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深夜の2時間DTM MN2h250208(片想い)
お題を見て思いついたフレーズを書く。
断片から展開。流れに従って書く。
今回はワンコーラス分、一気に書き上げてしまった。
のだが、ずいぶんとポップなメロディになってしまった。果たしてこれは「片想い」なのだろうか。
「片想い」だからこそ、自分に都合よく楽しく妄想空想をしているのだと解釈。さすが天才。芸術とは解釈である。
楽器編成はピアノトリオに決定。もうこれで。
メロディに対してピアノの左手を付けていく。白玉でシンプルに。ところどころメロのリズムに合わせて譜割に変化をつけてみるが、イマイチしっくりこないので一旦戻す。また後で考える。
ウッドベース登場。ピアノの左手に合わせて音を載せていく。Aメロは2ビート、Bメロから4ビートウォーキング。
先ほどピアノの左手に任せようとして任せなかった譜割とリズム変化をベースで行う。こっちの方が良さそうだ。
ピアノとベースで音がぶつかるところを交通整理。しかしこの二つ、ジャズでは鉄板の組み合わせとはいえ、低音が干渉することが多い気がする。エレベの方が相性はいいのだろうか。
ドラム投入。Aメロはハイハットで2ビートを刻み、Bメロからライドで4ビート。ところどころフィルを入れてスネアロールを入れて完了。これでも元凡才ドラマーだったので、ドラムパターンを作るのは得意。
こうしてピアノトリオジャズナンバーが完成したところで、更に手を入れる。
ところどころ半音ずらして、不自然なアウトフレーズを作る。ベースの音もずらして、ピアノとの干渉を敢えて起こす。
一聴したところはポップでキャッチーなメロディだが、ところどころの音を外して不穏な雰囲気を忍ばせることにより、片想いの高揚と不安の二面性を表現しようという、天才的な発想。まさに天才。
そして不安を抱えたポップなメロディーが行き着く先は。
それは聴いて確認していただきたい。
今回のハリガネジェントルは「片想い」ということで「肩重い」ということで。
こうしてまたひとつ名曲が誕生した。