを好きになり、書店へ行きたくてうずうずしだす。
そもそも、わたしに瀬尾作品を読むきっかけを作ってくれたのは上白石萌音ちゃんだ。
おすすめしているのを偶然目にして手に取ってみたら、その優しくてクスッとする世界観の虜になった。
本書では瀬尾さんの手にかかり、萌音ちゃんのお人柄も存分に描かれている。
素敵な人のところには素敵な人が集うとはこういうことなんだなぁと思わされる。
いつもあたたかい気持ちをもたらしてくれる萌音ちゃん、瀬尾さんには感謝しかない。お二人に関しては本当に純粋なファンである。
そして夜明けのすべてで萌音ちゃんと共演している松村北斗。
彼についても瀬尾さんの目線で観察(観察⁉︎)されている。これがまたたまらない。
日頃SixTONESのファンとして彼を見ているわたしだが、改めて人としての魅力を知ってなんだかじーんときてしまった。
そんな二人の共通点が読書家ということもなんだかまた素敵である。
あたたかい世界が、本を通して広がっていくといいなぁ。